「怪士」ってなんと読む?「かいし」ではありません。伝統芸能に関連する言葉です!

明日、11月3日は『文化の日』の祝日ですが、実は、日本初の世界的大スターがこの世に放たれた記念日でもあります。

『ゴジラの日』。…そう、後にハリウッドにも進出した、日本の特殊撮影映画の金字塔『ゴジラ』の第一作が封切りされた「ゴジラの誕生日」なのです。

本日は「怪獣」の「怪」という字の入った難読クイズをお送りします。

【問題1】「怪訝」ってなんと読む?

「怪訝」という日本語の、正しい読み仮名をお答えください。

ヒント:「不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。」という意味の言葉です。

<使用例>

「よく知った私をずいぶん怪訝そうな目で見てくると思ったら、あなた今日、眼鏡をしていないのね。」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 怪訝(けげん/かいが) です。

「怪訝(けげん)」のほうが一般的によく使用される印象です。
「怪訝(けげん)」のほうが一般的によく使用される印象です。

音読みでそのまま「怪訝(かいが)」と読んでも正解なのですが、

一般的に「怪訝(けげん)」という読み方・表現のほうが浸透度が高く、無難だと思われます。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「怪士」ってなんと読む?

「怪士」という日本語の、正しい読み仮名をお答えください。

ヒント:伝統芸能の「能」に使用される、男の亡霊や怨霊などを表す能面のことです。

<使用例>

「学生時代に祖母と観たお能の、『船弁慶』に出て来た怪士がすごく怖くて、今でもときどき夢に見るのよ」

正解は↓に!!
正解は↓に!!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 怪士(あやかし) です。

このような能面です。

「あやかし」という言葉にはさまざまな表記があり、意味も「妖怪」「不思議なこと」などバリエーションがありますが、

「怪士(あやかし)」という表記が示すのは能面のみになります。大人の知識としてストックしてくださいね。

***

本日は、11月3日、日本発の怪獣スター『ゴジラの日』にちなんで、

・怪訝(けげん/かいが)

・怪士(あやかし)

などの日本語についておさらいいたしました。

 

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『漢字ペディア』公益財団法人日本漢字能力検定協会 /『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
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小出 真朱