【目次】
卵型【4選】
【1】ボリュームヘアを美しく! シースルーバング×オーバル型のロング
\DIFINO aoyamaの山口祐亮さんがレクチャー!/
1本1本が硬くて太さもあり、しかもボリュームもあるモデルさんの髪質。「この長さですと束ねる機会も多いと思うので、前髪を薄めにとって耳の前あたりのサイドへ自然につながるように残しておくといいですよ。束ねたときに前髪のニュアンスが作れますし、ダウンスタイルで耳にかけたときに動きが出せます」(山口さん)
<スタイリング方法>
スタイリングの前に頭頂部の根元を立たせておくことが重要。「どんなに毛量の多い方でも、トップはペタッとなりやすいもの。地肌を擦りながらドライヤーをあて、根元から立ち上がりやすい状態にしておきたいですね」(山口さん)
<STEP.1>頭頂部の地肌を擦りながらドライヤーをあてる
<STEP.2>毛束を斜め横に引っ張りながらストレートアイロンを通す
<STEP.3>トップの根元にスタイリング剤をスプレー
<スタイリングのコツ3か条>
- 束ねることをも考えて、前髪は薄めに長く残すこと
- 全体のシルエットがオーバルになるように整える
- 膨らみが気になる季節でもトップの立ち上がりはキープ!
「膨らみを気にする方はトップをつぶしたり、毛束を真下に引っ張ったり、タイトにまとめがちです。そうすると全体が重たく、動きのないスタイルになるので、メリハリをきかせるようにオーバル型を目指してください」(山口さん)
梅雨の悩み、髪の膨らみを抑えるストレートアイロンの「オーバル」技とは?
【2】顔まわりの毛束に動きを出すだけでイメージを一新。斜め前髪のロング
\ACQUA omotesandoの古本慶次さんがレクチャー!/
毛量はあるものの髪が細く、ボリュームが出にくい井本さんの髪。「ボリュームが欲しいトップと顔まわりを中心にレイヤーを入れておくと、毛先に動きをつくりやすくなるので自然とボリューム感が出ます」(古本さん)
井本さんのもうひとつのお悩みが髪のパサつき。「白髪染めを繰り返してツヤが出にくい髪には、マニキュアがおすすめです。春っぽいブラウンベージュにすると軽さもツヤ感も表現できます」(古本さん)
<スタイリング方法>
髪の長さにかかわらず、いちばんバランスのいいシルエットが菱形。「もみあげ部分をあえて短くしておくと、この毛束の毛先を巻くだけで簡単に菱形シルエットになります。アイロンの熱効果でツヤも出せますよ」(古本さん)
<STEP.1>カールアイロンで裾の毛先を1カール内巻きに
<STEP.2>頭頂部の毛束を真上に持ち上げ毛先を1カール巻く
<STEP.3>耳の前にあるもみあげの毛束を1カール内巻きに
<STEP.4>揉み込むように毛先にクリームをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- トップと顔まわりを中心にしっかりレイヤーを入れる
- もみあげ部分の髪を1カール内巻きにして菱形シルエットをつくる
- ヘアマニキュアでツヤ感と軽さを出す
ボリュームが出にくいパサパサ髪は、顔まわりの毛束に動きを出すだけでイメージ一新!
【3】狭め薄めのバングが表情に柔らかさをプラスするレイヤーロング
\ABBEYの小田嶋信人さんがレクチャー!/
ベースは鎖骨下7cmで平行ラインにカット。顔まわりにだけ、頬の位置からレイヤーを入れて動きと軽さをプラス。前髪は両黒目の外側の幅で薄く下ろし、目の位置でカット。
黒目の外側はこめかみを隠すように丸みをもたせて長めにカットすることで、顔を包み込むようなシルエットになり、小顔効果がアップする。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
【4】重さのある前髪が輪郭をキュッと引き締める、斜めバングのロング
\hair lounge BEACHのTOSHIさんがレクチャー!/
ベースは肩下10cmのワンレングス。表面に前上がりのレイヤーを入れて動きと軽さをプラス。前髪はやや厚めに下ろし、分け目側が短くなるように目の下で斜めにカット。
前髪に重さを出し、おでこを出す面積を狭めることでより小顔に。直毛の人は毛先にデジタルパーマをかけておくと、スタイリング時間を短縮できる。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
丸顔【5選】
【1】フリンジバングで丸顔をカバー! キュートな40代のロングヘア
\BEAUTRIUM 青山の山本修史さんがレクチャー!/
「ローグラデーションベースのロングヘア。顔まわりとトップのみレイヤーを入れ、程よいボリューム感と軽やかな動きを出しています。前髪はベースを薄く取り、隙間があくように調整。この隙間があるだけで、丸顔カバー効果がグッと高まります」(山本さん)
<スタイリング方法>
「ヘアアイロンでスタイリングする際、毛先から巻き込んでしまいがちですが、ロングの場合はNG。少し古い印象になってしまいます。前髪も巻き過ぎると、子供っぽい印象に。ラフな質感を残すことで、今っぽくおしゃれに仕上がります」(山本さん)
<STEP.1>分け目がつかないように前髪をドライ
<STEP.2>全体の根元を起こすようにドライする
<STEP.3>ヘアアイロンで中間から巻く
<STEP.4>前髪をブロー
<STEP.5>ヘアオイルをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 中間から巻いてラフなニュアンスを出す
- ドライヤーであらかじめ根元を起こしておく
- 毛先に強いカールがつかないように注意
「髪がペタッとしていると、より輪郭が強調されてしまうので、根元をしっかり起こして乾かしましょう。ロングはツヤも大事なので、仕上げは保湿力のあるオイルがおすすめ。ただ根元にべったりつけると、ボリュームダウンしてしまうので注意して」(山本さん)
丸顔をカバーするフリンジバングで、40代のロングを上品キュートに!
【2】「流し前髪」と「顔まわりのリバース巻き」で丸顔を小顔に見せるロングヘア
\LANVERYの菅野太一朗さんがレクチャー!/
やわらかくて細い髪質のモデルさん。
「髪の内側と毛先はレザーカットでやわらかく、ボリューミーに。毛束の厚みは残しつつも、軽い印象になるようカットしています」(菅野さん)
<スタイリング方法>
「髪の内側にボリュームがないと、全体がペタッとした印象になり、菱形シルエットになりません。内側を巻くときは、毛束を多く取って縦にしっかりと巻くこと。熱を与えてハリを出すと、全体がふわっと立体感のある印象に仕上がります」(菅野さん)
<STEP.1>サイドの内側を縦巻きにする
<STEP.2>ハチ上の髪を縦巻きにして華やかに
<STEP.3> 襟足をリバース巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- 髪の内側は根元からしっかりと熱を当てる
- 顔のフレームが菱形になるように巻く
- 巻くときは縦巻きに!寝かせると古臭い巻き方になるので注意
「コテで巻くときはすべて毛束の中間から縦巻きにする。コテを寝かせると、一昔前の古臭い巻き方になってしまうので気をつけて。パサつきや広がりが気になるときは、仕上げにオイルや保湿剤をつけてみてください。少量を手のひらに伸ばし、髪の内側や毛先になじませて」(菅野さん)
丸顔が小顔になる最強のロングヘアの秘密は「流し前髪」と「顔まわりのリバース巻き」にあり!
【3】 レイヤーバング×菱形シルエットで丸顔をリフトアップしたロングヘア
\apish cherieの井原早紀さんがレクチャー!/
「前髪は鼻ラインで長めに作ります。ハチ上にレイヤーを入れているので、ラフな動きも出しやすいと思います。桜井さんは髪質が硬めで毛量が多いため広がりやすいタイプ。年齢による大きなうねりもあります。そういった方は収まりやすいようにカットしつつ、スタイリングで巻いてあげるのがおすすめです」(井原さん)
<スタイリング方法>
「髪を巻くときのポイントは、全体を同じ方向に巻くこと。顔まわりから後ろに向かって外向きに巻きましょう。同じ方向に巻くとバラついて見えず、うねりや広がりもまとまるように。ツヤ感もアップします」(井原さん)
<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く
<STEP.2>髪を上下に分けて下側をリバース巻き
<STEP.3>上側をリバース巻き
<STEP.4>髪全体にオイルをなじませる
「オイルはややスタイリング力のあるものがおすすめ。サラサラと軽いタイプだと、うねり対策には物足りないかも。スタイリングオイルはツヤ感に加えて髪のボリュームも出るので、40代にぴったりです」(井原さん)
丸顔をリフトアップ!大人ヘアのうねり&広がりもカバーする菱形シルエットのツヤ感ロング
【4】太めカーラーで前髪ふんわりさせる、丸顔さんが似合うストレートロング
\KAYAK by HONEYの小室里奈さんがレクチャー!/
毛量はあっても髪が細くてやわらかいため、すぐにペタ~っとなる有泉さんの髪質。「トップから顔まわりにレイヤーを入れておくと動きがつくりやすくなるので、華やかな雰囲気になります」(小室さん)
<スタイリング方法>
頭頂部の髪をストレートアイロンで挟むときは、毛束を薄く取るのがポイント。「毛束を真横に引っ張ったら、毛束の中間あたりからCの字を描くように大きく内巻きにすると、トップに自然なボリュームが生まれます」(小室さん)
<STEP.1>前髪を真っ直ぐ引っ張りながら太めのカーラーで内巻きにする
<STEP.2>顔まわりの毛束を真横に引っ張りながら中間あたりを縦に外巻きにする
<STEP.3>耳より前の毛束はアイロンを斜めにして毛先を内巻きにする
<STEP.5>頭頂部の髪をアイロンで挟んで真横に引っ張り、中間から大きく内巻きにする
「頭頂部の毛束を真横に引っ張ったあとアイロンを真下に下げると、毛束に跡がついてしまいます。必ず大きくカーブを描きながら内巻きにしてください。この方法ならスタイリング時間も短くなるので慌ただしい朝にぴったりです」(小室さん)
大人のストレートヘアでもトップがペタンコにならないアイロン二刀流テク
【5】軽やかなエアリー感で輪郭を綺麗に見せる、シースルーバングのロング
\Belle Shinjukuの鯨岡拓也さんがレクチャー!/
サイド〜バックを鎖骨下5cmで平行ラインにカットしたレイヤースタイル。
毛先に重さを残しながら、毛先10㎝ほどにレイヤーを入れて躍動感をプラス。前髪は奥行き3cm、両黒目の内側の幅で下ろし目の少し上でカット。両黒目の外側の髪を頬位置でカットしてサイドとつなげると、顔まわりに毛流れが生まれ華やかに。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
面長【14選】
【1】前髪とサイドのボリューム感で、縦長印象を緩和するエレガントロング
\LOVEST 二子玉川 by airの湯田美奈恵さんがレクチャー!/
「前髪は少し長めに切り、流したときにふんわりするようにしました。毛量調整は先細りしないように注意。レイヤーを入れるとパサついて見えるので、極力段をつけずにカット。全体的にバランスよくドライカットしています」(湯田さん)
<スタイリング方法>
「気をつけるポイントは、前髪に分け目がつかないように乾かすことと、巻き残しがないようにすること。先に毛先を巻いておくと、巻き残ししにくくなりますよ」(湯田さん)
<STEP.1>前髪にマジックカーラーを巻く
<STEP.2>毛先を内巻きにワンカール
<STEP.3>顔まわりをリバース巻き
<STEP.4>表面の髪をミックス巻き
<STEP.5>襟足の髪を中間巻き
<スタイリングのコツ3か条>
- 前髪に分け目をつけない
- 巻き残しがないように全体を巻く
- オイルスタイリングでツヤを出す
「ロングヘアは毛先がパサつきやすいので、髪に潤いとツヤを与えてくれるオイルタイプのスタイリング剤がおすすめです。重過ぎないものを毛先中心になじませましょう」(湯田さん)
前髪とサイドのボリューム感で、縦長印象を緩和するエレガントロング
【2】面長顔もボリュームダウンも解決! 流し前髪が美しい菱形ロング
\MINX銀座店の高橋里奈さんがレクチャー!/
「前髪は頬に流れる長さでカット。輪郭を決めるところなので、サイドへの流れ具合を意識しました。レイヤーは入れすぎず、アンダーのボリュームを残しています。ツヤが減ったなと感じる場合は、髪の柔らかさが出るストレートパーマを取り入れてみてください」(高橋さん)
<スタイリング方法>
「前髪からつながるようにサイドのウェーブを作っていくと、全体のシルエットが菱形になり、顔型カバーの効果が期待できます。ヘアアイロンの温度は160度以内がベター。髪の水分をとばさずにカールが作れるので、パサつき防止になります」(高橋さん)
<STEP.1>カーラーで前髪を巻く
<STEP.2>ヘアアイロンで顔まわりをリバース巻き
<STEP.3>毛先はフォワード巻き
<STEP.4>毛先にバームをつける
<STEP.5>ヘアスプレーでキープ
<スタイリングのコツ3か条>
- サイドのボリュームをキープ!
- トップはツヤが残るように意識
- 巻いた髪はほぐしすぎない!
「スタイリング剤は軽めのものが◎。毛先はパサパサに見えないようにバームで整え、全体はUVカットできる柔らかいスプレーを。ボリュームもキープできるのでぜひ使ってみてください」(高橋さん)
面長顔もボリュームダウンも解決!弾力カールが美しい菱形ロングヘア
【3】面長顔が劇的に小顔になる、短め前髪のロングヘア
\LANVERYの大谷千乃さんがレクチャー!/
「毛先がスカスカしているとサイドを巻いた時に毛先が動きすぎてまとまりのない印象に。顔まわりにだけレイヤーを入れて、毛先には厚みを残しています。これで、巻いた時にまとまりと毛束感のあるスタイルに仕上がります」(大谷さん)
<スタイリング方法>
「サイドの髪を縦巻きで毛先まで巻き込むと無造作になりにくく、古臭い印象に。縦巻きにするときは、毛束の中間だけを巻くのが鉄則。毛先を逃すと、ラフに跳ねる毛束になります」(大谷さん)
<STEP.1>顔まわりの毛束をリバース巻きに。その他の髪は全方位MIX巻きに
<STEP.2>髪の内側からワックスを揉み込む
<スタイリングのコツ3か条>
- コテで巻く時は毛束の中間だけを巻く
- コテは太めのものを使用すると仕上がりがエレガントに
- ワックスは根元と毛先につけすぎない
「毛先にもっと動きをつけたい時は、ランダムに毛先をとって横巻きにして。サイドの縦巻きと毛先の横巻きがランダムに動き、より空気感のある仕上がりになります」(大谷さん)
【4】ランダムに巻いてつくる、斜め前髪の軽やかなボリュームロング
\六本木美容室 西麻布店の西家直志さんがレクチャー!/
ボリュームはあるけれど頭頂部がペタンコになりやすく、巻いてもすぐに戻ってしまうモデルさんの髪。「ボリュームが出にくい髪なので、根元から毛先までパーマをかけておくと扱いやすくなります。エアウェーブという風の力を利用したパーマだとカール感がソフト。ご自宅でのスタイリングも、思い通りに決まるはずです」(西家さん)
<スタイリング方法>
「全体のシルエットが菱形になるように巻くのがポイントです。髪が膨らみやすいハチは縦巻き、ペタッとしがちなハチより上は横巻きにすると、バランスよくまとまります」(西家さん)
<STEP.1>襟足の髪を左右に2つに分け、それぞれ縦巻きにする
<STEP.2>ハチから下の部分はカールアイロンで縦巻きに
<STEP.3>ハチより上の毛束は垂直に引き上げ、中間から根元にかけて後ろ方向に巻く
<スタイリングのコツ3か条>
- ボリュームが欲しい部分は縦、それ以外は縦巻きにする
- 特に頭頂部は髪の根元を立たせるように垂直に引き上げながら巻く
- 全体のシルエットが菱形になるようにスタイリングすること
「正面のスタイルを整えるだけでなく、後頭部を丸く仕上げるのも忘れないでください。後頭部に立体感をもたせるだけで若々しい印象になります」(西家さん)
【5】面長感を解消する、ふんわり前髪のロングヘア
\Rougyの二階堂雪さんがレクチャー!/
1本1本がやわらかく、コシのないモデルさんの髪。「顔まわりからサイドはハサミでレイヤーを入れて、広がりを抑えるようにカットしています。後頭部には、髪の重みで広がりを抑えられるように、レイヤーを入れていません。レイヤーを入れて顔の周りを軽くするだけで、フェイスラインが引き締まって見えるため、小顔効果も狙えます」(二階堂さん)
<スタイリング方法>
一定の方向ではなく、あちこちの方向にカールしていると髪が広がって見えるもの。「髪がやわらかく、クセのある髪質だからこそできるスタイルがあります。それは指でクルクルねじる巻き髪。指で巻くと毛束感も出るので、髪の横への広がりも抑えられます」(二階堂さん)
<STEP.1>「地肌を擦る」ように前髪の根元を乾かす
<STEP.2>ドライヤーを当てながら、髪の中間あたりから人差し指に2~3回巻き付けるようにねじる
<スタイリングのコツ3か条>
- 分け目をはっきり付けない
- 顔まわりのカットは軽めに、重たくしない
- バックはレイヤーを入れず、髪の重さで広がりを抑える
「頭頂部から前髪は地肌を擦るようにして髪を乾かしてください。そうすると前髪がパックリ割れにくくなるので、薄毛な印象に見られなくなります。白髪の多い人にもオススメのドライヤー技です」(二階堂さん)
【薄毛&髪が広がる女性必見】薄毛に見せないコツは、前髪の乾かし方にあった!
【6】顔まわりに動きが出るようレイヤーを入れた、シースルーバングのロングヘア
\SUN VALLEYの忠本功さんがレクチャー!/
髪が柔らかくボリュームを出しにくいモデルさんの髪質。「耳のあたりに空間をつくると、動きのある菱形シルエットになるので、ボリュームの出にくい髪質におすすめです」(忠本さん)
ツヤがほしい髪には色の選択も重要とか。
「グレー味の強いアッシュ系は顔色まで暗く見えるので、ベージュ系がいいですね。ベージュの強い色をベースに、さらに3トーン明るい色をハイライトに入れると立体感が出せますし、ツヤ感も生まれます」(忠本さん)
<スタイリング方法>
ドライヤーの温風をあてた後に冷風で仕上げると、髪にツヤが出てくるとか。「ツヤ感がいちばんほしい前髪は、カーラーで巻いたところにドライヤーの温風をあて、その後に冷風をあてるといいですよ」(忠本さん)
<STEP.1>手ぐしで地肌を前後左右に擦りながら温風をあてる
<STEP.2>手ぐしで乱れた髪を整えながら冷風をあてる
<STEP.3>前髪は毛束を前に引っ張りながらカーラーを巻く
<STEP.4>耳のあたりの髪の中間あたりをカールアイロンで内巻きにする
<スタイリングのコツ3か条>
- カラーリングはベージュ系を選んで3トーン明るいハイライトを入れる
- ドライヤーは温風の後に冷風をあててツヤを出す
- 耳のあたりの髪を膨らませて菱形シルエットをつくる
「頭頂部にボリュームがほしい方はトップだけでなく、ハチから上の部分の毛穴を起こすのが重要です。手ぐしで地肌を前後左右に擦りながらドライヤーをあてて、生え癖を整えるとスタイルが長持ちします」(忠本さん)
髪を乾かすときのひと工夫。仕上げの冷風でパサパサ髪もツヤ感アップ!
【7】前髪と顔まわりを内巻きにして縦長感と白髪を解消! 大人のロングヘア
\Velvet on the BeachのNOBさんがレクチャー!/
髪が硬く毛量も多い大塚さんの髪。「白髪染めを繰り返していたので、うるおいも少なくパサつきが目立っていました。髪の表面と耳の後ろを中心にハイライトを入れておくと全体の雰囲気が明るくなるうえに立体感も出せます。白髪が生えてきても目立たないので2か月は染めなくても大丈夫です」(NOBさん)
<スタイリング方法>
どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタッとなるもの。「ドライヤーで髪を乾かすときは指の腹で地肌を擦って毛穴の向きをフラットな状態にしてください。そのひと手間で根元が自然と立ち上がるので根元の白髪が目立たなくなります」(NOBさん)
<STEP.1>頭頂部の地肌を擦りながらドライヤーをあてて髪を乾かす
<STEP.2>前髪を真っ直ぐ前に引っ張りながらカーラーで毛先から内巻きに
<STEP.3>カールアイロンで毛束の中間までは真っ直ぐ引っ張る
<STEP.4>毛先の毛束は1カール内巻きにする
<スタイリングのコツ3か条>
- 髪の表面にハイライトを入れてツヤ感と立体感を出す
- 髪を乾かすときは地肌を指で擦って根元を起こす
- 前髪と顔まわりの髪を内巻きにして生え際を見せない
「顔まわりにレイヤーを入れた、この動きのあるスタイルは毛量のある方だけでなく、トップにボリュームが欲しい方にもおすすめです。前髪の根元を立たせるように毛先を内巻きにするのでトップに自然なボリューム感が生まれます」(NOBさん)
明るい髪色を楽しみながら白髪もカバーできる一石二鳥のカラーリング術とは
【8】軽やかにボリュームアップ! 小顔に見せるオン眉ロング
\naturaの鈴木みちるさんがレクチャー!/
もともと髪が硬く、広がりやすいモデルさんの髪質。うるおいが足りず、パサついていた髪がサロントリートメントでツヤ髪に。
「カラーリングした後は、必ずサロンでトリートメントしてください。それだけでも髪が扱いやすくなります」(鈴木さん)。
<スタイリング方法>
ロングヘアは髪の重さでトップから中間にかけてペタンコになりがち。「スタイリングの前にトップをブラッシングしながらドライヤーをあてると、ツヤもボリュームも出せます」(鈴木さん)
中間部分はロールブラシでボリューム感をアップ。「直径2~3㎝のロールブラシは細かな部分を立ち上げたいときにすごく便利。おすすめです」(鈴木さん)
<STEP.1>ドライヤーをあてながら、つむじに向かってブラッシング
<STEP.2>カールアイロンで毛先を1.5カール外巻きにする
<STEP.3>ロールブラシで耳まわりの髪の根元を立ち上げ、下からドライヤーをあてる
<スタイリングのコツ3か条>
- 頭頂部はドライヤー、毛先はアイロンでツヤを出す
- バルーンシルエットでトップから中間にボリュームをつくる
- 耳まわりの髪は立ち上げ、その下の髪は首に沿わせてメリハリを出す
「カールアイロンで毛束の中間あたりから巻いてしまうと、フェミニンな印象になりすぎて大人の女性には似合いません。毛先を中心に巻くスタイルがおすすめです」(鈴木さん)。
軽やかロングの決め手はツヤにあり!髪が長くても重さを感じさせない大人へア
【9】シースルーバングが今っぽい! ふんわりパーマをかけた華やかロング
\MAGNOLiA AoyamaのDAISUKEさんがレクチャー!/
乾燥しやすくツヤの出にくいモデルさんの髪質。
「ふんわりしたカール感やツヤ感をプラスしたい場合は、柔らかさが表現できるマットなグレーでカラーリングするのがおすすめ。カラー剤にオイルを混ぜたオイルカラーは髪にツヤが生まれるので、伊藤さんのような髪にぴったりです」(DAISUKEさん)
<スタイリング方法>
耳まわりの髪を立ち上げるには、ちょっとしたコツが必要。「ブローするとき、毛束を真横に引っ張ってドライヤーを根元にあてます。仕上げに冷風をあてて冷ませば、簡単に耳まわりのボリュームはつくれます」(DAISUKEさん)
<STEP.1>耳まわりの髪を手ぐしで立ち上げ、根元にドライヤーをあてる
<STEP.2>毛先を揉み込むようにムースをなじませる
<STEP.3>毛束の中間から毛先にかけて外巻きにする
<スタイリングのコツ3か条>
- 耳まわりの髪を立ち上げてボリューム感をつくる
- パーマは毛先ではなく髪の中間あたりを中心にかける
- スタイリングするときは毛束を外巻きにすること
「ご自身で毛束を縦に巻くと、どうしても内巻きになるものです。まず毛束を外巻きにして、それを手のひらに乗せた状態で上からドライヤーをあてると失敗しません」(DAISUKEさん)
大人ヘア|へたりやすい耳まわりの髪を立ち上げるだけで、ロングにありがちな寂しげ感を一掃!
【10】ボリューム感が華やか! 面長さんが似合う斜め前髪のロングヘア
\apish Cherieの井原早紀さんがレクチャー!/
<スタイリング方法>
<STEP.1>ハチを境に上下に分け、下段の毛先を1カール内巻きに
<STEP.2>上段の髪を中間から毛先にかけて2回転リバース巻きに
<スタイリングのコツ>
「下段を内巻き、上段をリバース巻きにすることで全体のシルエットが菱形になり、ボリューム感も生まれます。トップにボリュームがほしい方にもこのスタイルはおすすめです」(井原さん)
細くてペタッとなりやすい髪も「巻き分ける」だけで華やかヘアに変身
【11】前髪からサイドに広がるパーマ×菱形ロングで、面長をコンパクトに!
\MAGNOLiA OmotesandoのKAYOさんがレクチャー!/
「ローレイヤーベースのセミロング。前髪は目元ギリギリにすることで、子どもっぽくならず大人な印象に。パーマはデジタルパーマがおすすめ。ワンカールベースで巻くことで、内巻きにも外ハネにもスタイリングできます」(KAYOさん)
<スタイリング方法>
「40代になると前髪がパカッと割れやすくなったり、クセが出たりします。毛先だけでなく根元を濡らしてから乾かし、しっかりクセを取りましょう」(KAYOさん)
<STEP.1>前髪の根元を濡らす
<STEP.2>前髪を左右に乾かす
<STEP.3>顔まわりの根元を立ち上げてドライ
<STEP.4>スタイリング剤をもみ込む
<スタイリングのコツ3か条>
- 根元を立ち上げて乾かす
- 表面のツヤは残す
- スタイリング剤をしっかりもみ込む
「パーマのボリュームが取れてしまうので、上からなでつけるようにスタイリング剤をつけるのはNG。全体的にしっかりもみ込んで動きを出しましょう」(KAYOさん)
前髪からサイドに広がる「パーマ×菱形ロング」で、面長をコンパクトに!
【12】顔まわりの曲線が美しい、面長さを感じさせない斜めバングのロングヘア
\SUNVALLEYの忠本功さんがレクチャー!/
鎖骨下10cmのローレイヤーベース。毛先に厚みが残るよう、レイヤーを入れすぎないのがポイント。
奥行き3cmの厚さで前髪をおろし、分け目側が短くなるよう目の位置で斜めにカット。その上に、かぶせるようにトップの毛を耳下でカットすることで、自然な毛流れが生まれ、フェミニンさがアップする。
毛量が多い人におすすめのスタイル。ボリュームが出にくい人はレイヤーを控えめに。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
【13】くびれとハネ感でメリハリを。小顔見えするレイヤーバングの上品ロング
\AFLOAT GINZAの白川雄副さんがレクチャー!/
サイドを鎖骨下7cmに設定した、なだらかな前上がりのロング。襟足部分にくびれと自然な動きが出やすいように、表面の毛先10cmのみにレイヤーを入れる。前髪は奥行き3cmで前に引き出し、鼻位置でカット。前髪の角をとっておくことで、柔らかな毛流れが実現し、サイドスタイルも美しく。
サイド〜バックを外ハネにスタイリングすることで、ナチュラルさと上品さのある仕上がりが叶う。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
【14】前髪の毛流れと重めの毛先に色香が宿る、面長さんが似合うロングヘア
\BEAUTRIUM 青山の出口義法さんがレクチャー!/
鎖骨下3cmのローレイヤーセミロング。カットラインをしっかりと残すことでフォルムが崩れにくくなる。前髪は奥行き7cmで下におろし鼻位置でカット。中央に寄せてカットすることで自然なラウンド形になり、毛流れが出やすくなる。前髪をサイドで分け、片目にかかるように前髪を流してグッとエレガントに。
顔まわりの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
逆三角形型【1選】
【1】サイドバングで頬骨隠し! 逆三角顔が卵型になる華やかリバースロング
\air-GINZAの三河内靜香さんがレクチャー!/
「前髪は少し長めに、頬のあたりで設定。サイドの髪を少し多めに、前髪からつながるようにカットしています。縦の長さを出すことができるので、丸顔さんやベース型さんでもバランスよく仕上がりますよ。さらにトップにも少しレイヤーを入れて、ボリュームアップ&動きが出るようにしました」(三河内さん)
<スタイリング方法>
「今回は、前髪からサイドにかけての毛流れをエレガントにスタイリングして、流行の外ハネスタイルを40代に似合うように仕上げました。ポイントはヘアアイロンで巻き過ぎないこと。巻き過ぎは老け見えにつながるので注意です!」(三河内さん)
<STEP.1>トップにマジックカーラーを巻く
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く
<STEP.3>耳前の毛束をリバース巻き
<STEP.4>サイドバングをリバース巻き
<STEP.5>オイルワックスを揉み込む
<スタイリングのコツ3か条>
- 巻き過ぎない
- トップから後頭部にボリュームを出す
- ツヤ感の出るスタイリング剤を使う
「ウェットな質感は30代前半まで。40代はツヤ感を重視したスタイリング剤選びが大切です。オイルワックスなら、巻いた髪をキープしつつ適度に保湿もできますよ」(三河内さん)
サイドバングで頬骨隠し!逆三角顔が卵型になる華やかリバースロング
ベース型【1選】
【1】透け前髪とゆるやかなカールが輪郭をカバー。ナチュラルな巻きロング
\ZACC raffineの賀山博之さんがレクチャー!/
ベース型の場合、前髪を薄めに作るのもポイントなのだそう。
「前髪を薄くつくると肌の露出が増えて抜け感が出ます。前髪を厚めに作ってしまうと、ベース型がより目立ってしまうことがあるので薄めに作るのがベストです」(賀山さん)
<スタイリング方法>
「リバースで巻いていくと、毛先はバラバラになりがち。髪のダメージが目立ちやすくなってしまうので、最後に毛先をまとめて外ハネにしましょう。この一手間でまとまりとツヤ感が出ます」(賀山さん)
<STEP.1>カーラーで前髪を巻く
<STEP.2>髪全体の中間をリバース巻きに
<STEP.3>両サイドと後ろ、3箇所の毛先を外巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先の中間からリバース巻きに!根本から巻かない
- まとめて毛先を巻くとツヤがアップ
- 前髪は薄く!根本から巻き過ぎない
「バームやオイルなど、うるおいを与えてあげるスタイリング剤を選ぶこと。髪のダメージが目立ちにくく、まとまりのある仕上がりへと後押ししてくれます」(賀山さん)
巻き方を変えるだけで若返る!美容師が教える、失敗しない「リバース巻き」の方法
- TEXT :
- Precious.jp編集部