雑誌『和樂』の誌面に登場するやいなや、問い合わせが殺到。

銀座三越7階の「ジャパンエディション」で取り扱いを開始すると、外国人も興味深々…。1万円という価格にも関わらず、この和樂オリジナルの招き猫「福猫」が売れているのには、こんな理由がありました。

日本文化をさまざまな形で発信する雑誌『和樂』が、東京の伝統工芸を支援する「東京手仕事」とともにプロデュースした招き猫=「福猫(フォーチューンキャット)」

東京の伝統工芸の魅力を現代的なセンスでプロデュースし、世界に発信する「東京手仕事」と和樂とのコラボレーションで誕生した招き猫「福猫」。制作を手がけたのは江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)の伝統技法を守り伝える「柿沼人形」。

制作を手がけたのは江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)の伝統技法を守り伝える「柿沼人形」

江戸時代に生まれた縁起物の招き猫を現代の感覚でつくってみよう! と、和樂と「東京手仕事」がコラボレーションした“招き猫プロジェクト”は、今年の春にスタートしました。

「東京手仕事」とは、2015年に始まった東京都中小企業振興公社が支援するプロデュース活動で、東京の伝統工芸品を現代的なデザインで生み出し、魅力を国内外に発信しています。その活動の一環で生まれたのが、江戸木目込人形の名店「柿沼人形」の新デザインの招き猫。パリの「メゾン・エ・オブジェ」やフランクフルトの「アンビエンテ」といった海外見本市に出展したところ、大きな反響を得たといいます。

そんな「東京手仕事」と、同じくニッポンの伝統工芸を応援する和樂が出合い、一緒に「柿沼人形」の招き猫をさらに盛り上げ、国内外に発信していこうということになったのです。

和樂オリジナルの招き猫「福猫」タータンチェック

最初は生地のセレクトから。現代のインテリアにも溶け込み、海外でも受け入れてもらえそうなタータンチェックとアニマル柄の布が選ばれました。完成した姿はシンプルに見えますが、実は20のパーツに布どりして、それぞれの布を江戸木目込人形の伝統技術で人形の土台にきめこんでいきます。耳の内側と首輪のみ体とは別布にして、アクセントを付けました。そして、胸元にはキラリと光るスワロフスキーのクリスタル。一度目にしたら忘れられない幸運の招き猫です!

和樂オリジナルの招き猫「福猫」バリエーション3種

イエローとブルーのタータンチェックとアニマル柄の猫たちは、一体一体、熟練の職人たちによって手づくりされています。

この陶器にはない布の温もりと、木目込によるふくふくした立体感。ほかにはない招き猫を、ぜひお手に取って見てください。

商品データ

制作は江戸木目込人形の伝統を継承する「柿沼人形」。銀座三越7 階「ジャパンエディション」で発売中。 3色 敷布(赤ちりめん)付 各¥10,000(税抜) サイズ/高さ13㎝×幅8.5㎝×奥行7.5㎝ 製作/株式会社 柿沼人形 協力/東京手仕事 ※生地の取りかたにより柄の出かたが異なります。また、ひとつひとつ手づくりのため個体差があります。 ※この情報は2016年9月1日時点のものになります。詳細はお問い合わせください。

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この記事の執筆者
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高木史郎さん 和樂編集長
2017.9.1 更新
1970年生まれ。大学卒業後2年間、ヨーロッパ、北アフリカを中心にバックパック旅行を経験。テレビの制作会社を経て小学館入社。『Domani』7年、『和樂』13年の編集を手がける。ウェブマガジン『INTO JAPAN』編集長を兼務。 好きなもの:仏像巡り、土門 拳、喫茶店、マンガ、ボブ・マーリー、雑草観察、スキー、どぶろく、ビール、トルコライス、セントジェームス、顔ハメ写真
公式サイト:INTO JAPAN