表紙キャラクター大政 絢さんの“花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

今回は、夜の時間が長く感じられる秋から冬にかけて、ゆったりと過ごす機会が増えるという大政さん。「日が暮れてからの時間帯に映える花の楽しみ方を知りたい」とのリクエストに、「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰の壱岐ゆかりさんに、この季節にぴったりの意外性のある器を用いた花の楽しみ方を教えていただきました。

壱岐 ゆかりさん
「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰
(いき・ゆかり)花本来の魅力を伝える独自のスタイルに定評がある。[本店]東京都渋谷区神宮前6-31-10

This Month's Flower:「秋の夜長は暗がりのなかで花を囲んで」

日照時間が短くなるこれからの時期にぴったりの、意外性のある器を用いた花の楽しみ方を伝授します。

Flower Data:ガイラルディア、ヘリコニア

「『天気の器』はガラス作家・佐々木 類さんが手掛けたもの。光合成する植物と太陽光を記憶するガラスの取り合わせから、自然の恵みを感じることができます。『天気の器』は不定期で販売」(壱岐さん)


AYA's Question:「日が暮れてからの時間帯に映える花の楽しみ方は?」

「夜の時間が長く感じられる秋から冬にかけて、自分を労ることを意識したり、自宅でゆったりと食事を楽しんだりする機会が増えます。そんな場面に映える、花のアレンジをマスターしたいです」(大政さん)。

Florist's Answer:「蓄光ガラスに花を浮かべてキャンドルのような灯火を」

「肌寒くなる秋冷の頃には、温もりを感じられる花あしらいがおすすめです。今回、花器として用いたのは、太陽の光を蓄えて、暗がりで輝く蓄光ガラスの器。晴れた日は強く発光し、曇りの日は優しい光をまとうガラスは、その日の天気を可視化してくれます。

ぜひ、テラスやベランダで、日が暮れてからも太陽の光をじっくり味わえる『天気の器』を主役にした花のアレンジを。水を張った器の中に、赤や黄色など鮮やかな花を選んで浮かせれば、まるでキャンドルのような、暖かな光が生まれます。起毛感のあるヘリコニアをテーブルランナー代わりにすることで、さらなる特別感も生まれます」(壱岐さん)。


「『天気の器』にお花を浮かべるアレンジは、揺らめく炎を眺めているような癒やしの効果も。安定感のある低めのワイングラスやタンブラーは、食卓の花飾りとしても適しているので、すぐに取り入れたいアレンジです」(大政さん)

問い合わせ先

THE LITTLE SHOP OF FLOWERS

TEL:03-5778-3052

PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、池永裕子(Precious)
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