本日はまず、いきなりクイズです。
【問題1】「斉える」ってなんと読む?
「斉える」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「きちんと揃える」という意味の言葉です。
<使用例>
「ここ最近、不摂生が続いたから、そろそろ斉えないとね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 「斉える(ととのえる)」 です。
「ととのえる」という言葉には「整える」「調える」「斉える」と、実は複数の漢字表記がございます。「斉える(ととのえる)」は常用漢字「斉」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)ですが、意外に思われた方も多いのでは? 実は明日、3月7日は『サウナの日』という記念日です。これは「サ(3)ウナ(7)の」の語呂合わせですが、サウナといえば、昨今ブームにもなっており、利用後に心身がすっきりと爽快になることを「ととのう」と表現しますね。…ということで、これにちなんだ1問目でした。
さて、2問目も「斉」の字の入ったクイズです。
【問題2】「均斉」ってなんと読む?
「均斉」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「釣り合いが取れて整っていること」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「あなたのような、均斉のとれたボディに憧れるわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 均斉(きんせい)です。
この言葉もお馴染みながら「均整」という表記のイメージが強いかもしれません。しかし「斉」という字、実は音読みの「セイ」のみが、常用漢字表に掲載された読み方で、一般的に中学3年生で学びます。苗字の「斉藤(さいとう)」さんなど「サイ」と読むイメージが強いと思いますが、常用漢字としては「一斉(いっせい)」や、今回の「均斉(きんせい)」などが範疇です。「均斉」をうっかり「キンサイ」などと誤読すると、中学生に笑われてしまうかもしれませんので、ご注意ください。
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本日は、3月7日『サウナの日』にちなんで、
・斉える(ととのえる)
・均斉(きんせい)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱