Instagramで人気のフードクリエイター・RYO UNOさんから毎回、シャンパンに合わせるとおいしくいただけるレシピを教わる連載「シャンパンごはん」。今回は、「ミディートマトのリピエーニ」です。

ミディートマトのリピエーニ
ミディートマトのリピエーニ

イタリアでは詰め物の料理をリピエーニといいますが、今回は食べやすくて前菜にぴったりなサイズのミディートマトを使ったリピエーニをご紹介します。

詰め物のチーズリゾットはスタンダードなもので、普段リゾットをつくる際にも参考にしてみてください。また、バジルソースはフードプロセッサーの仕様上、分量が多めのレシピとなっているので、パスタにしてみたり、肉に添えてソースにしてみたりアレンジしてみてください。

【材料】(8個分)

〔リピエーニ〕
ミディートマト 8個
米 50g
玉ねぎ 30g
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン 大さじ2
ブイヨン 300ml
パルミジャーノ・レッジャーノ 15g

〔バジルソース〕
バジルの葉 30g
ペコリーノ・ロマーノ 20g
くるみ 20g
ニンニク 5g
オリーブオイル 大さじ7
アンチョビ 1フィレ
塩 適宜

【つくり方】

(1)〔バジルソース〕バジルの葉、細かく削ったペコリーノ・ロマーノ、軽くローストしたくるみ、ニンニク、オリーブオイル、アンチョビをフードプロセッサーにかけて、塩で味を調節する。

(2)〔リピエーニ〕ミディートマトのヘタの部分に包丁を入れて蓋をつくり、残りの部分は中身をくり抜いたら、分量外の少量のオリーブオイルと一緒にフライパンで軽く火を通す。

つくり方(2)
つくり方(2)

(3)フライパンにオリーブオイルをひいて、米粒大にみじん切りにした玉ねぎを弱火でしんなりするまで炒めたら、米を入れて色が透き通るまで炒める。

つくり方(3)
つくり方(3)

(4)白ワインを加えて、中強火でアルコールを飛ばす。

(5)温めたブイヨンを3回に分けて加える。加えた直後はヘラなどで軽くかき混ぜる。煮立ったら触らずに、水分が少量になったらまたブイヨンを加える。以上を繰り返す(約15分)。米の硬さに注意する。

(6)フライパンを火からおろして、パルミジャーノ・レッジャーノを加えて混ぜる。

つくり方(6)
つくり方(6)

(7)リゾットをミディートマトに詰める。

(8)フライパンに分量外の少量のオリーブオイルをひいて、バジルソースを小さじ4ほど加えて、弱火にかけて香りを立たせる。

(9)〔盛り付け〕火にかけたバジルソースをひいてリピエーニを盛り付ける。

最後はオーブンを使って焼き上げてもおいしくいただけますが、フライパンで火力を調節しながら焼いた方が、程よくトマトの酸味が残るのでシャンパンには合いますよ。

この記事の執筆者
名店と言われる都内のピッツエリアでのアルバイトをきっかけに、料理にのめり込む。Instagram(@r.uno)へのレシピ投稿でワールドワイドに支持を集め、2016年より料理家として本格始動。趣味はサーフィン。
Instagram へのリンク
EDIT :
渋谷香菜子