美しくつるんとしたおでこをしている女性を見ると、いきいきとした印象だったり、聡明さだったり、素敵な人生を謳歌していそうだなと感じたことはありませんか? 実は、おでこには人が羨むような秘密があったのです。
雑誌『Precious』9月号では「大人の聡明さとハッピーを手に入れる『開運! おでこケア』」を特集。おでこを磨くと人生が開けていく、そんなケア法を伝授していきます。
この特集から、今回はおでこの簡単「ほぐし技」をご紹介します。
簡単「ほぐし技」を習慣に!シワ&むくみ撃退3分メソッド
今回、教わったのは・・・
リモートワークなどで、パソコンやスマホなどを見る時間が増え、おでこのシワなどの肌悩みが増えていると村木宏衣さん。
「おでこには薄い筋肉があり、頭や目周りの筋肉などとつながっています。表情を動かすときに顔の筋肉は必要になるわけですが、昨今、パソコンなど、同じ距離でものを見る機会が大幅に増え、筋肉を動かさず、固まっていることが多くなっています。しかも、他人と話す機会も減り、表情豊かに過ごすことも減ってきています。
そのため、筋肉が使えておらず、固まり、むだに力が入りやすくなっているのです。そうすると、筋肉は縮まり、下に垂れていくことに。しかも、筋肉がこり固まると、血流が悪くなり、新鮮な酸素や栄養が肌に行き届かなくなるため、たるみやくすみ、乾燥などのエイジングが進んでしまうのです。
まずはこり固まった筋肉をほぐし、動かす習慣をぜひつけてみてください。肌悩みだけでなく、疲れ目や偏頭痛などにも効果的ですよ」(村木さん)
◇1:たるみを引き起こしている側頭筋をまずほぐす
側頭筋を最初にほぐす。机などに肘をつき、グーの手を側頭筋に当て、痛い、硬いと思う部分を探す。痛い箇所をそのまま押さえ、小さくうんうんとうなずく、イヤイヤと首を振るのを5回ずつ、数か所行う。反対側も同様に。
ほぐすのはココ!|たるみの大きな要因となる側頭筋
側頭部から頬やあごの筋肉とつながる側頭筋。ここがこると頬や眉、おでこが下に引っ張られます。デスクワークのときなど、気付いたらほぐす習慣を。
◇2:老廃物がたまりやすい生え際をよくほぐして
筋肉のつなぎ目があったりと、境目である生え際は老廃物がたまりやすい箇所。口を少し開け、グーの手でくるくると5回ずつ小さく円を描きながら刺激を与える。少しずつ位置をずらしながら、中央からこめかみまで行って。
手の形はグーで第一関節から第二関節の間の平面を当てて。
◇3:小さく動かしながら額全体をほぐす
おでこ全体をグーの手でくるくると5回、円を描くようにもみほぐす。少しずつ中央から外側へ位置をずらしながら、こめかみまで4〜5か所行う。これを3セット繰り返して。
硬くなった前頭筋を頭の重みでほぐして
3を行う前に、おでこにグーの手を当て、肘を机などにつき、グーの手に寄り掛かるようにしておでこ全体に圧をかける。こった前頭筋をほぐす効果が。
◇4:シワを寄せてしまう眉の筋肉をマッサージ
眉頭のあたりにある皺眉筋(しゅうびきん)を人差し指と親指でつまむ。眉の奥にある骨も一緒につまむようなイメージで、持ち上げるように縦に10回動かす。さらに外に向かって横に10回。眉山まで3か所行う。
◇5:眉をつまんで円を描くようによくほぐす
4と同じく、眉頭の皺眉筋を人差し指と親指でしっかりつまむ。そのまま、小さな円を描くように、外回り10回、内回り10回行ってほぐしていく。位置をずらしながら眉山まで3か所行って。
◇6:老廃物がたまりがちな眉間もしっかりほぐして
机などに肘をつき、眉頭から鼻筋にかけてある眉毛下制筋を中指でグッと押さえてとらえて頭の重みで圧をかける。少し鼻筋を挟むようにして押さえるのがポイント。痛気持ちいいと感じられたらOK。
ほぐすのはココ!|眉頭から鼻筋まで逆三角形についている眉毛下制筋
おでこの前頭筋から目の周りを囲む眼輪筋についている小さな筋肉。この箇所をよくほぐしておくと、おでこの血色がよくなり、潤いに満ちた艶やかな肌に。
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)、宗髙聡子(静物)
- HAIR MAKE :
- AYA(LA DONNA)
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)