【目次】
「スティックタイプ」リップの塗り方【2選】
【1】初心者でも簡単!「こっくりリップ」の塗り方

■唇をさするように塗る「さすさす塗り」で失敗なし
「唇の上でとろけるタイプや、レッドやブラウンなどしっかり発色するタイプの『こっくり系』のリップが人気続行中ですが、塗るのが難しいという声をよく聞きます。みなさん、リップを塗るときはスティックの面を使って塗っていると思いますが、こっくりリップの場合、その塗り方でははみ出しやつきすぎの原因になります。ぜひスティックの角を使って、唇をかるくさするように塗ってみてください。『さすさす塗り』なら、テクニックなしで、こっくりリップをきれいに塗ることができるはずです」(長井さん)。
<STEP.1>コンシーラーで唇の色を抑える
・コンシーラーを唇にポンポンとのせます。
・指で叩き込んでなじまて、もとの唇の赤みを抑えます。
・唇の色が薄い人はこちらのプロセスを飛ばしてOK。


<STEP.2>唇をさするようにリップを塗る
・リップの角を使って、唇を軽くさするように外側から順に少しずつ色をのせていきます。

<STEP.3>リップをなじませる
・「んー、パッ」のあと、綿棒で輪郭をぼかして塗ったカラーをなじませることで、仕上がりのこなれた感が一層アップします。


旬のこっくりリップを綺麗に仕上げる、長井かおり流「さすさす塗り」とは?
【2】ナチュラルな「赤リップ」の塗り方
■「ラフ塗り」で肌を綺麗に見せる
悲しいかな、年を重ねるごとに肌はくすみ、フェースラインも崩れてきます。そんなときに助けてくれるのが赤リップ。なかでも茶色みを帯びたブラウンレッドのリップは、ひと塗りで、鮮やかに発色して、肌をパッと明るく華やかに見せてくれます。赤といえば、パーティやイベントなど、「キメ色」のイメージがあるけれど、大人はあえてカジュアルに、デイリーに使うのがおすすめです。ラフに塗ることで、いかにも塗っています、という感じにならず、むしろ「肌きれい」「女らしく見える」と言われること間違いなし。
まだチャレンジしていない人は、自分の肌で「赤の効果」を確かめて!
<STEP.1>リップは直塗りで。山を取ってから、唇全体を塗っていく
・流行のブラウンレッドをつけているのに、老けて見えるのは、唇の形がはっきり出てしまっているから。
・赤リップを塗るときは、ブラシやリップペンシルなどは使わずに直塗りで。
・そのとき、上唇の山がつぶれてしまうと、唇がぼやけてしまうので、山はしっかり取りましょう。
・山を取ったら、あとはリップをするすると滑らせて、唇全体を塗っていきます。

<STEP.2>上下唇を「うんぱっ」と合わせて、色をなじませる
・唇全体に色はのせたいけれど、色が均一になりすぎるのも老けて見えてしまう原因です。
・リップは何度も重ね塗りせず、上下唇を合わせて、軽くなじませるだけでOK。

<STEP.3>綿棒をくるくる回しながら、輪郭をぼかす
・唇の輪郭を綿棒でぼかします。
・唇と肌の境目を曖昧にすることで、多少ガタついても自然な印象に仕上がります。
・赤リップを塗ってみて、派手だな、合わないな、と思ったら、輪郭をぼかしてみると、印象がやわらかなります。

<STEP.4>最後に下唇の中央にリップを重ねて、立体感アップ!

くすみが目立ち始めた40代、「赤リップ」さえあれば、顔立ちまで華やかに!
「リキッドタイプ」リップの塗り方

■「グラデーション塗り」でこなれた色気をもたらして
「ブラシやチップを使って、きっちり色をのせている方が多いと思いますが、こなれた色気やこなれた感を出すには不向きです。鍵になるのがラフさのある仕上がり。アイシャドウを指でのせたり、リップの仕上げに輪郭をにじませたり…。計算されたアバウトさこそが、洗練や大人の余裕を生み、こなれた感のある色気をもたらしてくれるポイントに」(長井さん)
<STEP.1>リップを輪郭より内側にオン
・リップは唇にのせる前に、余分な液を一度ティッシュオフ。輪郭より2㎜ほど内側にアバウトに塗ります。


<STEP.2>リップの輪郭をにじませる
・「んー、パッ」で唇にリップをなじませたあと、綿棒で輪郭をぼかします。
・きっちり輪郭をとってしまうと、コンサバ感が出てしまうので注意。


「リップブラシ」を使ったリップの塗り方
■美しい唇に仕上げるなら「ブラシ塗り」を習慣に
最近の口紅は質感が向上しているから直塗りでもキレイだし、わざわざブラシで塗るのは面倒、と思っている人も多いと思いますが、シワの溝にしっかりと塗り込めて凹凸をカバーできるし、色落ちもしにくくなります。
また直塗りだと口角の際までしっかりと塗れないこともあり、肌色に近い色だからこそ、雑でぼやけた印象になりかねません。手早く完璧に美しく仕上げるならば、ブラシ塗りを習慣にしましょう。
<STEP.1>口角下のくすみを消す


<STEP.2>上唇はオーバー気味に


<STEP.3>中央から塗り広げる

<STEP.4>口角まで塗り、引き締める


口角が引き上がって見える!ベージュ口紅の正しい塗り方4ステップ
「リップライナー」を使ったリップの塗り方
■口角の下がりが気になったら「リップライナー」で輪郭補整を
年齢とともに口周りが寂しく見えてくることがあります。そう見えてしまういちばんの要因は口角が下がって見えること。いちばんのポイントは下唇の口角部分にできる影を消すことです。この影をコンシーラーで消し、口角が下がって見える原因をまず解消します。次に、下唇の口角部分をきっちりラインどりしないことが重要です。ラインをとってしまうと、下がっているのをより強調してしまうので避けましょう。リップラインは、上唇を全体的にふっくらめに描き、下唇は中央のみに引いて、上下唇でハートの形になるように描いてみてください。下がり口角の寂しい印象からふっくらとした若々しい雰囲気に一気にアップグレードされるはずです!
<STEP.1>唇の口角にコンシーラーを引く
・コンシーラーを使って、口角を「く」の字に囲むようにラインを引きましょう。
・下唇の口角をやや長めに引いておくのがコツ。口角の存在感をくっきりと出しつつ、口角下の影をしっかり消し去るのが目的です。

<STEP.2>コンシーラーを指でしっかりなじませる
・STEP.1で引いたラインを指でリップラインに沿ってなじませていきます。
・口元はよく動く部分なので、しっかりなじませておくのがキレイに仕上げるポイントです。
・指だけで心配な人はスポンジでさらになじませてください。

<STEP.3>上唇+下唇中央にリップラインを引く
・唇の色になじみやすい、ベージュピンクのリップライナーで上唇のラインをとりましょう。
・上唇にボリュームを出したい人はふっくらめに。下唇は中央のみぷっくりと引きます。
・口角下は引かず、口紅で全体に直塗りをしてください。

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「マルチバーム」を使ったリップの塗り方
■「マルチユースコスメ」は指塗りルールが基本
ふっくらとした指の腹は、のばす、なじませる、ぼかすのに最適なツール。濃淡が自在に調節できるし、のせたいところに的確におけるなどコントロールがしやすい。さらに指の温度を利用してピターッと肌と密着&一体化させるのは得意中の得意。使用するのは力が入りにくい薬指。トントンとたたきながら広げたり、スッスッと色をのせたり…。これが基本の指使いです。
<STEP.1>薬指にバームをとり、まずは下唇の中心にのせる。次にトントンと軽くたたきながら下唇全体に塗り広げていく
<STEP.2>薬指の腹の上部は上唇の山にフィットさせ、輪郭に沿って左右に動かしなじませる
ブラシやチップと違い、指塗りだとエッジがきつくならず、ふんわりと丸みをもたせられるから、力が抜けたようなリラックス&エレガントな仕上がり。塗る場所は複数だけれど、使う色は目元1色、頬と唇で1色。だから、軽快で洗練されたワントーンの印象に。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部