都心でありながら、喧噪から離れて落ち着いた雰囲気のある西新宿に位置する「京王プラザホテル」。
2階のフードブティック「ポピンズ」にて、2022年のクリスマスケーキが登場しています。本記事では、上質感漂う美しいケーキの数々を、実食レポートと共にご紹介します。
京王プラザホテルのクリスマスケーキ&スイーツ10選
■1:食べられる宝石箱「エクラン・ド・ボヌール ~幸せの宝石箱~」
存在感のある大きな宝石箱に思わず目を見張りますが、実はこれ、全部チョコレート! もちろん、すべて食べられます。
こちらのケーキは今年で3年目になりますが、いつもと趣向を変えてブルーに。ピンクとブルーが候補にあがっており、とても悩んでブルーに決定したそう。
ひとつを作るのに3日間かかるという大作。その細かな装飾に思わずうっとりしてしまいます。
宝石箱の中は3段に分かれており、そこには9種類のプチガトーと華やかなリースが飾られたケーキが閉じ込められています。
プチガトーは「アーモンドプラリネとショコラのガトー」、「ラズベリーのクリームガトー」、「イチゴのクリームのショートケーキ」、「マスカラポーネのクリームのガトー」、「ホテル伝統のショートケーキ」、「ピスタチオのムース」、「ベリーのタルトレット」、「マロンのプティシュー」、「オレンジのタレトレット」となっています。キラキラと輝くプチガトーは本当に宝石のようです。
そして、ケーキは左右で味わいが違います。左側はマロンとバニラの優しい風味と、オレンジのクリームがアクセントに。そして、右側はラ・フランスが印象的。そこにキャラメルとエピスのムースが調和しています。
また、リース部分はアニスやシナモンといったスパイスを飾っており、食べ終わったあとにそのままスパイスとして紅茶に入れて楽しむこともできるのだそう。チョコレートの宝石箱も日持ちするので、クリスマスが終わったあともしばらく楽しめそうなケーキです。
■2:シンプルだからこそ引き立つ味わい「プルミエ・ダムール」
年々、オーダーが増えているというのがこちらの「プルミエ・ダムール」。クリスマス限定で作られているショートケーキです。上品で細やかな生クリームはシェフパティシエが自らブレンドしたものです。
また、スポンジは国産小麦と名古屋コーチンの卵を使ってふんわりと焼き上げています。そして、いちごは糖度の高い国産いちごを使用。
いちごの酸味とクリーム、しっとりとしたスポンジがバランスよく調和され、上質なショートケーキが楽しめます。
■3:雪景色のような「コットンベリーのショートケーキ」
こちらのショートケーキの主役は奈良県産の希少な白いちご「コットンベリー」です。スポンジは北海道産の良質な小麦と栄養価の高い濃厚な味わいの烏骨鶏の卵を使用し、ふんわりと。
そして生クリームはオリジナルブレンドしたものを使い、昔ながらの製法で作られています。
去年から試作をしていたというショートケーキの味わいは極上。希少なコットンベリーがケーキに程よい酸味を加えてくれています。
■4:クリスマスの物語を綴る「タリーナ」
昨年も大人気だった「タリーナ」。フィンランド語で「物語」という意味のケーキです。
「1年に1度だけ綴るクリスマスの物語」がコンセプトで、素敵なクリスマスの物語が綴られるように、という思いが込められています。以前は本を閉じた形だったそうですが、開いた形にすることでより人気のケーキになったのだとか。
こちらのケーキも、左右で異なる味が特徴。左側はほんのりビターなキャラメルとショコラで濃厚な味わい。そして右側はベリーなどの果実の香りが心地よく、ピスタチオとマスカルポーネでしっとり、さっぱりとしたものとなっています。
別々の味わいながら不思議とバランスがとれており、どちらをいただいてもハッピーな心持ちになりますよ。
■5:三角形がキュートな「ブッシュ・ド・ノエル」
大きなもみの木が印象的な「ブッシュ・ド・ノエル」。ブッシュ・ド・ノエルと言うと丸太の形を想像しますが、こちらは三角形となっています。
濃厚な和栗とメイプルの香りのケーキ、ベリーとピスタチオのケーキ、ふたつの味が組み合わされています。
和栗のババロアとムースショコラ、フィヤンティーヌショコラが層になったケーキには、メイプル生地のキャラメルロールが入っており、断面図は丸太のようにも見えます。とても柔らかな優しい味で、なめらか、サクサク……など、さまざまな食感も楽しめます。
ベリーとピスタチオのケーキはとてもよい相性で濃厚かつ、上品な味わいに。一口ほおばるとさまざまな味わいが広がりますが、不思議とそれぞれの味がバランスよく主張してくれています。
■6:ダイエット中でも安心!「低糖質ショートケーキ」
クリスマスにケーキを食べたいけれど、ダイエット中だとやっぱり糖質が気になる……という人も多いはず。でも、このケーキなら安心です。
小麦粉を使わない代わりに豆腐やアーモンドプードル、糖質を抑えた甘味料などの食材を使うことで低糖質となっています。でも、伝統のおいしさはそのまま。まさにおいしいとこどりのクリスマスケーキです。
味わいはさっぱりとしていて、それでいてショートケーキらしい優しい甘みが感じられます。言われなければ低糖質だとは感じないお味でした。
■7:伝統の味わい「ストロベリーショートケーキ」
直径25cmの「フルール」、直径16cmの「イヴェール」の2種類がある「ストロベリーショートケーキ」。
すっきりとした口どけの生クリームと贅沢に飾ったいちごが調和するホテル伝統のクリスマスケーキです。サイズが2種類あるので、シーンに合わせて選べるのもうれしいところですね。
■8:ひんやりおいしい「ノエル・ピスターシュ」
「ノエル・ピスターシュ」は昨年からスタートした配送専用のケーキです。
ピスタチオのムースといちごのジュレがアクセントになったベリーのムース、香ばしいアーモンドビスキュイがほどよく香ります。上にのったマカロンはいちごとピスタチオで、クリスマスカラーのビジュアルはとてもキュート。
いただく10時間前に冷蔵庫で解凍すればOK。離れて暮らしている家族への贈り物にもおすすめです。
■9:しっとりといただく「シュトーレン」
ドイツ伝統のクリスマス菓子、シュトーレン。初代シェフ直伝のレシピで作られている、ファンの多い一品です。
バター、ドライフルーツ、スパイスをたっぷりと使い、マジパンを練りこんで焼き上げています。焼き上がり後すぐに熱々のバターにくぐらせているため、食べるとバターの風味が口中に広がり、しっとりした舌ざわり。
時間が経つにつれて少しずつ味わいがなじんで変化していくシュトーレン。待ち遠しいクリスマスまで、少しずつ切っていただいてみてくださいね。
■10:家族みんなで楽しみたい「パネトーネ」
パネトーネとはイタリアで「大きなパン」という意味。クリスマス時期の朝食や食後のデザートなど、さまざまなシーンで楽しまれる伝統菓子です。
自家製発酵種を使用した風味豊かな生地とドライフルーツの芳醇な味と香りが魅力。昨年から販売されたパネトーネは、「家族みんなで食べられるように」という思いが込められた大き目サイズです。
華やかなケーキにはパティシエたちのこだわりが詰まっています。伝統的なものからほかにはない革新的なもの、冷凍配送のものまで種類豊富に用意されているため、どれを選ぶのか悩むのも楽しそうです。また、ひとつのケーキで異なる味わいを楽しめるものが多いので、飽きずにいただけそうなのも魅力ですね。
今年のクリスマスは、「京王プラザホテル」のケーキで聖夜の食卓を彩ってみませんか?
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
問い合わせ先
- 京王プラザホテル フードブティック「ポピンズ」
- 予約受付/~2022年12月18日(日)
- 販売期間/2022年12月17日(土)~12月25日(日) ※「シュトーレン」及び「パネトーネ」は2022年11月5日(土)より販売
- 営業時間/11:00~21:00
- TEL:03-3344-0111
- 住所/東京都新宿区西新宿2-2-1
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ふくだりょうこ
- EDIT :
- 小林麻美