「小忌衣」ってなんと読む?「こきえ」ではありません。神社で見かけます!
明日、1月5日から、二十四節気の暦(こよみ)は、晩冬の『小寒(しょうかん)』に入ります。
『小寒』は『寒の入り(かんのいり』とも言われ、これから更に寒さが厳しくなるころ…という意味です。お体にはお気をつけくださいね。
本日は『小寒』にちなんで、「小」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「小忌衣」ってなんと読む?
「小忌衣」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「神事の時に官人が心身を清めて着る白地の服。」という意味の言葉です。
<使用例>
「いつもお見掛けする神主さんも、小忌衣をお召しになっていると、一層きりりと頼もしく見えるわね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
新年は、神社に参拝する機会も多そうですので、関連した日本語の知識も蓄えておきたいですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「小半」ってなんと読む?
「小半」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「半分の半分。四分の一。」という意味の言葉で、「少量。」という意味の言葉としても使用されます。
<使用例>
「昨夜は宴会だったし、今日のお酒は小半程度に抑えましょう。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 小半(こなから) です。
「半」という字には「半ば(なかば)」「半ら(なから)」という読み方があります。
「小半(こなから)」は、「半ら(なから)」に「小」がつくことで「半分の半分=四分の一」を意味しており、
主に酒や米に「一升の四分の一」という意味で用いるので「二合半(こなから)」とも表記します。
そこから「少量。」を概念的に指す意味合いでも使用される言葉です。
日本的な、優しい響きを感じる言葉ですね。
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本日は、明日から入る『小寒(しょうかん)』にちなんで、「小」という字の入った日本語から、
・小忌衣(おみごろも)
・小半(こなから)
などの読み方、意味をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:国立天文台ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱