会食やレセプションパーティー、結婚式やホームパーティーの手土産にいたるまで、大人の女性のライフスタイルに欠かせないものとなっている、シャンパン(シャンパーニュ)。
本連載「ワイン入門」のシャンパン編では、ワインエキスパートの瀬川あずささんが、シャンパンの楽しみを広げる基礎知識から、覚えておくとちょっとツウなキーワードまで、シャンパンを通じてエレガントなふるまいが身につく心得をレクチャー。さまざまなシーンで役立つシャンパンの知識を身につけて、「おいしい」だけではない、上質な時間を楽しみましょう。今回は、料理に合わせたシャンパンの選び方と、手土産に喜ばれる究極のシャンパンをご紹介します。
料理に合わせたシャンパンの選び方は?
シャンパーニュは最初の一杯目だけ、そんなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実はシャンパーニュはいろいろな食事に相性がよいのが魅力。乾杯にはもちろんですが、コースの中盤や、メインのお料理にも実は合わせやすいんです。
どんなお料理にも合わせやすいのが魅力のシャンパーニュですが、第1回「3ステップでわかるシャンパンの基礎知識」でもお話した、シャンパーニュのぶどうの種類は覚えていますか? シャルドネ100%のブラン・ド・ブランは、すっきりさわやか「爽快なスタイル」といわれ、黒ぶどうでつくられるブラン・ド・ノワールは「骨格がありボリューム感がある」ものと紹介しましたが、その味わいの違いに合わせて、コースの前菜にはすっきりとしたブラン・ド・ブランを、メインのお肉にブラン・ド・ノワールのシャンパーニュをチョイスするのも上級者の楽しみ方。
また、シャンパーニュのシュワシュワっとした口当たりは、揚げ物などにも相性がとてもよいんです。フレンチで出てくるシュークリームのような食感の「グジェール」も合いますよね。フォアグラのようなコクのあるものに合わせるにはちょっと甘口のシャンパーニュもおすすめですよ。
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特にロゼシャンパーニュはどんなお料理にも合わせやすい!
中華やエスニック系のお料理にどんなお酒を合わせたらよいのか、悩むことも多いですよね。そんなときにはロゼのシャンパーニュがおすすめ。
旨みと果実味、複雑な味わいが特徴のロゼは、中華の醤油の塩味や酢の酸味などにも合わせやすく、肉料理や出汁の効いた和食、スパイスやハーブか効いた料理など、多彩な料理と合わせることができます。「このお料理、何を合わせればいいんだろう」と思ったときには、ぜひロゼシャンパーニュをお試しください。お料理とのマリアージュを幅広く楽しめるはずです。
ホームパーティーの手土産に、とっておきのシャンパーニュは?
最後に、どんなお料理にも合わせやすい、ホームパーティーの手土産にもおすすめのシャンパーニュを紹介します。
この「ゾエミ・ド・スーザ キュヴェ UMAMI」というシャンパーニュは、酵母の旨みをしっかりと引き出していて、和食など出汁の効いた味にも好相性のシャンパーニュ。「女性らしさを感じる美しいシャンパーニュ」をコンセプトにした有名なシャンパーニュメゾンがつくっているので、女性的な感覚でエレガントさを感じられます。どんなホームパーティーのお料理にも合わせやすいのでおすすめです。
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- 瀬川あずささん ワインエキスパート
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- EDIT :
- 渋谷香菜子