たった数か月で、リモートワークが推奨され、オンラインでのコミュニケーションが主流となり、私たちの生活はガラリと変わりました。この流れで美容の常識も大きく変わりつつあります。
たとえばAIやオンラインの活用が定着化したり、マスクが顔の一部になったり…。重視すべきケアやメイクアップ術も新たな視点をもつ必要があるのではないでしょうか。
新しい選択を迫られている私たちに必要なのは、美容の新たな常識を知ること。そこで、今と未来の美しさのために知っておいてほしい、12の提言をまとめました。
今回は、野菜の栄養がダウンしている今学びたい、「進化型サプリ使い」をご紹介します。
教えてくれたのは…
健康づくりを賢く手軽に! 野菜の栄養がダウンしている今…。進化型サプリ使いを学ぶ
1. 食事で十分な栄養素を摂るのは、もはや不可能
美肌効果でトクホ認定を受けたサプリも登場し、スキンケアと同時にインナーケアはニュースタンダードに。
自らサプリの開発を手がける貴子先生も、「美肌のためには野菜をたっぷりとって、といわれますが、現在の温室栽培だったり口当たりをよくするため品種改良された野菜はビタミンなどの含有量が激減しています。
たとえばほうれん草のビタミンCや鉄分の含有量は、1950年のほぼ5分の1。栄養補給は正しい食生活が基本ですが、食事でとりきれないぶんはサプリで補うのが合理的です」
2. まずは免疫と健康の要「腸内環境」を整える
すでに毎日、手のひらいっぱいのサプリをとっている方も多いようですが、「腸内環境が整っていることが大前提。便秘だったり胃腸の状態が悪いと、いくらサプリをとっても吸収できずむだになってしまいます」と貴子先生。
それどころか、サプリのがぶ飲みは、むしろ負担になることもあるようです。「便通が乱れているようなら、まず発酵食品などを積極的にとって、整えましょう。野菜不足なら、食物繊維のサプリもおすすめです。血糖値が急激に上がるのを抑え、ダイエットのサポートとしても効果が期待できますよ」
3. ビタミンCとBに鉄と亜鉛、この4大栄養素を優先して
美肌のためなら、ヒアルロン酸やコラーゲンを内側から補給してプルプル肌に、と考えがちですが、まずとるべきは鉄分や亜鉛などのミネラル類。
「どちらも慢性的に不足している女性がほとんど。肌のターンオーバーに必要な亜鉛は点滴などで補うこともできないので、サプリが有効ですね。
ビタミンは免疫機能に大切なCやBを。Cはストレスで大量に消費されますし、ビタミンB群が不足すると睡眠の質が低下します。多忙な女性は、まずこのふたつのビタミンを補ってほしいですね」
症状別! 40〜50代女性に取り入れてほしい、基本サプリ4選
■1:【イライラ疲れ&不眠】タカコ スタイル「ザ エフイー」
食事だけでは不足しがちな鉄分を吸収しやすい「ヘム鉄」として高濃度に配合。疲労感やイライラ、不眠や頭痛などの改善が期待できます。
■2:【腸内環境】タカコ スタイル「ザ ファイバー」
健康や免疫機能の要、胃腸の働きを整える食物繊維のパウダーで糖質の吸収を穏やかにし便通を改善。甘党や便秘気味の人に最適。昼と夜の食前に。
■3:【シミ・ソバカス・ストレス】タカコ スタイル「ザ シービープラス」
美白やエイジングケア、ストレス改善に効果的なビタミンCと、睡眠の質を高めるBを処方。肌荒れ改善やビタミンCを大量に消費する知的ワーカーに。
■4:【抜け毛&肌荒れ】タカコ スタイル「ザ ゼットエヌ ビューティー ミックス」
たんぱく質の生成や酵素の活性に欠かせない亜鉛は、エイジングケアにも不可欠。鉄分同様、食事では摂取しきれないので積極的に補充を。
いかがでしたでしょうか? 次回は、マスクの有無で使い分けたい「ベースメイクコスメ4選」をご紹介します。お楽しみに!
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- 近藤須雅子さん 美容エディター
- BY :
- 『Precious9月号』小学館、2020年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- WRITING :
- 近藤須雅子
- EDIT :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)