【目次】
- 髪の毛がダメージを受ける「原因」
- 髪の毛にツヤを与える「シャンプー」
- キューティクルを整える「ブラッシング」
- 髪の毛を傷めない「タオルドライ」
- 艶やかさをアップする「トリートメント」
- ツヤツヤの美髪になる「ドライヤー」
髪の毛がダメージを受ける「原因」
■髪の毛の層によってダメージの原因が異なる
「まず、キューティクルの損傷の原因はパーマやシャンプー、ダオルドライやブラッシングです。すきバサミなどでのカットも原因になりますね。コルテックスは髪のタンパク質の部分、ここの部分の損傷の原因は、カラーなど、美容室の薬剤です。アルカリ性の薬剤に反応して傷んでしまうのです。
そして、最後にコルテックスの熱変性ですが、これはヘアアイロンやドライヤー、ストレートパーマやデジタルパーマなど、熱を加えることでタンパク質が熱変性を起こしてしまい、髪の芯の部分までダメージが及んでしまいます」(渋谷さん)
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髪の毛にツヤを与える「シャンプー」
■シャンプーは髪に優しく、頭皮を洗うことを心掛ける
「まず、多くの人が勘違いしているのですが、シャンプーは『髪を洗うというよりも、頭皮を洗うもの』なのです。 なので、髪はできるだけソフトに洗うべきなのですよね。毎日洗っていると傷んでいってしまう、洗濯物と同じような感じで考えてもらうといいと思います。
基本的に頭皮を洗うものなので、頭皮はしっかり洗い、髪はもみ洗いでなるべく擦り合わせすぎないように洗うということに、気をつけてほしいですね。シャンプーは洗う前にしっかり泡立てておくことです。そして、補修機能を閉じ込めるためのコーティング剤であるリンスやトリートメントは、忘れずにすること! ですね」(渋谷さん)
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■その日の毛穴汚れがきちんと落とせる「パーフェクトなシャンプー法」
<STEP.1> 目の粗いブラシで、まずはブラッシング
・目が粗く、クッション性のあるバドルブラシなどを用い、まず毛先の絡まりをとる。
・次にポニーテールを結うように髪の根元から頭頂部に向かってブラッシングしていく。
・ブラシの先端を頭皮に当てながら動かすのがポイントに。
<STEP.2>地肌にシャワーを当て、内側までしっかり予洗い
・頭上からシャワーをかけるだけだと、髪の表面しか濡れず、内側まで濡れていないことが。
・そのため、髪の上部を持ち上げてハーフアップのようにしたりと、髪を分けながら、シャワーヘッドを頭皮に当てつつ濡らしていく。
・左右の耳上をつなぐ後頭部は髪の密度が高く、毛穴が詰まりやすいのでよく濡らして。
<STEP.3>洗うべきは髪ではなく、頭皮!
・適量のシャンプーを手のひらにとって泡立ててから、指の腹を使って、頭皮をもむように洗っていく。
・シャンプーの汚れを落とす成分は頭皮への負担になりやすいので、頭皮を洗う時間は1分以内にし、まんべんなく洗うのがコツ。
\毛先を泡立てネット代わりに/
<STEP.4>「もう十分」と感じたら、さらに1分長めに流して
・予洗いと同様に、頭上からシャワーをかけるだけだと洗い残しが出やすくなるため、上からだけでなく、下や横など、シャワーヘッドをいろいろな向きから当て、よく流す。
・1~2分が目安だけれど、いつもの感覚よりも必ず長く流すようにすると間違いない。
<STEP.5>トリートメントは、「ツルツル」感触までなじませる
・トリートメントやコンディショナーは髪の中間から毛先に向かってつけていく。
・頭皮についてしまうと、毛穴の詰まりにつながってしまうので、つける場所は必ず守って。
・また、一定方向に指の腹で繰り返しなじませ、髪表面がツルツルになるまで塗り込むのが正解。
<STEP.6>分け目をつくり、地肌から乾かしていく
・シャンプー後はキューティクルが開いているので、すぐに乾かすのが鉄則。
・乾かすときは、頭皮&髪の根元から乾かしていく。
・分け目をつくりながらドライヤーの風を当てると乾かしやすい。
・頭皮や根元が乾いていないと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因に。
「頭皮の皮脂量はTゾーンの約3倍」という事実。大人の正しい「シャンプー法」とは?
キューティクルを整える「ブラッシング」
■髪が濡れた状態の「ブラッシング」は要注意!
「髪って濡れた状態のときが、いちばんもろい状態なんですよ。そういった時に強引に髪をとかして圧をかけてしまうと痛みにつながります。
また、古いブラシを使うこともキューティクルをはがす原因になってしまいます」(渋谷さん)
■毛先から徐々にブラシを入れていくのがポイント
「まず、毛先からブラシを入れて、髪をときほぐしていくこと。また、できれば髪がぶれている状態のときは目の荒いコームを使い、乾いている状態のときは、ぶた毛のブラシを使用するのがベストですね!」(渋谷さん)
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髪の毛を傷めない「タオルドライ」
■髪が濡れた状態のタオルドライは要注意!
「タオルドライも基本的にはブラッシングと同じ原理で、髪が濡れていてもろい状態のときにゴシゴシ圧をかけてしまうことで、キューティクルを傷ませてしまいます。
カラーやパーマをしている人は、タオルをゴシゴシドライしてしまうことで、髪が絡まりやすくなってしまうので、より注意が必要です」(渋谷さん)
■根元→毛先へと徐々に水分を取っていく
「まずはタオル選びから、ですね。固いものより、ソフトで吸収力の高いタオルを使用することをおすすめします。
そしてブラッシングとは逆に、タオルドライは根元から! そのあとに毛先は揉み込むように優しくしっかりと水分をとります。髪の毛は、根元から毛先に水が流れる構造になっているので。
絡まりが気になる場合は、先にコームでほぐしてからタオルドライをするといいですよ」(渋谷さん)
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艶やかさをアップする「トリートメント」
■洗髪後にはアウトバストリートメントがマスト
乾燥しやすくダメージを受けやすいくせ毛には、洗髪後のアウトバストリートメントが不可欠です。髪の内側に水分を閉じ込め、表面をなめらかに整えることで、毛髪同士の摩擦を減らします。また艶やかさもアップするので、見た目の美しさを手に入れることができます。
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■トリートメントの種類
内部補修する「インバストリートメント」
「サロントリートメントやホームケアのトリートメントを指します。髪内部のケラチンやタンパク質を補い、重ねるほどに栄養が蓄積していく状態のことを言います」(MAGNOLiA Aoyamaデザイナー・CHINATSUさん)
外部補修する「アウトバストリートメント」
「ミルク、ムース、オイルなどを使用して、毛髪の外側の補強や保湿をすること。こちらはシャンプーでリセットされる為、蓄積はせず毎回つける必要があります」(CHINATSUさん)
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ツヤツヤの美髪になる「ドライヤー」
■ドライヤーは、根元→中間→毛先の順に乾かす
「根元の乾きが甘いまま毛先をメインに乾かすとオーバードライになり、髪を傷めるだけでなく、広がり、乾燥など、老け見えの原因になってしまいます。
理想的なのは、ドライヤーをかけた後、『髪の水分が十分に保たれて艶がある状態』。
そのためには、根元→中間→毛先の順に乾かして、全体的に均一な水分量を保つことが大切です」(CHINATSUさん)
また、キューティクルの流れを逆立てるような乾かし方もNGなのだそう。
「キューティクルが整わない状態では、光が乱反射して見えたりパサついた印象になってしまいます。キューティクルの流れに沿って、ドライヤーを上から下に向けて乾かすのがコツ。艶やかで光沢のあるヘアスタイルに仕上がります」(CHINATSUさん)
<STEP.1>髪の根元を立ち上げる
<STEP.2>髪の中間を乾かす
<STEP.3>毛先をまとめる
<STEP.4>冷風でキューティククルを引き締める
外出自粛で美容室に行けなくても「乾かし方」で若見え美髪をキープ! 美容師直伝のドライヤーテクニック
- TEXT :
- Precious.jp編集部