ひと口サイズのとろけるチョコレートはいかが? 白金台「CACAOCAT」
疲れているときや小腹が空いたときにぱくり。それだけで、幸せな気持ちで満たされるチョコレート。そんな小さな幸せをひと口サイズにギュッと詰め込んだチョコレートの専門店が、東京・白金台にあります。
その名も「カカオキャット(CACAOCAT)」。白金台駅・1番出口から歩くこと約3分。目黒通り沿いを進んでいくと、猫の爪あとの看板が目を引くお店が見えてきます。
思わず写真に収めたくなる可愛さ!ときめくパッケージに注目
店内に足を踏み入れると、スタイリッシュな猫のパッケージがずらり。中には、なめらかな舌触りと素材にこだわり抜いたひと口サイズのチョコレートが入っています。
思わずドキッとするような視線を向ける猫は、切り絵作家の魚谷彩さんが手がけたもの。デザインは、世界的なデザインアワードで受賞経験を持つ池端慶さんが担当されています。
猫のモチーフは外のパッケージだけではなく、チョコレートにも。美しい爪あとには、ふたつの意味が込められています。ひとつは、「本気でこのチョコレートで世界に爪あとを残したい」という企業としての強い想い。ふたつ目は「自由でわがままな猫さえも虜にしてしまう」というブランドコンセプトです。
大人もワクワクさせる!カラフルなひと口チョコレートの量り売り
お店を訪れた人がこぞって購入するという「チョコレートの量り売り」。カラフルな銀紙に包まれたチョコレートがぎっしり並んでいる姿は、まるで宝石箱のよう。
チョコレートのフレーバーは全11種類。人気BEST3は、「ミルク」「ダーク」「ヘーゼルナッツ」。飽きずに楽しめるシンプルなフレーバーが支持を集めています。
どのフレーバーを買おうか、全種類ひとつずつお試ししてみようか……。そんな風に考えながら自分好みのチョコレートの詰め合わせを作る作業は、想像以上にワクワクします。
店内にはカフェスペースもあり、購入したチョコレートをその場で楽しむこともできます。フレーバーの種類がたくさんあって迷ってしまうという人は、試食用にいくつか買ってコーヒー片手にじっくり味見をしてみてはいかがでしょうか。
店内でオーダーできるドリンクは、カフェラテやエスプレッソ、ジンジャーエールなど、全10種類。お子様連れでも楽しめるよう、フルーツジュースも揃っています。
コーヒーは、持続可能な3つの柱(社会・経済・環境)の強化につながる手法を用いて生産された証である「レインフォレスト・アライアンス」取得のオーガニックブレンドを使用。
酸味を抑えたフルーティーな飲み口でふわっと香りが広がるから、チョコレートとの相性抜群です。早速、全11種類のフレーバーを食べ比べてみました。
銀紙の両端をひっぱってシュッと開けると、いちごくらいの大きさのチョコレートが顔を出します。カカオキャットのチョコレートの売りであるなめらかな舌触りの秘密は、2層構造。薄膜のチョコレートの内側に、口の中でじんわり溶ける柔らかなチョコレートが入っています。
ひと口食べてみると、そのなめらかさにびっくり。チョコレートが優しくとろけて、心地よい甘さとカカオの香りが口いっぱいに広がります。じっくり味わうほどにそのおいしさを感じられるので、ひと口サイズでも満足感がありました。
全11種類の中で筆者のおすすめは、「ダーク」「ヘーゼルナッツ」「オレンジ」の3種類。カカオの濃厚な香りが鼻に抜ける「ダーク」は、甘さ控えめでカフェラテによく合うフレーバー。「ヘーゼルナッツ」は、ナッツ独特の香ばしさとコクのある甘みが後を引きます。
また、ほのかに感じる酸味と香りが爽やかな「オレンジ」は、紅茶と相性抜群。すっきりとした甘さなので、甘党じゃない人でも食べやすいチョコレートです。
お気に入りの味が見つかったら、1種類のフレーバーが6個入ったパッケージもおすすめ。高級感のあるペーパーバッグに入っているので、自分へのご褒美はもちろんのこと、手土産や差し入れにもぴったりです。
また、猫好きな人はグッズも要チェック。Tシャツやマグカップは、洗練されたデザインで大人でも取り入れやすいのが魅力。筆者は、マグカップに一目惚れしてお持ち帰りしてしまいました。
オプションの「チョコホリック」で最後までおいしい!店内ではこだわりのジェラートも
店内では、こだわりのジェラートも楽しむことができます。フレーバーは、「ピスタチオ」や「ホワイトチョコ&クッキーラズベリー」など、全17種類。さっぱり系から濃厚系まで、幅広いラインナップが魅力です。
同時に3つのフレーバーまでオーダーが可能で、お好みでカップかコーンを選ぶことができます。スタッフさん一押しの食べ方は、コーンのトリプルにトッピングと「チョコホリック」をプラス。トッピングは、「ベリー」「チョコ」「キャラメルナッツ」の3種類があります。
チョコホリックとは、アイスの下にチョコソースをいれてくれるオプションメニュー。最後のひと口までコーンをおいしく食べられる粋な計らいです。
筆者は、「ビターチョコレート」「フランボワーズ」「ヘーゼルナッツ&クッキー」のトリプルをオーダーしました。濃厚なカカオの風味と甘酸っぱいフランボワーズのコントラストが絶妙で、ひと口ごとに楽しいジェラートに。トッピングでプラスしたドライベリーの食感がいいアクセントになっていました。
店前にはテラス席もあるので、晴れた日は外でジェラートを頬張るのも気持ちがよさそう。白金台はのどかな街なので、時間を気にせずゆっくりとくつろげます。
ジェラート以外にも、店内ではマドレーヌやパンも販売しています。チョコレートを買いにふらっと立ち寄ったら、ついあれもこれもとお財布の紐がゆるんでしまうかもしれません。
心ときめくパッケージデザインに、キラキラとした量り売りのチョコレート。そして、最後のひと口までおいしくいただけるジェラートと、カカオキャットには大人も子供もワクワクさせる仕掛けが盛りだくさんでした。
残念ながら店舗へ足を運べないという人は、公式サイトでチョコレートの一部がお取り寄せ可能なのでチェックしてみて。キャッチーなパッケージのひと口サイズのチョコレートは、ホワイトデーや贈り物にもぴったりです。口の中でじんわりとろけて幸せが広がるチョコレートをぜひ一度、ご賞味あれ。
※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。
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- 文 希紀さん 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美