【目次】
丸顔さんの前髪「気を付けるポイント」
パッツン 真ん中分けはNG
「丸顔さんの場合、パッツン前髪や真ん中分けは、フェースラインの丸みが強調されるのでNG。長めの前髪をサイドに流し、斜めのラインをつくってあげると輪郭がカバーできます」(air-GINZA central 副店長 藤本麻衣さん)
丸顔をシャープにする決めては「斜め前髪」。リフトアップも叶うシンプルショート
「前髪あり」おすすめの髪型12選
【1】ショート|自然な毛流れでリフトアップが叶う



【How to style】
「ヘアスタイルのウェイトを上げるようにカットすることで、自然とひし形シルエットに整い、広がりやすい髪にまとまりを出し頭を小さく見せながら、小顔もリフトアップもかなえることができます。後頭部はふわっと丸みがあるように見えますが、無理に膨らませようとせず、襟足をすっかりすぼめるようにカットすることで、フォルムを美しく整えています。
前髪から顔周りには自然な毛流れが出るように、バランスよくカットしています」(AFLOAT TOKYO Smart Salon 代表、スタイリスト 鈴木司さん)。
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【2】ショート|根元からふんわり斜め前髪
【How to style】
「フェースラインの髪を長めに残して丸顔をカバー。トップにはレイヤーを入れて、ふんわり見せています。細かいハイライトカラーは根元がぼけるので、髪に立体感を出すだけでなく白髪ぼかしにもおすすめです」(ABBEY GINZA スタイリスト 田代 拳さん)。
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【3】ショート|斜め×透け前髪であか抜ける
【How to style】
「フェースラインの丸みをカバーするには、ボブのカットラインを前下がりにしてあごにつなげましょう。さらにサイドの膨らむ位置を頬の高さに設定。高い位置にボリュームが出ることで視線が上がり、輪郭がリフトアップして見えるように。前下がりのカットラインとの相乗効果で、よりシャープな印象になりますよ」(K-two Esola IKEBUKURO チーフ 藤井ひかるさん)。
さらに前髪は、斜めに流れるようにつくるとgood! 「幅広の前髪は、顔の幅まで大きく見せてしまうのでNG。丸顔さんは少し額を出したほうが小顔に見えるので、前髪は下ろして斜めに流しましょう。縦長感が生まれて輪郭補整効果がアップします」(藤井さん)。
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【4】ショート|サイドに流した長め前髪で縦長印象
【How to style】
「丸顔にまつわるお悩みに、輪郭を隠そうとするあまり、逆に目立って見えてしまうことも。年齢で髪にボリュームがなくなると、トップもつぶれやすく、さらに顔が横に広がって見えてしまいます」(ZACC vie スタイリスト 田中里春さん)。
解決策は【輪郭をすっきり見せる】&【菱形フォルムにする】というふたつのポイント。「サイドの髪を耳にかけ、フェースラインは隠さずすっきり見せます。トップはつぶれないようふんわり高さを出し、首元は引き締める、そんな菱形バランスに仕上げます。こうすると相手の視線が上に上がり、頬の丸みやフェースラインのもたつきが自然と目立たなくなりますよ」(田中さん)。
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【5】ショートボブ|前髪からつながるサイドバングがポイント
【How to style】
「輪郭を気にされている場合、フェースラインを出すことに抵抗感がある方は多いですよね。でも隠し過ぎるのも野暮ったくなるのでNG。前髪からサイドにつながる髪と、耳前の頬にかかる毛束を長めにつくりつつ、毛先中心にパーマで動きをプラスしましょう。輪郭をカバーしながら抜け感のあるお洒落な仕上がりになります」(MAGNOLiA Aoyama 店長 RYOSUKEさん)。
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【6】ショートボブ|やや斜めにカットした前髪で小顔効果を



【How to style】
「顔まわりは頰の下あたりに毛が落ちるようにレイヤーカット。表面にもレイヤーを入れ、全体は軽くならないように質感を整えます。パーマで襟足は外ハネ、ハチまわり(頭頂部と耳の間でもっとも出っ張っている部分のこと)は中間巻きを2回転して、縦に落ちるカールをつくり、くびれのある縦長フォルムに。前髪はやや斜めにカットしてストレートタッチで仕上げると、カジュアルで清潔感のある雰囲気になり、小顔効果も生まれます」(PearL スタイリスト MAYUさん)。
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【7】ボブ|前髪の毛量や透け感を調整しこなれた印象に



【How to style】
「襟足いっぱいのボブ。頭の形に合わせ、サイド&バックに自然な丸み&ボリュームが出るようにカットしています。ポイントは顔周りと前髪。顔周りはサイドとつなげずに別でレイヤーを。後れ毛風のレイヤーをつくることで顔にかかる毛束ができ、小顔に見せながらフレッシュな印象度がアップ。
前髪は少量、シースルーになるようにつくっています。前髪でも小顔見せ&おでこのシワなどをカモフラージュし、若々しい印象に見せる効果も。ハンドブローでも自然にまとまる、扱いやすいスタイルです」(falo 二子玉川 オーナー、スタイリスト 中嶋 亮さん)。
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【8】ボブ|すべてのバランスが整う長め前髪×ひし型シルエット



【How to style】
「ベースは肩につくかつかないくらいの長めのボブ(ロブ)。これから髪をのばしたいというニーズがあり、のばし中でもストレスなく楽しめるように、いつでもするっとまとまりつつ今っぽく見えるようカットを施しました。頭のはちが張っていて四角く見えやすいので、キレイな卵型で引き締まった小顔に見えるように調整しています。
表面にレイヤーを5~6cm入れて自然な動きを出しながら、鼻横あたりにボリュームが出るように。頭の形を立体的に見せ顔立ちが美しく際立つような、バランスのいいひし型シルエットに整うようカットをしています。絶壁が気になる後頭部もふんわり見えるように。内側にはエアリーな空洞ができるようにカットすることで、首元もスッキリ見せることができます。
さらに前髪は長さを残し、おろしてもサイドに分けてもOKなスタイルに。骨格、顔立ち、髪質を見極め、すべてのバランスが整うようにカットを施しているのがポイントです。髪色は髪を伸ばしていく中で根元が伸びてきてもものっぺり見えず、立体感のあるスタイルが長続きするようにハイライト&ローライトを入れています」(STEP BONE CUT TOKYO ディレクター、スタイリスト 堤好司さん)。
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【9】ミディアム|長めの薄め前髪で大人のバランスをつくる



【How to style】
「毛量は普通ですが、1本1本が細く柔らかい毛質のため、とくにトップやサイドにボリュームが出づらくぺったりとしてしまう宇野さんの髪。毛先は厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れ、ふんわりとしたボリューム&動きを出しやすいよう調整しています。
前髪は目にかかるくらい長め、かつ薄めに。若い世代に流行りのシースルー前髪まではいきませんが、前髪を大人ノバランスで自然につくることで、40代のお悩みであるおでこのシワ隠しにもなり、さらに小顔効果も狙えて一石二鳥です」(Belle Shinjuku スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
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【10】ミディアム|今っぽく見せる長めの2WAY前髪



【How to style】
「ベースは鎖骨くらいの長さのミディアム。顔周りのみにレイヤー(フェイスレイヤー)を入れ、サイドバング部分をしっかり切り込んでひし形シルエットにカットしています。耳横に程よいボリュームが出て、首元にくびれができ、ひし形シルエットに整うことで、顔をリフトアップさせ小顔に見せてくれる効果も。面長の方は横にボリュームが出るので、顔がキュッとバランスよく見えます。さらにフェイスレイヤーによって、顔周りの動きも出やすくなります。
前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリの長さを残して大人のさりげない色気は残しつつ、あえて薄めにつくることで、おろしてもサイドに分けても2Wayで印象チェンジが楽しめるのも魅力です」(ABBEY 店長、スタイリスト 横田雄哉さん)。
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【11】ミディアム|透け前髪で大人かわいい印象に
【How to style】
「クセをおさえるストレートパーマをかけ、フェースラインはレイヤーカットで動きを出しています。前髪は重くなり過ぎないよう、肌が少し透けるイメージでカット。
前髪が厚すぎると顔の明度が下がり、くすんで見えてしまいます。肌が出る量を逆算してつくるのがポイントです」(MINX青山店 取締役、ディレクター 歳嶋建国さん)。
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【12】ロング|束感前髪で抜け感を
【How to style】
丸顔をカバーするには、程よく束感のある前髪をプラスするとよいのだそう。 「重過ぎず程よい束感のある前髪にすることで、目線が輪郭にいきにくくなります。また、前髪に隙間を開けると縦に肌が抜けるので、輪郭に縦長な印象をプラスできます。眉にかかる長さの前髪は、女性らしく若々しい印象になりますよ」(BEAUTRIUM 青山 Store Manager 山本修史さん)。
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「前髪なし」おすすめの髪型8選
【1】ショート|「三角おでこ」で丸顔補整を叶える
【How to style】
丸い輪郭の場合、丸みのある頬を隠したい人は多いですよね。しかし、THE REMMYのスタイリスト 倉田聡子さんによると、「丸顔さんでNGなのは、頬を隠すように髪をかぶせること」なのだそう。「頬に髪をかぶせてしまうと輪郭が下ぶくれに見えて、逆に丸みが強調されてしまうんです。個人的には、丸顔さんは意外とどんなレングスも似合わせやすい顔型だと思います。40代なら若々しい印象になりやすい顔型ですし、せっかくならメリットを活かした髪型にしてあげましょう!」(倉田さん)。丸顔さんがショートヘアにするときのポイントは?「まずはフェースラインはすっきりと出してあげること。そして大切なのは、おでこのシルエット。今回のモデルさんは額が狭く分けグセもあるので、そこを活かして三角シルエットをつくっています。これが顔型カバーに効果的なんです」(倉田さん)。
「輪郭出し」と「三角おでこ」で丸顔補整を叶えるマニッシュショートヘア
【2】ショートボブ|サイドパート×耳かけでメリハリを
【How to style】
ワンレングスのショートボブは、丸顔を強調しそうなイメージですよね。「厚めの前髪を作ったり、センター分けにしたりすると、丸顔が強調されてしまうので、サイドパートにするのがおすすめ。さらに片側を耳にかけると、左右のバランスにメリハリがつくので、顔の丸みをカバーできますよ」(MAISON TSUMUGI クラフトマン 中島 学さん)。
斜め前髪&片耳かけでメリハリアップ!丸顔をシャープに見せる上品ショート
【3】ボブ|ほんのり前髪でこなれ感を叶える



【How to style】
「毛量がやや少ないこともあり、トップやこめかみ部分はペタッとしやすい髪質。ベースはあごラインのボブ。後ろは表面のみに若干レイヤーをいれています。後頭部につむじがあり髪が割れやすいので、レイヤーを入れて軽さを出し、ふんわりカバーしています。サイドは自然に流れる毛流れができるようカット。前髪はセンター1~2cmと幅狭めに作り、シースルー前髪にも、サイドに分けて前髪なしにも、アレンジ自在に」(MINX shibuya smart salon ディレクター 知念弘行さん)。
40代に似合う【ほんのり前髪あり美バランスボブ】イメチェン自在な幅狭め前髪でこなれ感をかなえる
【4】ボブ|ゆるやかな曲線でやわらかさを演出
【How to style】
「毛先のラインが輪郭に沿っていると顔の丸みを目立たせてしまうので、沿わせないことがポイントです。シルエットもストレートな印象ではなく、ふんわりと。全体のフォルムは菱形を意識するとキュッと引き締まった小顔に見せることができます」と話すCocoon銀座店スタイリストのSHUNさん。
「髪の厚みを残しすぎると野暮ったい印象になってしまうので、髪の表面には厚みを残しつつも、ハチの下、とくに耳後ろは厚みを削って前下がりに。すると正面から見たときに、フォルムがスッキリと引き締まった印象に仕上がります。首元がもたついて見える、年齢サインが気になると言う方にもぴったりです」(SHUNさん)。
根元のボリューム感とふんわり流れる前髪が決め手!丸顔が小顔になる「菱形ボブ」
【5】ボブ|レイヤーカットとパーマでつくるラフな雰囲気
【How to style】
「まずは、トップに立ち上がりをつくることで、しっかり縦の印象をつくってあげます。前髪は長めがおすすめ。チークラインに設定して、横に流れるようにすると、頬の丸みをカバーできます。また、前髪のスタートを少し深めに取ると、トップのボリュームダウンもカバーできますし、縦長感も強調してくれます」(MAGNOLiA スタイリスト HINATAさん)。
また、丸みの解消には、パーマも一役買ってくれるそう。「ボブの場合、毛先が内巻きになると丸みが強調され、より丸顔が目立つことに。パーマで襟足に外ハネをつくってあげるだけで、丸みが解消されて抜け感も生まれます」(HINATAさん)。
顔の丸み&髪のうねりをパーマでカバー!扱いやすさ抜群のショートボブ
【6】ボブ|縦印象をつくる菱形シルエット
【How to style】
「丸顔さんの場合、首元に重さのあるボブスタイルは輪郭の丸みを強調してしまうので、首元が軽い縦長の菱形フォルムがおすすめです。顔周りを前下がりにカットしてグラデーションやレイヤーを入れると、前から見たときにボリュームが出る位置が高くなるので、縦長の印象が出せてフェースラインの丸みをカバーできます。また、前髪を長めにつくると、縦に抜けが生まれ、頬骨の張りもカバーできますよ」(MINX 銀座二丁目店 代表 木俣 翔さん)。
【7】ミディアム|顔まわりを調整してフェイスラインをシャープに



【How to style】
「レングスは鎖骨につくくらい。毛先の厚みを残しながら、レイヤーは低めに入れています。1本1本が細く潤いを保ちにくくパサつきやすい髪質なので、ハイレイヤーでははなくローレイヤーにとどめるのがポイント。ローレイヤーでまとまりを出しながら、ふんわりと適度に動きを出していきます。
前髪はノーズラインくらい長めにカット。流す前提の前髪の長さをキープ。顔周りにひと束、流れるような毛流れがあることで、フェイスラインもシャープにリフトアップ見せることができます。おろしても、耳にかけても、結んだときもニュアンスになる、万能な長さの前髪もこのスタイルの鍵です」(Belle Shinjuku 店長、スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
40代に似合う【ナチュラルローレイヤーミディアム】髪はふわっとボリュームアップ、リフトアップ印象もかなえるスタイル
【8】ミディアム|オールマイティにバランスのいいスタイル



【How to style】
「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。
耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー、ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。
40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく
- TEXT :
- Precious.jp編集部