【目次】
センターパートが似合う人「特徴」と「似合わせる方法」
■丸顔さんは小顔に見える
「丸顔さんがショートにするときは、前髪を長めにするのがおすすめです。とくにセンターパートは、顔の縦がより強調されるので◎。毛先の落ちる位置を計算して、輪郭に菱形をつくってあげると、頬の丸みもカバーできます
内巻きフォルムだと丸みが強調されてしまうので、菱形をイメージしたカットでくびれをつくってあげるといいと思います。くびれフォルムは、トレンドのスタイルでもありますよ」(AFLOAT XELHA 店長 中川恵理さん)。
丸顔カバーには、センターパートのくびれショートボブが効果的!
■面長さんはレイヤーで調整を
「面長さんは、顔の縦幅を強調するセンターパートに苦手意識のある人も。そんなときは、前髪にレイヤーを入れてサイドに流れるシルエットをつくると◎。横に広がりが生まれるので、縦の印象を軽減できます。全体のシルエットも、トップにボリュームを出しつつ、横幅も強調できる菱形シルエットにすると、さらに顔型がキレイに見えます」(kakimoto arms ららテラス武蔵小杉店 店長 林麻美さん)。
カギは菱形シルエットにあり!「面長」でも似合うセンターパートのミディアムスタイル
「ショート」3選
まとまりやすい美ショートボブ



【How to style】
「長さはあごとリップラインの中間くらい。毛先はパツッとワンレン気味に重めにカットをしていますが、全体的にグラデーションを入れ、自然な丸みが出てまとまりやすいスタイルに。サイドの毛は耳にかけられる長さを残しているので、耳にかける分量を変えるだけで、シャープに見えたり、より女性らしく見えたり、雰囲気を微妙にチェンジできるのもポイントです。佐伯さんはトップがペタッとしてボリュームが出づらい髪質ですが、ロングやミディアムではなくショートボブと長さが短いのでやはり、髪の重みでぺったりはしづらいと思います。まとまりやすさにこだわってカットさせていただいているので、2~3か月たってもスタイルをキープしていただきやすく、扱いやすいのも魅力です」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん)。
40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを
程よくモード感のあるマッシュショート



【How to style】
「一見ボリュームがあるように見えますが、実はモデルさんはボリュームが出にくい髪質。すそが重いとボリュームがより出にくくぺたっとしてしまいがちなので、表面は長さを適度に残しつつ、アンダーセクション(うしろのすそ部分)にしっかりと軽さを出すようにカットしています。すそに軽さを出し、後頭部に丸みができるよう調整することで、ふんわりとしたボリュームのあるシルエットに。サイドはパツンとまっすぐに切らず、適度にグラデーションを入れて自然にボリュームが出やすいように整えています。もともとモデルさんは前髪なしのワンレンボブだったのですが、おでこの形がキレイなので、前髪も長めに残しサイドに自然に流しておでこを出すスタイルに。センターパートにすることで、さらにフレッシュでこなれた雰囲気に」(kakimoto arms LaLa terrace MUSASHIKOSUGI店 スタイリストチーフ 西本寛之さん)。
40代に似合う【おでこ出しマッシュショート】程よいモード感と大人かわいいをいいとこどり!
トップのボリュームを保つふんわりショート
【How to style】
髪の太さも柔らかさも扱いやすい印象の、モデルさんの髪。ただトップに生えグセがあって、根元がペタッと寝やすいのが難点なのだとか。「後頭部に丸みをつけて襟足をすっきり見せることで、トップに自然なボリューム感が生まれます」(natura クリエイティブディレクター 内藤新士さん)。
40代に似合う【ふんわりショートヘア】トップをボリュームアップさせる【スタイリング術】を伝授
「ボブ」5選
ほんのり前髪をプラスした美バランスボブ



【How to style】
「幅狭くごく少量だけ前髪をつくることで、シースルー前髪も、サイドに分けて前髪なしのスタイルも楽しめるので一石二鳥。前髪をつくってみたいけれど、若つくりして見えるのはイヤ、という方にもおすすめです。
毛量がやや少ないこともあり、トップやこめかみ部分はペタッとしやすい髪質。ベースはあごラインのボブ。うしろは表面のみに若干レイヤーをいれています。後頭部につむじがあり髪が割れやすいので、レイヤーを入れて軽さを出し、ふんわりカバーしています。サイドは自然に流れる毛流れができるようカット。前髪はセンター1~2cmと幅狭めにつくり、シースルー前髪にも、サイドに分けて前髪なしにも、アレンジ自在に」(MINX shibuya smart salon ディレクター 知念弘行さん)。
40代に似合う【ほんのり前髪あり美バランスボブ】イメチェン自在な幅狭め前髪でこなれ感をかなえる
程よい動きと抜け感のある軽やかくびれロブ



【How to style】
「ハリコシがありながらも、トップはやはりぺったりしがちな髪質。内側にレイヤーをつくり、表面にふわっとかぶさるよう、上下にわけてカットしてベースをつくっています。欲しい部分にふんわりとしたボリュームを出しながら、くびれをつくってメリハリをプラス。顔周りは流れやすいよう調整しながら、前髪は長めかつ薄めにつくり、軽やかな抜け感を。程よいレイヤーで動き&ボリュームを出し、今っぽいバランスに仕上げています」(LANVERY スタイリスト 菅野太一朗さん)。
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サイドの分け目で白髪カバーが叶うこなれボブ



【How to style】
「ベースはあごくらいの長さのグラデーションボブ。レイヤーは全体的に少なめ。毛先は微妙にグラデーションを入れることで、毛先に丸みを出しながらもつるっとした面をつくり、ツヤ髪に見えるよう仕上げています。ワンレンっぽく見えますが、顔周りに少しだけ短い毛を仕込み、動きと軽やかさプラス。シャープな切りっぱなしボブとはひと味違う、丸み&しなやかな動きのあるやわらかい雰囲気に」(marr 中目黒店 スタイリスト 土田麻美子さん)。
40代に似合う【ワンレン気味のしなやかこなれボブ】分け目ふんわり、気になる生え際も自然にカバー
ゆるめパーマでつくるゆるふわエアリーボブ



【How to style】
「毛量はややあるほう、髪1本1本もややしっかりめ。根元はペタッとしがちですが、毛先はゴワついて広がりやすく硬い印象に見えてしまうのがお悩み。カットはワンレンボブをベースに、パーマと連動して動きが出やすいよう、耳うしろあたりの内側にレイヤーを入れています。毛先は厚みを残しつつ、適度に毛束の間に隙間をつくるようにして柔らかな動きが出やすいよう調整しています。パーマは太めのロットでゆるく、まとまり感はキープしながらも自然な動きが出るように中間から毛先を中心に。前髪はリップラインくらいで長めに単独でカットし、顔周りにニュアンスをつくり、フェースラインもキレイに映えるフォルムにこだわっています」(Cocoon スタイリスト 松村果穂さん)。
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軽やかな動きで面長カバーできるワンレンボブ
【How to style】
「今回のモデルさんはさほど面長顔というわけではありませんが、面長を気にされているお客さまは40代50代を中心にとても多いです。縦長シルエットになるロングやミディアムよりは、ボブ自体が面長感が目立ちにくいというのもありますが、髪がペタッとして動きがないと面長感が余計に気になってしまいます。面長感をカバーしてこなれた印象に見せたいのならやはり、スタイリングでふんわりとした動きを出すことが絶対条件。カットは襟足ギリギリのワンレンボブ。段はあえて入れていないので、時間をかけてスタイリングしなくてもまとまりのいいスタイル。スタイリング次第で大きく印象が変えられるのもこのスタイルの魅力です」(ABBEY 代表 龍正也さん)
40代に似合う【面長カバーの前髪なしワンレンボブ】顔周りの “ひと束” が小顔&おしゃれ見せのポイント
「ミディアム」7選
ボリュームアップを叶えるローレイヤーミディアム



【How to style】
「レングスは鎖骨につくくらい。毛先の厚みを残しながら、レイヤーは低めに入れています。1本1本が細く潤いを保ちにくくパサつきやすい髪質なので、ハイレイヤーでははなくローレイヤーにとどめるのがポイント。ローレイヤーでまとまりを出しながら、ふんわりと適度に動きを出していきます。前髪はノーズラインくらい長めにカット。流す前提の前髪の長さをキープ。顔周りにひと束、流れるような毛流れがあることで、フェイスラインもシャープにリフトアップ見せることができます。おろしても、耳にかけても、結んだときもニュアンスになる、万能な長さの前髪もこのスタイルの鍵です」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。
40代に似合う【ナチュラルローレイヤーミディアム】髪はふわっとボリュームアップ、リフトアップ印象もかなえるスタイル
センターパートに少しだけ前髪を出したこなれミディアム



【How to style】
「おろしても結んでも映えて扱いやすい、が前提なので、全体の長さは鎖骨くらい。レザーは使わずシザー(はさみ)を使って全体をカットしています。毛量が多いのでかなり毛量調整もしていますが、すきばさみも使わずすべて普通のはさみで。広がりやすい髪にもまとまりが出る用、ドライの状態でもカットを加え、バランスを見ながらカットしています。ほぼ段は入れず、表面にっ少しだけレイヤーを入れて動きは出やすく。今回のモデルさんの場合、頭のはちが張っていてより広がりやすいのでレイヤーはごく少量のみに。毛先はパツッと切りつつも、切りっぱなしにはせず丁寧に毛先をぼかしていくのがポイント。前髪はセンターのみ、指1本弱分くらいの量で、あえて少量だけつくっています。おでこを出すスタイルも、前髪をおろしたスタイルも、さりげなく2Wayで楽しめるのも魅力です」(NORA GINZA 店長 久場秀行さん)。
40代に似合う【いつでもこなれ映えミディアム】扱いやすさにこだわったヘアは超少量前髪がポイント
細めのハイライトで立体的に見せるミディアム



【How to style】
「ウェイトのバランスが下がってくると間延びして見えるので、レイヤーを入れひし形シルエットに整えることで顔立ちまでリフトアップ効果を狙っています。ぺったりしがちなトップは表面にレイヤーを入れ、ボリュームを出しやすく。全体的にスライドカットを加え毛流れが出やすいように、アイロンで巻かなくても適度なニュアンスがや動きが出やすいよう調整しています。前髪は動きを出した時に頬骨に自然にかかるくらいの長さで。ハイライトは表面を中心に、さらにフェイスラインや襟足にも細めに入れています。ダメージが気になるので最小限のデザインでダメージレスなハイライトを目指しました。肌のトーンに合わせ、グレージュでもくすませすぎない肌映りのいい色味で。気になる白髪を適度にぼかしつつ、立体感&透明感を際立たせるハイライトにこだわりました」(NORA HAIR SALON 店長 スタイリスト 中迫ケンジさん)。
40代に似合う【細めハイライトで立体感際立つミディアムヘア】ふんわりとした毛流れや透明感、白髪ぼかしもかなう
まとまりやすさが嬉しいエレガンスなミディアム



【How to style】
「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)
40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく
表面のレイヤーでしなやかに見せるミディアム



【How to style】
「鎖骨下のミディアム。ザクザク切ってしまうと乾燥しがちな髪が余計にパサついて見えてしまうため、しなやかなまとまりが出るようカットしています。中間からスライドカットで髪を間引き、パサつきを抑えながら量感をとっていきます。レイヤーは表面だけに少量入れて、自然な動きと柔らかさが出るように。前髪はサイドに自然に流す前提で、あごくらいの長さで長めにつくっています。髪質や髪の樓、さらに噛碧の形やお似合いになる雰囲気に合わせて、間引きとレイヤーのバランス、さらに前髪の長さも絶妙に調整してカットしています」(Sui OMOTESANOD 副店長 中西雄二さん)。
40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!
ボリュームが出づらい髪もふんわり見せるミディアム



【How to style】
「ベースは肩につくくらい、やや前上がりのワンレンでカット。サイドからバックまであごくらいのラインで表面のみにレイヤーを入れ、動きを出しやすいよう調整しています。レイヤーが入っているので、短い毛をつなげるために少しだけ前上がりにカット。前髪はやや長め、チークラインくらいの長さで自然につくり、ひし形に広げて顔型を美しく際立たせる長さにこだわっています。顔が面長な方のミディアムヘアの前髪は、大人っぽくこなれ感を出しながらバランスよく見える”長め”が断然おすすめです」(GARDEN YOKOHAMA est スタイリスト 金井悠華さん)。
40代に似合う【しなやか美フォルムミディアム】柔らかくボリュームが出づらい髪に動きを出してふんわりと
たっぷりレイヤーで顔型カバー!ヘルシーミディアム



【How to style】
「年齢を重ねていくとフェイスラインがこけてきたり、頬のたるみも相まって、面長感が増して見えるというお悩みをよく耳にします。髪のボリュームも出づらくなり、表情もなんとなくさみしげに見えてしまうこともある40代以降の方におすすめしたいのが、今回ご紹介する”ヘルシーレイヤーミディアム”です。カットでは顔周りにたっぷりとレイヤーを入れ、アイロンで丸みを出すスタイリングをすることで、大人世代のさみしげな顔立ちも自然と華やかに見せる効果が。メリハリ感を出すようなくびれヘアとは違い、丸みのあるひし形シルエットなので、カジュアルでヘルシー、ナチュラル感のある仕上がりに」(MINX ginza central ディレクター 河野沙耶佳さん)。
40代に似合う【ヘルシーなレイヤーミディアム】顔周りのレイヤーでボリュームアップ&表情にも華やぎを!
「ロング」4選
扱いやすい知的フェミニンミディアムロング



【How to style】
「レングスは鎖骨下、バスト上のセミロング。うしろはU字ラインになるような感じで、レイヤーを入れながらカットして軽やかな動きを出しています。レイヤーは毛質や毛量にもよりますが、今回はハイでもなくローでもなくバランスよく入れています。毛量が多く広がりやすい髪なのですが、レイヤーを入れすぎてスカスカにならないように、かつまとまりと軽さを両立させるように調整を。前髪は目の下くらいの長さで。女性らしくも大人っぽく、おろしも流しもバランスよく決まる長さに」(Belle Shinjuku 店長/スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
40代に似合う【知的フェミニンミディアムロング】きちんと感と抜け感のバランスがよく扱いやすいスタイル
顔周りレイヤーで小顔に見せる韓国風ロング



【How to style】
「毛先は全体的にグラデーションくらい、やや重さは残しながらも巻いたときに動きが出やすいよう調整しています。顔周りのみにレイヤーを入れ、ロングでも重く見えすぎないよう、バランスをとっています。顔周りに短い毛を仕込むことで、顔型をカバーして小顔に見せたり、結んだときにニュアンスも出やすく。さらに前髪は流す前提で長めにつくっています。このレイヤーと前髪をどこにどれくらいつくるか、がポイント。毛の量や質に合わせて、さらに顔形に合わせて調整することで、お顔のコンプレックスも自然にカバーすることができます」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん)。
40代に似合う【全方位美人な韓国風ロング】顔周りのレイヤー&長め前髪で華やかかつアレンジも自在に
菱形シルエットで叶える華やかロング



【How to style】
「髪のボリュームが減ってくると、全体的にペタッとしてしまい、寂しい印象を与えてしまうことも。そんな時は、顔まわりにふんわりとしたボリュームを出し、“菱形シルエット”に仕上げるのがおススメです。面長感もカバーできるし、華やかさもグッと増しますよ」(BEAUTRIUM 広尾店 スタイリスト 海野大樹さん)。カットは
「ボリュームが出やすいベースカットで、レイヤーを入れすぎないことに注意し、自分でスタイリングした時もまとまりやすく仕上げています。髪色は、根元から毛先まで徐々に明るくなるようなグラデーションでカラー。長さがあっても自然な立体感が出せます」(海野さん)。
40代に似合う【華やかロングヘア】最旬 “ゆるふわカール”で叶える優雅なシルエット
エラ張りをカバーするロングレイヤー
【How to style】
「胸上くらいのセミロングベース。表面、顔まわりにレイヤーを入れますが、毛先を軽くしすぎないようほどよく重さを残してあげると大人っぽく上品な印象になります。前髪はあごのラインに落ちる長さでカットするのがコツです」(MINX harajuku 総代表 ディレクター 大竹祐紀さん)。
40代に似合う【華やかさアップ!ロングレイヤースタイル】ストレート&カールの絶妙バランスで叶えるエレガントスタイル
- TEXT :
- Precious.jp編集部