「宇治茶」の本場である京都府は、日本茶の文化が古くから息づくところ。風情ある古都の街並みと味わう日本茶の味わいは格別です。

しかし、実際に京都へ足を運んで日本茶をいただける機会というのは、なかなかないもの。

そこで、京都府と茶業関係団体は共同で、宇治茶の伝統と文化の継承を図るためのプロジェクトを開始し、瓶入りの宇治茶「京都宇治玉露 玉兎」が生まれました。この見た目にもかわいらしく、お土産にもぴったりな商品についてご紹介します。

至高のお茶を封じ込めた「京都宇治玉露 玉兎」

京都宇治玉露 玉兎 オープン価格(¥1,000前後)
京都宇治玉露 玉兎 オープン価格(¥1,000前後)

まず目につくのは、その愛らしいボトル。宇治の地の守り神を道案内したとの伝説のある「兎」に薄雲があしらわれています。これは、玉露の栽培方法である「日光を遮る」というのを踏まえ、薄雲のかかる月夜を表現しています。

「宇治玉露」のうまみ成分が手軽に楽しめる

緑色ではなく、急須で入れたお茶のような色合いも特徴
緑色ではなく、急須で入れたお茶のような色合いも特徴

宇治茶の中でも「宇治玉露」は、玉露の濃厚なうまみを求めるファンから人気の茶葉。茶葉の新芽に覆いをして、遮光した茶園で栽培され、柔らかくうまみのある茶葉が特徴です。

実際に口にしたところ、渋みが少なく透明感のある味わい。清涼感があるのに、香りとふくよかな甘みやコクが感じられ、ゆっくりいただくのにぴったりです。

この「玉兎」が生まれた経緯のなかに「ウーロン茶は有料で日本茶はサービス」というイメージを覆したいという願いが込められてるのにふさわしく、高級ドリンクとして成立させるために、試行錯誤したのでしょう。

色も、急須で入れたお茶のような色に近づけることで、本場京都にいなくても、本場の味が体験できる仕上がりになっています。

京都では、すでに「THE HIRAMATSU 京都」や「フォーシーズンズホテル京都」など、一流ホテルをはじめ、飲食店でもお取り扱いが開始。

日本茶の本場である京都が、本気で「持ち出せる宇治茶」に取り組んだ"本物"の「京都宇治玉露 玉兎」は、お店でいただくほか、ホームパーティなどの手土産としても、注目を集めること請け合いです。

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EDIT&WRITING :
安念美和子
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