【目次】
センターパートが似合う人「特徴」と「似合わせる方法」
■丸顔さんは小顔に見える
「丸顔を小顔に見せたいときは、顔のフレームをできるだけ縦長に見せることが大切。前髪をセンターパートにすることで、額に三角の抜けができ、丸顔を縦長に見せる効果があります。前髪はただ分けるのではなく、根元に立ち上がりをつくるのもポイント。ふわっと立たせることでより抜け感が増し、奥行きと高さも出すことができます」(BEAUTRIUM 265 スタイリスト 市田莉子さん)。
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■面長さんはレイヤーで調整を
「面長さんは、顔の縦幅を強調するセンターパートに苦手意識のある人も。そんなときは、前髪にレイヤーを入れてサイドに流れるシルエットを作ると◎。横に広がりが生まれるので、縦の印象を軽減できます。全体のシルエットも、トップにボリュームを出しつつ、横幅も強調できる菱形シルエットにすると、さらに顔型がキレイに見えます」(kakimoto arms ららテラス武蔵小杉店 店長 林 麻美さん)。
カギは菱形シルエットにあり!「面長」でも似合うセンターパートのミディアムスタイル
「ショート」4選
トップのボリュームを保つふんわりショート
【How to style】
髪の太さも柔らかさも扱いやすい印象の、モデルさんの髪。ただトップに生えグセがあって、根元がペタッと寝やすいのが難点なのだとか。「後頭部に丸みをつけて襟足をすっきり見せることで、トップに自然なボリューム感が生まれます」(natura クリエイティブディレクター 内藤新士さん)。
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前下がりラインが美しいコンパクトショート
【How to style】
「低い位置にグラデーションカットを施したショートボブがベース。白髪が少ない黒髪なので、肌が出る面積を考え、前髪は作らずセンターパートに。襟足は首が長く、キレイに見えるように、タイトに仕上げています。サイドの前下がりのカットラインで、横顔が美しく、頭も小さく見えるように」(いつくし 代表 才田とおるさん)。
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顔型をカバーする菱形ショート
【How to style】
「前下がりのレイヤーショートボブ。レイヤーを入れて、動きとボリュームが出やすいようにしています。毛先の毛量をしっかり取り、くびれを作って菱形フォルムに。センターバングにすることで、顔周りにも菱形が作りやすくなります」(AFLOAT XELHA 店長 中川恵理さん)。
丸顔カバーには、センターパートのくびれショートボブが効果的!
「毛先パーマ」でおしゃれなショート
【How to style】
髪のコシがなく、すぐにペタッとしがちな今井さんの髪。「髪に厚みを出すためにレイヤーは入れていません。ただ、動きが出やすくなるようリップラインに合わせて長さを調整しました。華やかな雰囲気になるよう、毛先を中心にパーマをかけています。パーマをかけるだけで、ご自身でもアレンジしやすくなるはずです」(apish omotesando ディレクター 嶋根寛明さん)。
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「ボブ」5選
軽やかな動きで面長カバーできるワンレンボブ
【How to style】
「モデルさんはさほど面長顔というわけではありませんが、面長を気にされているお客様は40代50代を中心にとても多いです。縦長シルエットになるロングやミディアムよりは、ボブ自体が面長感が目立ちにくいというのもありますが、髪がペタッとして動きがないと面長感が余計に気になってしまいます。面長感をカバーしてこなれた印象に見せたいのならやはり、スタイリングでふんわりとした動きを出すことが絶対条件。カットは襟足ギリギリのワンレンボブ。段はあえて入れていないので、時間をかけてスタイリングしなくてもまとまりのいいスタイル。スタイリング次第で大きく印象が変えられるのもこのスタイルの魅力です」(ABBEY スタイリスト 龍 正也さん)。
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自然な菱形バランスであか抜ける!王道ストレートボブ
【How to style】
「表面の角を取るレイヤーとグラデーションカットで、自然な丸みを持たせたボブスタイル。髪が弱り、ボリュームが減ってくる年齢層では毛量調整は適度にとどめ、バサバサに見えないように注意を」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見 勇さん)。
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ベース型の輪郭をやわらかく見せる外ハネボブ
【How to style】
「外ハネになるように、やや前下がりにカットしています。ハチ上にレイヤーを入れて、菱形シルエットに。前髪は薄めに取り、頬の一番高いところでカット。広がりやすい髪質なので、内側はしっかり量感調節して膨らまないようにしています」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)
「ベースカラーはアッシュブラウン。髪色は、ある程度明るくしてあげるとツヤ感が出せて、肌も明るく見えます。また、ハイライトをブレンドして、柔らかい質感を出しながら白髪もなじませています。髪の乾燥や白髪が気になる方におすすめです」(kakimoto arms 田園調布店 トップカラーリスト 斎藤嘉一さん)。
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骨格カバーも叶うシャープなショートボブ
【How to style】
「グラデーションボブベースで、サイドは内側の毛をしっかり取ってボリューム調整。トップに短い毛を作ることで、ふんわりするようにカットしています。ショートヘアは、横と斜め後ろから見たときのシルエットが重要。サイドからバックにかけてのグラデーションカットは、骨格補整効果があり、頭のかたちまでキレイに見えます。シャープさがポイントになるので、髪に強いクセが出ている場合は、髪質改善効果のあるストレートパーマもおすすめです」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長 栗原貴史さん)。
丸顔をシャープに見せる、柔らかストレートタッチのグラボブショート
パーマでやわらかさをプラスした前下がりボブ
【How to style】
「レザーで前下がりのシルエットにカット。後頭部に自然な丸みが出るように、グラデーションカットをして高さを作ります。ほどよく重さを残すことで、ボブでもほんのりエレガントに。髪質が少し硬めなので、全体にデジタルパーマをかけて、柔らかさと色っぽさを出しています」(Double 店長 西村光太郎さん)。
「ミディアム」7選
トップのペタンコを解決する菱形シルエットのミディアム
【How to style】
髪が柔らかくて細いため、ボリュームを出しにくいモデルさんの髪質。
「耳上の頭の骨が横に張り出しているハチ部分より上と、顔まわりにレイヤーを入れているので、アイロンで巻くだけでふんわりとしたボリュームが簡単につくれます」(Velvet on the Beach 店長 NOBさん)。
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フェイスラインがすっきり見えるレイヤーミディアム
【How to style】
1本1本が硬くて毛量もあるモデルさんの髪質。「毛先に影響が出ないように、内側でしっかり毛量を調整しておくと、ご自身でもスタイリングしやすくなります。また、髪の表面にレイヤーを入れることでシルエットにくびれがつくりやすくなり、毛量が多くても重たい印象になりません」(sui 副店長 中西雄二さん)。
髪を首に沿わせるだけで、もたついて見えるフェイスラインがすっきり!
ベルのようなフォルムで菱形に見せるミディアム
【How to style】
「肩につく位の長さで、アウトラインはフラットに。表面には角を取る程度に、軽めのレイヤーを入れています。前髪はアゴ下に設定し、段をつけて顔周りに動きをプラス。巻くだけで動きが出しやすくなります」(Beauty Connection Ginza Hair Salon 店長 石橋千紘さん)。
顔周りの動きで華やかに!薄毛もエラ張りもカバーする「ベル型ミディアム」ヘア
うねりを表情として活かすレイヤーミディアム
【How to style】
「全体的に髪にボリュームがあるのですが、トップがペタンコになりやすい髪質です。髪の表面にだけレイヤーを入れておくと、全体のシルエットがふんわりするのでペタッとしたスタイルになりません」(kakimoto arms 自由が丘クレオ チーフスタイリスト 山本真実さん)。
顔型も広がりもカバー!エレガントな重めレイヤーミディアム
【How to style】
「顔周りは前に引き出してレイヤーを入れ、トップはラウンドレイヤーで角を取りました。顔周りのレイヤーにより、厚みはあるけど柔らかくてエレガントな印象に。毛量は取りすぎないよう、内側を最小限そぐ程度にするのがポイントです」(kakimoto arms 新宿店 スタイリスト 野村友理香さん)。カラーは、「40代は根元がペタッとしがちなので、細かいハイライトをブレンドして、根元からふんわり感と立体感を出しています。細かいハイライトは、髪が伸びたときに白髪が目立ちにくいという効果もあります」(kakimoto arms 新宿店 カラーリスト 赤松初美さん)。
トップとレイヤーのバランスでまとまりやすいミディアム
【How to style】
全体的にクセがあり、広がりやすいモデルさんの髪。「髪の重さで広がりを抑えるように、レイヤーははちから上に入れ、下は重さと厚みが出るように残しています。このスタイルはトップにボリュームが欲しい方にも向いています」(apish AOYAMA 副店長 黒山慶司さん)。
エアリーだけどシャープに見える菱形シルエットミディアム
【How to style】
やわらかい毛質でボリュームが出にくいというモデルさん。市田さん曰く、パーマスタイルが向いているのだそう。「ウェーブをつけるパーマというよりは、毛流れやボリューム感が生まれやすいふんわりとしたパーマをかけています。レイヤーを入れた毛先がフェイスラインで自在に動くので丸い輪郭をボカす効果もあります」(BEAUTRIUM 265スタイリスト 市田莉子さん)。
前髪を真ん中分けすると小顔になる!ぺたんこ髪も解消できる「ゆるパーマヘア」とは?
「ロング」3選
エラ張りをカバーするロングレイヤー
【How to style】
「胸上くらいのセミロングベース。表面、顔まわりにレイヤーを入れますが、毛先を軽くしすぎないようほどよく重さを残してあげると大人っぽく上品な印象になります。前髪はあごのラインに落ちる長さでカットするのがコツです」(MINX harajuku 総代表 ディレクター 大竹祐紀さん)。
40代に似合う【華やかさアップ!ロングレイヤースタイル】ストレート&カールの絶妙バランスで叶えるエレガントスタイル
リフトアップできる長め前髪×菱形シルエットレイヤー
【How to style】
「前髪は鼻ラインで長めに作ります。ハチ上にレイヤーを入れているので、ラフな動きも出しやすいと思います。桜井さんは髪質が硬めで毛量が多いため広がりやすいタイプ。年齢による大きなうねりもあります。そういった方は収まりやすいようにカットしつつ、スタイリングで巻いてあげるのがおすすめです」(apish cherie 店長 井原早紀さん)。
丸顔をリフトアップ!大人ヘアのうねり&広がりもカバーする菱形シルエットのツヤ感ロング
外ハネの動きとメリハリシルエットで華やかロング
【How to style】
もともと、髪全体に軽くパーマがかかっているというモデルさんのスタイル。「顔まわりのボリューム感、毛先の動きを表現するために、顔まわりにだけレイヤーを入れています。スタイリング剤を髪の内側になじませるだけで、シルエットがふわっとした印象になります」(Cocoon 銀座店 スタイリスト SHUNさん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部