明日、4月8日は『出発の日』という記念日です。これは4(し)と8(はち)で「出発(しゅっぱつ)」と読ませる語呂合わせで、新年度のスタートでもあるこの時期、新生活で忙しく乱れがちな生活リズムを整えるために朝食を摂ることを提案する目的で生まれました。 みなさま、朝食、しっかり食べていらっしゃいますか? ということで本日は「出」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「出立」の「しゅったつ」以外の読み方は?
以下の問題文の文章の文脈に合う「出立」の正しい読み方をお答えください。
<問題文>
「初めての方にお会いするのに、そんな出立ではラフすぎるわよ」
![ラフすぎる「出立」って?](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/720mw/img_3a137a6530fa46e374871ff71e7470da164974.jpg)
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
![正解は↓に‼](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/9/0/720mw/img_904468b44c7924279ca2d78f18a14e71566835.jpg)
正解は… 出立(いでたち) です。
![※同じ意味で「でたち」とも読みますが、現代的には「いでたち」がポピュラーです。](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/0/720mw/img_c095694b6ceba51d189ce39b0935ee5b214297.jpg)
「出立(しゅったつ)」と読むと、「出発すること。旅に出ること。発足」という意味ですが、「出立(いでたち)」と読むと、現代、一般的には「服装」を意味する言葉になります。「出立(いでたち)」には、もともと「出立(しゅったつ)」と同じ意味もあり、ほかに「立身出世」や「家を出たあたり」「晴れの行為の準備」など、多岐の意味をもつ言葉ですが、現代的には「服装」という意味で使用される例がポピュラーで、今回の問題文の文脈でも「服装」という意味で使用されています。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「出立」の「しゅったつ」「いでたち」「でたち」以外の読み方は?
以下の文章の文脈に合う「出立」の正しい読み方をお答えください。
<問題文>
「週末、お昼からお風呂タイムを楽しんでたら、出立のところに宅配便の配達があって、焦ったわ!」
![まだ、読み方がある…!今回は、読み仮名3文字です。](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/720mw/img_3a137a6530fa46e374871ff71e7470da164974.jpg)
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
![正解は↓に‼](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/a/720mw/img_8a2f1b6cbdf489daf081bcab1e721dcb620595.jpg)
正解は… 出立(でたて)です。
![](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/720mw/img_0b5762c53f04e58545a0156c9fa2ff02203182.jpg)
「出立(でたて)」…「出て間のないこと」を意味する言葉です。今までの流れに惑わされず、正解できましたか?
***
本日は、4月8日『出発の日』にちなんで、「出立」という熟語のいろいろな読み方、
・出立(しゅったつ/いでたち/でたち/でたて)
を、文脈通りに正しく読むトレーニングをいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱