「ヌーヴォー」と聞けばワイン、ボージョレヌーヴォーを思い浮かべる人が多いと思いますが、ワイン以外にもヌーヴォーがあることを、ご存じですか? それが今回ご紹介する「オリーブオイルのヌーヴォー」と言われる、“ノヴェッロ”です。
今年の秋に作られた“オリーブオイルのヌーヴォー”が日本に出回るのは、冬の今ごろから! 年に一度のこの味わいの楽しみ方をまとめました。グラスフェッドバターコーヒーの次は、この「オリーブオイルヌーヴォー」を使った朝食ブームがくるかもしれません!?
イタリアでは“ノヴェッロ”と呼ばれる、オリーブオイルのヌーヴォー
オリーブオイルのヌーヴォーとは、その年の秋に収穫された早摘みのオリーブの実から作られるエキストラバージンオリーブオイルのことで、年に一度だけしか作られない貴重なオイル。日本同様、四季が豊かなイタリアでは、“ノヴェッロ”と呼ばれ、季節の訪れを感じさせる風物詩的な存在。搾りたてなのでフレッシュそのもので、「オリーブのフレッシュジュース」とも称されています。
オリーブオイルの主要産地であるイタリアやスペイン、ギリシャなどの海外でつくられたオリーブオイルのヌーヴォーを日本で味わえるのは、12月中旬から。そのほとんどは搾りたてをより早く届けるため、空輸されるのだそうです。
ワインのヌーヴォーでも、その年のぶどうの出来や風味を見立てることがありますが、オリーブオイルでもそれらを感じながら味わうのも楽しみのひとつです。
ピュアオリーブオイルと、オリーブオイルのヌーヴォー“ノヴェッロ”の違いは?
オリーブオイルには、大きく分けて2種類あります。ひとつはエキストラバージンオリーブオイル、もうひとつはピュアオリーブオイルです。
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実を搾っただけのもの。ピュアオイルは、搾ったオイルを精製し、香りや味を除いて油の状態にしてあるものです。
オリーブオイル”ノヴェッロ”は、エキストラバージンオリーブオイル。通常のエキストラバージンオリーブオイルとの違いは、搾油する前のオリーブの実の状態。早摘みのオリーブの実だけを搾油したものがノヴェッロとなります。
ノヴェッロは秋に早摘みしたオリーブの実をだけを使っているため、数量限定の貴重なもの。 とくに香り高く、フルーティな香りにほのかなナッツの香りと、個性的な味わいを持ちつつ、クセがないのも魅力です。
オリーブオイルノヴェッロならではの使い方
ノヴェッロは、料理はもちろん、シンプルな使い方もおすすめです。バターの代わりにバゲットにつけたり、サラダやマリネにかけたりすれば、オリーブのヌーヴォーならではの香り、おいしさをともに味わえます。
グラスフェッドバターコーヒーの次はコレ!パワーブレックファストには「オリーブオイルトマトジュース」を
昨今、グラスフェッドバターを使ったバターコーヒーが話題になりましたが、その次にヒットしそうな「オリーブオイルトマトジュース」レシピをご紹介します。レシピは至ってシンプルですが、オリーブオイルのヌーヴォーであるノヴェッロの最大の魅力である、華やかなオリーブオイルの香りと味わいが楽しめます。
「オリーブオイルトマトジュース」レシピ
1: トマトジュース(無塩タイプ)100ccにオリーブオイル大さじ1を加えてよく混ぜる。
2: 1を電子レンジで温める(600Wで1分30秒)。
「オリーブオイルトマトジュース」には、女性にとってうれしいことがたくさん!
トマトはカロテン、ビタミンC、ビタミンB群などビタミンが多く含まれ、トマトの赤い色を作る色素「リコピン」は抗酸化作用があり、免疫力を強くする働きがあります。 さらに、トマトのリコピンは脂溶性ですので、オリーブオイルにはリコピンの体内への吸収率を高める働きがあります。
トマトジュースとオリーブオイルは、まさに、女性を輝かせてくれるゴールデンコンビ。ぜひ、忙しい朝のパワーブレックファストとして「オリーブオイルトマトジュース」を試してみてくださいね。
ただいま限定発売中! オリーブオイルヌーヴォー『ダンテ“ノヴェッロ” 2017』
”ノヴェッロ”は、その年の早摘みのオリーブだけから作られるエキストラバージンオリーブオイルのこと。「ダンテ“ノヴェッロ”」は、イタリア・カンパーニャ州で採れた早摘みのオリーブを使用しています。「オリーブのフレッシュジュース」とも例えられ、フレッシュでフルーティな香りに加え、ほのかなナッツの香り、喉に感じるオリーブ特有の軽い刺激が特徴です。
また、その香り、味をより楽しんでいただくために、「無濾過製法」を採用しています。ダンテの誇る逸品であり現地でも限られた量しか生産されない貴重品、“ノヴェッロ”の贅沢なおいしさが堪能できる一本です。
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- Precious.jp編集部