手をかけたほうが美しく仕上がったり、効果が上がったりすることは周知の事実ですが、なかなか続かない、面倒に感じてしまう…という人のほうが実際には多いよう。

でも、きちんと習慣化して行っていると、日々の積み重ねで、肌の見え方は大きく変わっていきます。この機会に、ちょっとした「ひと手間」をいつものルーティンにプラスしてみませんか?

今回は、美容ジャーナリストの近藤須雅子さんが追求した「たるみ返上」のひと手間をご紹介します。

近藤 須雅子さん
美容ジャーナリスト
(こんどう すがこ)『Precious』でもおなじみの美容賢者のひとり。数多くのコスメを自らの肌で試してきた審美眼の持ち主。ひと手間かける重要性を力説。

 美容ジャーナリストが追求した「たるみ返上」のひと手間4選

「年月を経てたるんできた肌を瞬時に立て直すのは難しいけれど、ちょっとしたマッサージを毎日の習慣にしたり、メイクの小技を効かせたりすると、日々スッキリとした顔で過ごすことができますね」(近藤さん)

たるみ_1,アンチエイジング_1,アイクリーム_1,ファンデーション_1,ハイライト_1
【ひと手間1】パルファン・クリスチャン・ディオール プレステージ ローズ キャビア マスク 75ml ¥42,000、【ひと手間2】ラ・プレリー イルミネーティング アイエクストラ オーディネア 20ml ¥60,900、【ひと手間3】今までにない軽さなのに、カバー力は抜群。シュウ ウエムラ アンリミテッド ファンデーション スティック SPF21・PA++564(上)・544(下) 各¥5,400、【ひと手間4】白浮きせず、透明感を演出する優秀パウダー。NARS ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N ¥5,000

【ひと手間1】エイジングケアマスクを塗ってマッサージをプラス

「エイジングケアのマスクはそれだけでも効果がありますが、そこにひと手間としてマッサージをプラスすると、頬のラインが格段にスッキリ。朝のメイク前に行うのがベスト。余裕があれば、シートマスクでクールダウンも」(近藤さん)

たるみ_2,アンチエイジング_2
マスクを塗ってから、中央の三指の腹を使い、口角から目尻まで持ち上げるようにクルクルする。次に目の周りを目頭から目尻を通ってくるっと回り、眉頭の下から目頭の方向へところどころ指圧。口角から耳の下までのエリアもコリをほぐすつもりで4か所指圧してマスクが浸透しきったら終了。

【ひと手間2】ひんやりツールで目元をスッキリ&パッチリ!

「目元のたるみやむくみは、今すぐなんとかしたくてもアイクリームを塗るだけでは難しいので、ツールの力を借りて。『ラ・プレリー』の付属ツールはひんやり感触で、目の周りをマッサージすると血流がよくなり、スッキリしつつ、目がパッチリ開きますよ」

たるみ_3,アンチエイジング_3
アイクリームを塗り、付属のツールで1目頭下から目尻、眉尻の上を通って眉頭の上まで。2眉頭の下から目尻を通り眉頭の下へ。3眉頭の下を押し下げ、眉頭の上を押し上げる。4眉山の手前から眉尻へ流す。

【ひと手間3】ファンデーションの2色使いで顔をキュッと引き締める

「肌に合った色のファンデーションと2段くらいダークな色のファンデーションの2色使いをすると、シェーディングほど難しくなく、だれでも簡単に立体感のあるスッキリした顔に仕上がります。スティック型だと塗りやすくてオススメ」

たるみ_4,アンチエイジング_4
顔の中央(額、頬、こめかみ、あご)に肌に合った色のファンデーションでラインを引く。フェースライン側に2段くらいダークな色のファンデーションでラインを引き、最後にスポンジなどでぼかす。2色の境目はよくなじませて。

【ひと手間4】眉上ハイライトで顔重心を引き上げる!

「年齢とともに眉毛の上の部分がこけてくることが。その部分にハイライトを入れるひと手間を行うと、光でハリ感を演出できるだけでなく、他人の目線が上がって、輪郭のもたつきやほうれい線なども目立たなくなる相乗効果も得られます」

たるみ_5,アンチエイジング_5
平筆のブラシにハイライトのパウダーをとり、ブラシを横にして、細めの線状に眉毛の上にハイライトを入れていく。眉頭から眉山の先くらいまでを目安に入れてみて。

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いかがでしたでしょうか? 次回は、美容ジャーナリスト柳田美由紀さんが実践している「くすみ一蹴」のひと手間をご紹介します。お楽しみに!

※掲載した商品はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
鈴木 宏(人物)、宗髙聡子(静物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
EDIT&WRITING :
長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)