1803年(享和3年)京都・西陣で初代鶴屋伊兵衛により創業し、200年以上の歴史を刻む京都の老舗京菓子司「京菓匠 鶴屋吉信」。「ヨキモノを創る」を家訓とし伝統の技を守りながら、現代の感覚を取り入れた新しい和菓子を生み出し続けているお店です。

そんな「鶴屋吉信」から春のおもてなしや手土産に好適な、おすすめの和菓子を5つご紹介します。春に新発売されたばかりの注目の和菓子から、初夏の風景をあらわした涼やかな「工藝菓」、端午の節句や母の日などの贈答品にも好適な商品まで、ぜひご注目ください。

新緑の爽やかさを感じる商品も!「鶴屋吉信」のおすすめ和菓子5選

■1:京都府内産の宇治抹茶・ほうじ茶を厳選「茶茶音」

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京都府内産・宇治の抹茶・ほうじ茶をたっぷりと使用した「茶茶音」

「茶茶音(ちゃちゃね)」は800年のお茶作りの歴史を持つ京都府内産・宇治の抹茶・ほうじ茶をたっぷりと使用し、まろやかな白あんをつつんで焼き上げた香ばしくかぐわしい焼き菓子です。

京都・宇治で160年間続く老舗茶問屋のルーツを汲む茶師、中村淸孝(なかむらきよたか)氏協力のもと、和菓子にふさわしい茶葉を厳選し作られています。

2022年3月に新発売になったばかりの和菓子で、日本伝統のお茶の魅力と、それによって輝く和菓子のおいしさを体験してほしいという想いから生まれました。

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「茶茶音 抹茶」1個 ¥302

丹精こめて育てられた茶葉を蒸して乾燥させ、専用の石臼で丁寧に挽いて作られた、きめ細かくこっくりと香り立つ抹茶。「茶茶音 抹茶」は、そんな抹茶を練り込んで焼き上げた生地と白あんがマッチした、風味豊かな焼き菓子です。

丹波大納言小豆を上品にあしらった、抹茶×小倉の“和の王道”を召し上がれ。

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「茶茶音 ほうじ茶」1個 ¥302、「茶茶音 2個入」(抹茶・ほうじ茶各1個)¥691、「茶茶音 4個入」(抹茶・ほうじ茶各2個)¥1,296

ほうじ茶はさまざまな茶葉を混ぜ合わせ、原料にあわせて200℃前後の熱をくわえ焙煎=“焙じる”ことでできあがるお茶です。「茶茶音 ほうじ茶」には、通常よりも高い温度で、焦げ寸前までの強い香りを立たせた専用のほうじ茶が選ばれています。

焼き菓子のコクのある生地と合わさり、しっとりと上質な香り、味わいに仕上げられた「茶茶音 ほうじ茶」。カリッとしたくるみの実の食感と風味がアクセントになった、ほのかに“洋のかおり”がただようひと品です。

なお「茶茶音」は通年商品です。春夏秋冬、季節に合わせて、お好きなシーンでお楽しみくださいね。

■2:初夏の渓流の風景を表した「青かえで」

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「青かえで」一棹 ¥1,296

ひと棹、ひと棹が職人の手作業で作られている棹物(さおもの)。「鶴屋吉信」ではこの棹物シリーズを、工芸品にたとえて「工藝菓(こうげいか)」と呼んでいます。

「青かえで」は、初夏の渓流にみずみずしいカエデが影を映すようすをあらわした工藝菓です。丁寧に炊き上げた小倉羹(おぐらかん)の上に、青かえでの形にくり抜いた羊羹が一枚一枚手作業で並べられています。

まるで絵を描き出すように、奥行きのある重なりを作り出していき、透き通るこはく羹に閉じ込めることで、二層の美しい羊羹ができあがっているんですよ。

こちらは2022年5月末までの期間限定商品です。

■3:端午の節句にちなんだかわいらしい焼き菓子「五月晴れ」

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「五月晴れ」1個 ¥270、7個入 ¥2,214

端午の節句にちなんだ、勇壮な鯉のぼりをかたどった焼き菓子です。香ばしく焼き上げた焼き皮に、まろやかな白あんと求肥(りゅうひ=お餅)を包んで、ひとつひとつに手作業で焼印を押し、鯉のぼりの意匠に仕上げています。

ふわっ、もちっと食べごたえ十分、幅広い年齢層で楽しめるお菓子で、お子さんのいるご家庭への端午の節句の手土産としても好適です。お茶だけでなく、牛乳などと一緒にでもおいしくいただけるひと品。1個から購入でき、7個入は鯉のぼりの掛紙付きです。こちらは2022年5月5日(木)までの販売です。

■4:カーネーション柄の限定パッケージ「鶴屋吉信ようかん 母の日パッケージ」

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「鶴屋吉信ようかん 母の日パッケージ」1本 ¥249、5本入 ¥1,404、10本入 ¥2,700、14本入 ¥3,780、20本入 ¥5,292

厳選した素材で作られた羊羹を、手軽に楽しめる手のひらサイズにした「鶴屋吉信ようかん」。母の日シーズンには期間限定で、母の日ならではのかわいいカーネーション柄のパッケージで包んだ「鶴屋吉信ようかん 母の日パッケージ」が登場します。

限定パッケージで販売されるのは、丹波春日大納言の豊かな味わいが楽しめる「小倉」、吟味を重ねた香り高い京都府内産宇治抹茶を使った「抹茶」、沖縄県波照間産黒糖のコク深い甘みが楽しめる「黒糖」の3種類です。

5〜20本までの詰め合わせが可能で、母の日専用の掛紙にて仕上げてもらえますよ。母の日の贈答品にも好適です。おいしいだけでなく、お日保ちが1年近くあるため、長く楽しめるのも魅力です。

「鶴屋吉信ようかん 母の日パッケージ」は2022年5月8日(日)までの販売となります。

■5:ドライフルーツやナッツと合わせた新感覚の羊羹「果の彩」

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「果の彩」1箱3個入 ¥1,620

2021年2月に発売されて以来好評を博している、新感覚の羊羹「果の彩(かのあや)」。タブレットのように薄く作った羊羹にドライフルーツやナッツをあわせ、スマートに、フルーティに食べられるひと品に仕上げられています。

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「鶴屋吉信」ののれん由来の紺色に箔押ししたパッケージ

見た目もとっても華やかな「果の彩」。パッケージには「鶴屋吉信」ののれん由来の紺色に箔押しをあしらい、バレンタインや母の日などのギフト商品としても人気なんです。母の日シーズンには、母の日カード付きのパッケージも販売されていますよ。

和菓子好きの方にはもちろんのこと、普段あまり和菓子を食べないという人にも、ぜひ手にとってほしいひと品です。なお、「果の彩」は通年商品となります。


歴史ある京菓子の魅力のすそ野を広げてゆくとともに、和菓子の新たな価値を日々追求し続けている「鶴屋吉信」。伝統と革新を組み合わせた新しい商品や、季節の移ろいを感じられる期間限定商品など、バラエティ豊かな商品の数々が魅力です。

今回ご紹介した商品は、いずれも公式オンラインショップ、京都本店、直営店、有名百貨店にて販売されます(※一部取扱いのない店舗もあります)。

今年の春の手土産や贈答品、自宅でのお茶の時間には、「鶴屋吉信」の和菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

京菓匠 鶴屋吉信

鶴屋吉信 公式オンラインショップ

この記事の執筆者
フリーランスの編集者・ライター。グルメやスイーツ、ライフスタイル系の記事執筆・編集を中心として活動中。元システムエンジニア、プログラマの経験を持つ。二児の母。趣味は料理、SNS、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買うご褒美スイーツが特に好き。
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EDIT :
小林麻美