楽しいイベントが多い年末年始は、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸に負担をかけてしまいがち。胃の働きは食べ物を消化することですが、腸の場合、大きく分けると小腸と大腸があり、小腸は食べ物の栄養を吸収する“インプット担当”、大腸は食べ物のカスや老廃物を便として出す“アウトプット担当”という役割が。まずはこのことを知っておきましょう。

そして、胃も腸も機能が鈍ってしまうと、栄養が吸収されにくくなったり、便秘や下痢を引き起こしたり、と体調不良につながることも。

胃腸は私たちが思う以上にデリケート。負担をかけてしまったときはしっかりと労ってあげる必要があるのですが、エイジングデザイナーの村木さん曰く、最も簡単に胃腸のケアができるのがツボ押しなのだとか。

おすすめは、「天枢」というお腹にあるツボ。プッシュすると、胃もたれ・消化不良・食べすぎ飲みすぎに有効で、便秘、下痢対策にもなるのだとか。負担をかけてしまうこの時期は、こまめにプッシュして胃腸を整えてくださいね。

■Step1:「天枢」(てんすう)のツボの位置を確認

 「天枢」はおへそから指幅3本分外側の左右2カ所にあります。

「天枢」(てんすう)のツボの位置を確認
 

■Step2:中指と人差し指の2本を使ってじんわりとプッシュする

中指と人差し指の腹を使ってゆっくり押します。5秒かけてじんわりと圧をかける、5秒かけてゆっくり力を抜きながらはなす、を3〜5回を繰り返します。このとき息を止めずに深呼吸しながら行いましょう。

中指と人差し指の2本を使ってじんわりとプッシュする
 

【まとめ|薄毛&白髪対策に!ガチガチ頭皮をほぐすコツ4か条】
1. 食べ過ぎ、飲みすぎで胃腸に負担をかけると機能がダウンしがち。
2.胃腸が硬くなると体調不良を引き起こしたり、メンタルにも悪影響が。
3.胃腸の血流を良くして活性化するためにはケアは必須。
4. 胃腸に効く「天枢」のツボ押しを行えば、簡単にケアできるのでおすすめ。

以上、「年末年始の食べ過ぎ対策に。お疲れ胃腸をケアするツボ押しメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は1月7日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で実感! 自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』(宝島社)が発売中。 Instagram
 
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「胃腸に負担がかかっているかどうか、というのはあまり意識していませんでしたが、このツボ押しを行うと、冷えていたお腹がポカポカになる感覚に。しばらくすると腸がグルグルと動き出している感じがします。ついつい食べ過ぎてしまうこの時期は、こまめにプッシュするとよさそうですね」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子