老け見えをカバーし洗練度がアップする、大人のリップの塗り方をまとめた記事です。定番の赤リップやベージュリップの塗り方から、旬のこっくり発色するリップの塗り方、縦じわをカバーしたり、輪郭を補正して若見えを叶える塗り方のコツなど、大人のリップメイクを洗練させるテクニックをお届けします。

【目次】

浮かない・厚化粧に見えない赤リップの塗り方


大人の赤リップの塗り方

大人はスティックでもリキッドでも、直塗りではなくブラシで塗るとよいでしょう。なぜなら加齢とともに唇の色素が後退し、上唇が薄くなる、左右の厚みが変わってくる、口角が下がって見える、というときにも失われた輪郭の修正が簡単だからです。

リップブラシにリップをとる量は「たっぷり」が基本。下唇の中心から外に押し広げるように塗ってから、輪郭を整えます。輪郭から塗り始めると、端にリップがたまり品のない口元になるので要注意です。

上唇は、下唇と同様に唇全体に塗ってから輪郭を描きます。このときに口角にブラシを差し込んで端まできちっと塗ることで「口角上げ」効果が生まれます。

キリッと引き上がった口元を作るリキッドリップの塗り方プロセス

1:リップベースを塗る
リップベースで縦ジワを埋めるように縦塗りする。
リップベースで縦ジワを埋めるように縦塗りする。

まず、リップベースを塗ります。左右に滑らせて塗るとシワの溝が埋まりにくいため、縦ジワの凹みを埋めるように溝に沿って「縦塗り」します。

2:リップを下唇の中央にのせる
下唇の中央にのせてから上唇に移してのばす。
下唇の中央にのせてから上唇に移してのばす。

リップは初めに、下唇の中央にのせます。それから「んーっ」として上唇に移してのばします。さらに下唇全体を塗ってから、上唇をアバウトに塗っていきます。

3:上唇全体を塗り輪郭を補正する
上唇の山は鋭角的でなく丸みのあるなだらかな山に。
上唇の山は鋭角的でなく丸みのあるなだらかな山に。

上唇全体を塗ったあとに輪郭を補正します。上唇の山は色素が後退して曖昧になっているので、鋭角的ではなく、丸みのあるなだらかな山で立体感を強調しましょう。

4:1mmはみ出しふっくら感をプラスする
上唇の口角から山にかけて1mmはみ出しふっくら感を
上唇の口角から山にかけて1mmはみ出しふっくら感を

上唇の口角から山にかけては、1mmはみ出しふっくら感をプラス。唇がやせてしまった貧相な唇をふくよかに見せるワザです。これをするのとしないのとでは、見た目印象の若々しさに差が出ます。

「ゴールド系グロス」で色浮き防止

ゴールド系グロスを唇の中央のみに塗ると、ふっくら感を演出できる
ゴールド系グロスを唇の中央のみに塗ると、ふっくら感を演出できる

ゴールドの輝きは肌なじみをよくし、艶もプラスしてくれるため、レイヤリング発想のゴールド系リップグロスが1本あると便利です。赤リップに挑戦したくても、浮いて見えそうなのが気になる……というときに、重ねてみるとよいでしょう。

上下の唇の中央にのせるだけで、赤リップの色浮きを抑えるだけでなく、光の効果で薄い唇がふっくらボリュームアップして、口角上げの錯覚効果も。さらに、ラグジュアリーな輝きが若さや生命感を印象づけ、夕方の疲れた印象を一気に吹き飛ばしてくれるメリットもあります。

ただし大粒ラメのタイプは唇の縦ジワを目立たせ、下品に映るので避けたいもの。ギラギラしすぎず、品のいい艶を与える、超微粒子のゴールドラメのものがお勧めです。

浮かない・落ちない・厚化粧にならない!流行の赤リップやチークを使いこなすコツ

老けて見えないベージュリップの塗り方


大人のベージュリップの塗り方

年齢を重ねると、口角が下がる、唇の色素が後退して上唇が薄くなる、左右の厚みが違ってくるなど、形が変わってきます。それなのに、地の唇にベージュ口紅を塗るだけでは老け唇のまま。

サポートアイテムも活用し、口角はキリッと引き上げ、唇はふっくらと立体的に見せる塗り方をマスターしましょう。

まず下がり口角の原因、口角下のたるみの影をコンシーラーで消すことから始めます。動きの激しい口元には、ゆるめのものよりも、やや硬めでフィット感が高い、薄づきタイプが適任。

次にリップペンシルで輪郭補整を。ただし、地の唇の輪郭どおりに描くのではやせた唇を強調するだけで、若返り効果が得られません。後退して消えた唇の赤みを修復するように、ふっくら描き足すことも欠かせないひと手間です。

このように、若々しい口元に仕上げる土台を整えてから、ベージュ口紅をリップブラシで塗っていきます。

最近の口紅は質感が向上しているから直塗りでもキレイだし、わざわざブラシで塗るのは面倒、と思っている人も多いと思いますが、シワの溝にしっかりと塗り込めて凹凸をカバーできるし、色落ちもしにくくなります。

また直塗りだと口角の際までしっかりと塗れないこともあり、肌色に近い色だからこそ、雑でぼやけた印象になりかねません。手早く完璧に美しく仕上げるならば、ブラシ塗りを習慣にしましょう。

口角も引き上がって見えるベージュ口紅の塗り方プロセス

1:口角下のくすみを消す
コンシーラーをブラシにとり、口角の下にのせると、くすみが消えて明るさが。錯覚効果で口角が引き上がって見える。
コンシーラーをブラシにとり、口角の下にのせると、くすみが消えて明るさが。錯覚効果で口角が引き上がって見える。
塗布したあと、白浮きして悪目立ちしないように、指でサッとなでるようになじませる。
塗布したあと、白浮きして悪目立ちしないように、指でサッとなでるようになじませる。
2:上唇はオーバー気味に
リップライナーで、口角から唇の山は1~2mmほどはみ出すように描く。加齢で薄くなった上唇の形をふっくら見せる。
リップライナーで、口角から唇の山は1~2mmほどはみ出すように描く。加齢で薄くなった上唇の形をふっくら見せる。
下唇のエッジを強調するとふっくら見えるので、ペンシルは下から当てるといい。
下唇のエッジを強調するとふっくら見えるので、ペンシルは下から当てるといい。
3:中央から塗り広げる
下唇の中央にのせて、左右にブラシを動かしながら輪郭へと広げていくと、輪郭にたまることなくキレイに仕上がる。
上唇も同様に、中央から外に向かって塗り広げてから輪郭を描く。ブラシに十分に含ませることでムラづきを防止。シワも目立たない。
下唇の中央にのせて、左右にブラシを動かしながら輪郭へと広げていくと、輪郭にたまることなくキレイに仕上がる。 上唇も同様に、中央から外に向かって塗り広げてから輪郭を描く。ブラシに十分に含ませることでムラづきを防止。シワも目立たない。
4:口角まで塗り、引き締める
口角まできっちりと塗らないと引き上がって見えない。色がたまらないように、ブラシに残った口紅で塗るので十分。
口角まできっちりと塗らないと引き上がって見えない。色がたまらないように、ブラシに残った口紅で塗るので十分。
下唇の中央のみ、口紅を塗り重ねるとシワ消し&艶効果が生まれふっくら感がアップ。
下唇の中央のみ、口紅を塗り重ねるとシワ消し&艶効果が生まれふっくら感がアップ。

口角が引き上がって見える!ベージュ口紅の正しい塗り方4ステップ

トレンドのこっくり系リップの塗り方


唇をさするように塗る「さすさす塗り」で失敗なし

「唇の上でとろけるタイプや、レッドやブラウンなどしっかり発色するタイプの『こっくり系』のリップが人気続行中ですが、塗るのが難しいという声をよく聞きます。

みなさん、リップを塗るときはスティックの面を使って塗っていると思いますが、こっくりリップの場合、その塗り方でははみ出しやつきすぎの原因になります。

ぜひスティックの角を使って、唇をかるくさするように塗ってみてください。『さすさす塗り』なら、テクニックなしで、こっくりリップをきれいに塗ることができるはずです」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)

こっくりリップの塗り方プロセス

1:コンシーラーで唇の色を抑える
コンシーラーは軽くポンと置くようにのせる。厚塗りはNG。
コンシーラーは軽くポンと置くようにのせる。厚塗りはNG。
コンシーラーを指で叩き込んで広げ、なじませる。ほんのり赤みを抑える程度にとどめて。赤みを抑えておくことで、リップの塗りすぎを防止。
コンシーラーを指で叩き込んで広げ、なじませる。ほんのり赤みを抑える程度にとどめて。赤みを抑えておくことで、リップの塗りすぎを防止。

コンシーラーを唇にポンポンとのせる。指で叩き込んでなじまて、もとの唇の赤みを抑えます。唇の色が薄い人はこちらのプロセスを飛ばしてOK。

2:唇をさするようにリップを塗る
リップと唇が触れる程度に軽いタッチで。
リップと唇が触れる程度に軽いタッチで。

リップの角を使って、唇を軽くさするように外側から順に少しずつ色をのせていきます。

3:リップをなじませる
色がはみ出ないように「んー」はやや浅めに。
色がはみ出ないように「んー」はやや浅めに。
輪郭をぼかすことで自然なグラデーションが生まれ、表情に柔らかさと抜け感が加わる。
輪郭をぼかすことで自然なグラデーションが生まれ、表情に柔らかさと抜け感が加わる。

「んー、パッ」のあと、綿棒で輪郭をぼかして塗ったカラーをなじませることで、仕上がりのこなれた感が一層アップします。

旬のこっくりリップを綺麗に仕上げる、長井かおり流「さすさす塗り」とは?

仕上がりが洗練する輪郭補正テク


口角と山を立たせて健康的な若見えリップに

アラフォー女性の口元の悩みをリサーチしてみたところ、ほうれい線が目立つ、血色が悪い、口角が下がり気味、縦ジワがクッキリ…といった悩みが多いよう。そんな悩みを吹き飛ばすメイクテクニックをマスターしましょう。

健康的な若見えリップの塗り方プロセス

1:コンシーラーで色素が溜まりがちな部分を補正
コンシーラーで色素が溜まりがちな部分を補正。*画像内の商品は販売終了
コンシーラーで色素が溜まりがちな部分を補正。*画像内の商品は販売終了

唇の色が濁りやすい口角、下唇の下、上唇の山をコンシーラーで補正します。このひと手間でリップの発色が綺麗になります。

コンシーラーは肌よりも明るいものを選ぶこと。唇は皮膚が薄いため、厚塗りになりにくい薄づきタイプがオススメです。

2:リップライナーで唇全体に塗りつぶす
リップライナーで唇全体に塗りつぶす。
リップライナーで唇全体に塗りつぶす。

まずはリップライナーで唇全体を塗りつぶします。後で輪郭を描くため、はみ出しなどは気にせず豪快に塗って。塗りつぶす前にリップクリームを塗っておくと、滑りがよく、スルスルと塗ることができます。

3:輪郭をオーバー気味に描く
輪郭をオーバー気味に描く。
輪郭をオーバー気味に描く。

リップライナーで、実際の唇よりもオーバー目に輪郭を描く。下唇は厚みのあるぽってりとした印象に、上唇の口角は少し上げるように描くと、ほうれい線や口角の下がりをカバーすることができます。唇の山は尖らせるように、ややシャープに描くのがポイントです。

4:唇全体にリップを塗る
唇全体にリップを塗る。
唇全体にリップを塗る。

輪郭からはみ出さないように注意しながら、リップをブラシで唇全体に塗ります。少しくすんだ赤みの強い色を選ぶと、若すぎず、老けても見えない絶妙な仕上がりに。

完成
完成

若見えリップの条件は血色がよく、キュッと口角が上がっていること。リップ1本ですませているなら、今すぐプロセスを見直しましょう。ぼやけがちな輪郭をライナーでしっかりと描いて、存在感のある口元に。ジューシーな唇に視線が集中するので、ほうれい線は目立ちません!

40代の肌悩みをカバーする春の軽やかメイク【リップメイク編】

寂しげな印象を与えてしまう「下がり口角」を解消

年齢とともに口周りが寂しく見えてくることがあります。そう見えてしまういちばんの要因は口角が下がって見えること。

いちばんのポイントは下唇の口角部分にできる影を消すことです。この影をコンシーラーで消し、口角が下がって見える原因をまず解消します。

次に、下唇の口角部分をきっちりラインどりしないことが重要です。ラインをとってしまうと、下がっているのをより強調してしまうので避けましょう。

リップラインは、上唇を全体的にふっくらめに描き、下唇は中央のみに引いて、上下唇でハートの形になるように描いてみてください。下がり口角の寂しい印象からふっくらとした若々しい雰囲気に一気にアップグレードされるはずです!

「下がり口角」を解消する塗り方プロセス

1:唇の口角にコンシーラーを引く
やわらかいクリーム状のトーンアップコンシーラーを使います。
やわらかいクリーム状のトーンアップコンシーラーを使います。

コンシーラーを使って、口角を「く」の字に囲むようにラインを引きましょう。下唇の口角をやや長めに引いておくのがコツ。口角の存在感をくっきりと出しつつ、口角下の影をしっかり消し去るのが目的です。

2:コンシーラーを指でしっかりなじませる
リップライナーを塗る前に。
リップライナーを塗る前に。

1で引いたラインを指でリップラインに沿ってなじませていきます。口元はよく動く部分なので、しっかりなじませておくのがキレイに仕上げるポイントです。指だけで心配な人はスポンジでさらになじませてください。

3:上唇+下唇中央にリップラインを引く
なじみやすいベージュピンクのリップライナーがおすすめ。
なじみやすいベージュピンクのリップライナーがおすすめ。

唇の色になじみやすい、ベージュピンクのリップライナーで上唇のラインをとりましょう。上唇にボリュームを出したい人はふっくらめに。下唇は中央のみぷっくりと引きます。口角下は引かず、口紅で全体に直塗りをしてください。

老けて見える「下がり口角」を解消!口角をキュッと見せるメイクのコツ


※商品の価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
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