【目次】
- ■高級さくらんぼはギフトにおすすめ
- ■【高級さくらんぼの選び方1】旬の食べ頃を選ぶ
- ■【高級さくらんぼの選び方2】詰め方にこだわる
- ■【高級さくらんぼの選び方3】サイズや等級で選ぶ
- ■高級さくらんぼと言えば!「佐藤錦」のおすすめギフト
- ■お取り寄せできる高級さくらんぼ「月山錦(がっさんにしき)」のおすすめギフト
- ■通販可能な高級さくらんぼ「紅秀峰(べにしゅうほう)」のおすすめギフト
- ■高級さくらんぼ「紅さやか」のおすすめギフト
- ■高級さくらんぼ「レーニア(レイニア)チェリー」のおすすめギフト
- 高級さくらんぼは誰もが笑顔になるギフト
6月から旬を迎えるさくらんぼは、今や高級フルーツの代名詞。そんな高級さくらんぼをギフトに贈ると、受け取った相手にも喜んでもらえること間違いありません。
そこで本記事では、ギフトに最適な高品質さくらんぼの選び方を解説。また、佐藤錦、紅ゆたか、月山錦、紅秀峰、紅さやか、レーニアチェリーといった品種別のおすすめギフトをご紹介します。
■高級さくらんぼはギフトにおすすめ
見た目がかわいらしく、食べやすいのが魅力のさくらんぼ。栽培地域も限られており、生産量が少ないため、高級果実であることから「赤い宝石」とも呼ばれます。さくらんぼの旬は6月あたりから。そのため、お中元や夏のギフトに適しています。次項から、高級さくらんぼの選び方や、ギフトにぴったりの品種別のおすすめをご紹介していきましょう。
■【高級さくらんぼの選び方1】旬の食べ頃を選ぶ
さくらんぼには、品種によって食べ頃が異なり、「早生種(わせしゅ)」、「中生種」、「晩生種」の3つの時期があります。ギフトで贈る際には、品種の旬の時期から選んだり、贈る時期から品種を選ぶとよいでしょう。
6月上旬~中旬までに贈るギフトには「早生種(わせしゅ)」を
早生種とは、5月下旬~6月上旬、中旬までに食べ頃を迎える品種のことです。その品種には、
・紅さやか
・紅ゆたか
・豊錦
・瑞光
・高砂
・正光錦
・香夏錦
などがあります。
6月上旬から中旬までにギフトとして贈る際には、早生種から選ぶのがおすすめです。ただし、さくらんぼの旬の初めに出回ることから、高値になる傾向があります。
6月中旬から6月下旬に贈るギフトには「中生種」を
中生種は、6月中旬から6月下旬に旬を迎えます。中生種の品種は、
・佐藤錦
・紅きらり
・旭光
・蔵王錦
などです。中生種が出回る時期になると、販売される品種数もぐっと増えます。
7月以降に贈るギフトには「晩生種」を
7月以降に食べごろを迎えるのが晩生種です。この時期であれば、お中元としての贈答用に最適です。品種には、
・紅秀峰
・南陽
・ナポレオン
・紅てまり
・陽光
・大将錦
などがあります。
■【高級さくらんぼの選び方2】詰め方にこだわる
高級さくらんぼを贈るなら、箱の詰め方にもこだわりましょう。どんな詰め方があるのか、ご紹介していきます。
ギフトには「鏡詰め」や「手詰め」を
ギフト用におすすめなのは「鏡詰め」や「手詰め」と謳われているものです。
鏡詰め
「鏡詰め」とは、さくらんぼの果実の大きさ、形、色をきれいに揃え、化粧箱や桐箱の中に一粒ずつ手詰めすることです。この鏡詰めには、質が高いさくらんぼが選び抜かれてていること、そして熟練の技が必要となることから、ほかの詰め方に比べて高価となります。よって、特別な方への贈り物に適しています。
手詰め
「手詰め」は、さくらんぼの大きさを揃え、軸の部分を下にしてきれいにパックに並べられます。別の名を「石垣詰め」、「パック詰め」ともいいます。こちらも職人の手によって詰められているので見た目が美しく、贈答用におすすめです。
自分へのプレゼントには「バラ詰め」を
「バラ詰め」には2種類あります。さくらんぼを紙の箱に直接詰める方法と、プラスチックパックにバラバラに詰める方法です。バラ詰めといっても、無造作に入れているわけではなく、配送中にさくらんぼが動いて傷つかないように、また、ケースに重量分がきちんと入るように詰められています。ご自宅用ならバラ詰めで十分。品質がしっかり維持されたさくらんぼを楽しむことができます。
■【高級さくらんぼの選び方3】サイズや等級で選ぶ
高級さくらんぼは、果実のサイズ、等級の基準が設けられており、その基準によって価格が変わります。基準は都道府県によって異なるのですが、ここではさくらんぼの生産量1位の山形県を例に、サイズ、等級の基準をご紹介していきます。
ギフトには一粒が大きいものを
さくらんぼのサイズは、果実の直径のサイズが基準となります。
4Lサイズ:31mm以上
3Lサイズ:28mm以上
LLサイズ:25mm以上
Lサイズ:22mm以上
Mサイズ :19mm以上
サイズが小さいものは糖度が低いことがあります。Lサイズ以上のものを選ぶと、見栄えもよく、甘くておいしいさくらんぼを味わえます。
ギフトには等級が高いものを
さくらんぼの等級は、果実の着色面積や、形などの厳しい基準によって決められています。 着色面積では、色づいた割合をチェックされます。この割合は、品種によって異なるのだそうです。ここではギフトで人気のある品種、「佐藤錦」と「紅秀峰」の基準を見てみましょう。
佐藤錦
佐藤錦の場合、着色面積が50%以上が「(秀)」(まるしゅう)、60%以上が「秀」、70%以上が「特秀」となります。
紅秀峰
紅秀峰の場合は、着色面積が50%以上が「(秀)」(まるしゅう)、65%以上が「秀」、80%以上が「特秀」となります。
この着色面積のほかに、
・品種固有の色沢があるか
・品種特性を踏まえた形状であるか
・傷はないか
などがチェックされ、それらの評価を統合して「秀」「優」「良」のランクに分けられます。ランクに比例して価格は高くなりますが、贈答用なら「秀」を選ぶとよいでしょう。
■高級さくらんぼと言えば!「佐藤錦」のおすすめギフト
高級さくらんぼ「佐藤錦」は日本を代表する品種。「赤いルビー」や「さくらんぼの王様」と呼ばれて親しまれており、味・品質ともに人気ナンバー1のさくらんぼです。
佐藤錦の産地
佐藤錦の産地は、主に山形県です。そのほか、北海道、山梨県、秋田県、青森県などでもつくられています。
佐藤錦の特徴
佐藤錦の果実は、鮮やかな紅色で光沢があり、お尻部分が少し狭まった丸い形をしています。大きさは6g程度が一般的。ですが、10g以上の大玉もあり、こちらは価格が高めです。口に入れるとプチッと皮が弾け、濃い甘さとほのかな酸味が楽しめます。この甘酸のバランスの良さから、現存する品種の中で最高の味と称されています。旬の時期は6月中旬~下旬で、2週間くらいしかありません。また、収穫後は完熟しやすく、あまり日持ちしないため、とても希少なさくらんぼといえます。
「元祖 佐藤錦 ~極上~ 鏡詰め1kg桐箱入」(清川屋・山形県東根市)
佐藤錦発祥の農園「佐藤果樹園」の佐藤錦です。「元祖佐藤錦極上」は、樹上の最もよい品質のものだけが詰められています。「元祖」のプライドをかけた極上の一粒は、大切な方へのギフトにぴったりです。
「山形産 さくらんぼ 「佐藤錦」いずみ謹製 1kg 桐箱詰」(ひでちゃんファーム・山形県寒河江市)
真っ赤に色づいた“特選品”のさくらんぼ「佐藤錦」の大玉2Lサイズをさらに厳選し、ひと粒ひと粒丁寧に化粧箱に並べて詰められた逸品。まるで宝石箱のような見た目は特別な方へのご贈答用におすすめです。
■お取り寄せできる高級さくらんぼ「月山錦(がっさんにしき)」のおすすめギフト
「さくらんぼの女王」とも呼ばれる黄色いさくらんぼ「月山錦」。酸味はほとんどなく、糖度がとても高いことから、特に女性に人気のある品種です。
月山錦の産地
「月山」と名前についていることから、山形県生まれのさくさんぼと思われがちですが、月山錦が生まれたのは中国・大連です。のちに日本に持ち込まれ、山形県や福島県、北海道で生産されています。
月山錦の特徴
月山錦は希少価値の高いさくらんぼです。そのわけは、栽培が難しく、一本の木からの収穫量が極わずかなため。ですので一般のスーパーなどに並ぶことはなく、高級果実として百貨店や高級フルーツ店などでしか手に入れることができません。月山錦は、「黄色い」「大粒」「甘い」が3大特徴。1粒ほおばれば、口いっぱいに甘さが広がります。 収穫時期は6月下旬から7月上旬です。収穫時期が短いのも、希少性を高めている一因といえます。
「月山錦さくらんぼ バラ詰め約1kg」(浜中屋・山形)
一般にはなかなか流通することの少ない月山錦さくらんぼの中から、バイヤーが厳選し、高品質な物だけセレクト。「幻」の黄色いさくらんぼは、プレゼントやギフトで贈ると喜ばれること請け合いです。
■通販可能な高級さくらんぼ「紅秀峰(べにしゅうほう)」のおすすめギフト
紅秀峰は、さくらんぼらしい赤い果実で、大粒なのが魅力。また、ほかの品種と比べて日持ちが良いのも特徴のひとつで、流通にも長けており、お中元の贈答品としても人気があります。
紅秀峰の産地
山形県が紅秀峰の主な産地です。そのほか、山梨県、青森県、北海道などでもつくられています。
紅秀峰の特徴
果肉にしっかりした硬さがあり、大粒なのが特徴の紅秀峰。そのため、食べ応えのあるさくらんぼです。酸味が少なく、甘みが強く感じられます。「もっと大きく、食べ応えのあるさくらんぼが食べたい!」と感じていた方にぴったりのさくらんぼといえるでしょう。6月下旬~7月下旬が紅秀峰の収穫最盛期。出回るようになるのは7月からです。
「糖度24度 減農薬 山形 紅秀峰 さくらんぼ 1.2kg 600gパック×2 大粒2Lサイズ 手詰め化粧箱入」(はちまるはち・山形)
一般的なメロンやブドウよりも糖度が高い紅秀峰です。その糖度はなんと24度。濃厚な甘さがありながら、絶妙な酸味を持ち、一度食べたらほかのさくらんぼに戻れないほどのおいしさがあります。
■高級さくらんぼ「紅さやか」のおすすめギフト
紅さやかは「佐藤錦」と「セネカ」を交配した早生種のさくらんぼです。生食用さくらんぼのなかでは旬を迎えるのがいちばん早いため、さくらんぼの季節のはじまりを告げる品種といえます。
紅さやかの産地
紅さやかが生まれたのは、山形県立園芸試験場。そのこともあり、主な産地は山形県です。そのほか栽培されているのは、青森県や長野県、秋田県などでもつくられています。ただし、山形県がトップシェアを誇り、そのほかの県でつくられる量はわずかです。
紅さやかの特徴
紅さやかの特徴はなんといっても、愛らしいハートのような形と、果実の濃い赤色にあります。熟成が進むと、色は黒みを帯びた紫色になっていきます。また、果肉の色も赤いのがポイントです。 味は、「佐藤錦」より酸味が強め。ですが、適度な甘みがありバランスに優れています。また、果汁が多くジューシーな雰囲気も感じられます。 紅さやかの収穫時期は、6月上旬から下旬が一般的。よって、食べごろは6月いっぱいです。
「さくらんぼ 紅さやか 1kg」(物産展グルメ・山形)
根の張りがよい、コルト台木で生産された希少価値のプレミアムチェリー。このコルト台木により、糖度が高くなるのだそう。「極甘」の紅さやかを味わえます。
■高級さくらんぼ「レーニア(レイニア)チェリー」のおすすめギフト
海外の高級さくらんぼ品種といえば「レーニアチェリー」です。レイニアチェリーは生産量が少なく、出回り時期が短いことから「幻のさくらんぼ」とも呼ばれています。ここでは、主な産地や特徴などをご紹介していきます。
レーニア(レイニア)チェリーの産地
レーニアチェリーはアメリカのワシントン州が発祥の地。現在でもワシントン州で多く作られています。そのほか、カルフォルニア州やオレゴン州、チリでも栽培が盛んです。ちなみにチリは南半球にあるため、チリ産のレーニアチェリーは冬に出回ることもあります。
レーニア(レイニア)チェリーの特徴
アメリカンチェリーと聞いてイメージする色は濃い赤紫色ではないでしょうか。しかしレーニアチェリーは、国産のさくらんぼと似た色合いで、クリーム色をベースに、ほんのり赤く色付きます。また、果実の大きさがかなり大粒で肉厚なのも特徴的。大きいものなら、500円硬貨程度のものがあり、食べ応え十分です。
レーニアの魅力は、柔らかな果肉とクリーミーな甘さが強いことにあります。そのおいしさゆえ、1/3程度は収穫前に鳥に食べられてしまうのだそうです。また、レーニアが高級品種といわれるのには、収穫時期が大きく関わっています。というのも、レーニアはアメリカでも収穫時期が非常に短く、6月下旬頃から7月中旬まで。日本に輸入されたものが出回る時期も、7月初旬から中旬までと、ほんの数週間しかありません。そのため、貴重なさくらんぼといえるのです。
「ワシントン州産 特選レーニアチェリー[4kg入り化粧箱]」(大和の匠・アメリカ)
レイニアチェリーの本場といわれるワシントン州。そこにあるオービルフルーツ社のレイニアチェリーです。オービル社のレーニアチェリーはサクランボ農園の最先端技術ともいえるワイヤーシステム(樹枝が重なり合わないよう交互に整枝)を採用。そのため、果実一つ一つ均等に日光が当たり、、甘みと弾力が素晴らしいさくらんぼになっています。
高級さくらんぼは誰もが笑顔になるギフト
当記事では、高級さくらんぼの選び方、「佐藤錦」、「紅ゆたか」、「月山錦」、「紅秀峰」、「紅さやか」、「レーニアチェリー」といった5つの品種のおすすめギフトをご紹介しました。さくらんぼをおいしく味わえる時期は短く、それゆえにとても貴重なフルーツです。ギフトとして贈れば、その美しさ、おいしさから、きっと笑顔になることでしょう。 高級さくらんぼを大切な方への贈り物にしませんか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部