ともすると地味になりがちなベージュのトップスは素材にこだわったり、デザイン性のあるタイプをセレクトすると、かっこよく決まります。
今季、おすすめのデザインをSNAPの着こなしからご紹介します。
■1:アイリーン・ケーニヒは…袖のボリューム感によってスタイルアップ効果が期待できる

インフルエンサーのアイリーン・ケーニヒがミラノで見かけられたときの着こなしです。
肩から袖にかけてふんわり広がったデザインのブラウスに、タック入りのデニムを合わせていました。
袖のボリュームによって、重心が上がって見えてすっきりとした印象につながります。
ハイネックのデザインもモードさが高まり、おしゃれ感度の高いデニムスタイルに。
ベージュで取り入れると、モノトーンより女性らしさも抜群です。
淡いインディゴとの色合わせは、品のいい春らしさとともにこなれたカジュアルさが光ります。
ぜひTRYしてみてください。
■2:ジッタ・バンコは…難しいパジャマシャツは黒の力を借りて切れよく引き締めて

セレクトショップの経営者であり、人気インフルエンサーとしても知られるジッタ・バンコ。
2021年12月、デュッセルドルフでキャッチされた日は、ベージュのパジャマシャツを主役に、タートル、パンツ、小物をすべて万能な黒でまとめていました。
サテン風素材で艶があり、一枚で着るとまさにパジャマのように見えてしまうシャツですが、インナー&ボトムとも黒でシャープさを加えて仕上げると、洒落たコーディネート感が出ます。
淡い色味でもパステル系はパジャマ風に見えてしまうのですが、落ち着いたゴールド系ベージュなら大人っぽくリッチな印象に。
ボタンやパイピングに使われた黒ともぴったりなじみ、スマートさが際立っています。
■3:ジュリア・コミルは…艶感のあるシャツでも柔らかな色味なら上品なモードに

エディターやファッションブロガーとして活躍するジュリア・コミルは、パリでSNAPされていました。
リアルかフェイクかは定かでありませんが、レザーシャツを着てボトムにオフホワイトのキュロットパンツをコーディネート。
シャツは襟元までぴったりと閉め、裾もキュロットにインしてベルトマークと、モードさを強調しています。
こんな艶のあるシャツはダークな色味だとややハードなイメージになってしまいますが、ベージュで取り入れると女性らしさが光り、きりりと知的な雰囲気に。
ボトムの色をオフホワイトにし、ワントーンにまとめているので、軽やかさが高まって春の辛口エレガンスが実現できます。
ベージュのトップスを着こなした3人のファッショニスタをピックアップしました。
落ち着いて見えがちなベージュは、凝ったデザインやインパクトのある素材を選ぶと、辛口の女性らしさを演出し、今っぽいモードなおしゃれが完成します。
ベージュの絵になるトップスを主役に、これからのコーディネートをクラスアップさせてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀