【目次】
丸顔さんの前髪「気を付けるポイント」
【1】パッツン・真ん中分けはNG
「丸顔さんの場合、パッツン前髪や真ん中分けは、フェースラインの丸みが強調されるのでNG。長めの前髪をサイドに流し、斜めのラインをつくってあげると輪郭がカバーできます」(air-GINZA central 副店長 藤本麻衣さん)。
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【2】厚過ぎる前髪はNG
「前髪を厚くつくってしまうとのっぺり見えますし、薄すぎても40代には難しいところ。厚すぎず薄すぎず、バランスを取りながら、縦長の隙間をつくっていきます。全体のフォルムに丸みがあっても、前髪に縦長の隙間があると、丸顔はカバーできます」(Double 店長 石原慎太郎さん)。
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【3】輪郭を隠し過ぎるのはNG
「サイドの髪で頬を隠したくなりますが、それはNG。輪郭すべてを隠すのではなく、サイドの髪を耳にかけたとき、頬骨に少し髪がかかる程度がおすすめです。輪郭を目立たなくしつつ、奥行きと抜け感が生まれます」(joemi by unami トップスタイリスト 羽田 拡さん)。
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「前髪あり」12選
【1】ショート|根元からふんわり斜め前髪
【How to style】
「フェースラインの髪を長めに残して丸顔をカバー。トップにはレイヤーを入れて、ふんわり見せています。細かいハイライトカラーは根元がぼけるので、髪に立体感を出すだけでなく白髪ぼかしにもおすすめです」(ABBEY GINZA スタイリスト 田代 拳さん)。
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【2】ショート|斜め×透け前髪であか抜ける
【How to style】
「フェースラインの丸みをカバーするには、ボブのカットラインを前下がりにしてあごにつなげましょう。さらにサイドの膨らむ位置を頬の高さに設定。高い位置にボリュームが出ることで視線が上がり、輪郭がリフトアップして見えるように。前下がりのカットラインとの相乗効果で、よりシャープな印象になりますよ」(K-two Esola IKEBUKURO チーフ 藤井ひかるさん)。さらに前髪は、斜めに流れるようにつくるとgood! 「幅広の前髪は、顔の幅まで大きく見せてしまうのでNG。丸顔さんは少し額を出したほうが小顔に見えるので、前髪は下ろして斜めに流しましょう。縦長感が生まれて輪郭補整効果がアップします」(藤井さん)。
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【3】ショート|サイドに流した長め前髪で縦長印象
【How to style】
「丸顔にまつわるお悩みに、輪郭を隠そうとするあまり、逆に目立って見えてしまうことも。年齢で髪にボリュームがなくなると、トップもつぶれやすく、さらに顔が横に広がって見えてしまいます」(ZACC vie スタイリスト 田中里春さん)。解決策は【輪郭をすっきり見せる】&【菱形フォルムにする】というふたつのポイント。「サイドの髪を耳にかけ、フェースラインは隠さずすっきり見せます。トップはつぶれないようふんわり高さを出し、首元は引き締める、そんな菱形バランスに仕上げます。こうすると相手の視線が上に上がり、頬の丸みやフェースラインのもたつきが自然と目立たなくなりますよ」(田中さん)。
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【4】ショートボブ|前髪からつながるサイドバングがポイント
【How to style】
「輪郭を気にされている場合、フェースラインを出すことに抵抗感がある方は多いですよね。でも隠し過ぎるのも野暮ったくなるのでNG。前髪からサイドにつながる髪と、耳前の頬にかかる毛束を長めにつくりつつ、毛先中心にパーマで動きをプラスしましょう。輪郭をカバーしながら抜け感のあるお洒落な仕上がりになります」(MAGNOLiA Aoyama 店長 RYOSUKEさん)。
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【5】ショートボブ|短め斜め前髪で華やかに
【How to style】
「丸顔さんの場合は、トップに少しレイヤーをプラスして、ほんのり縦長な印象をつくると◎。さらに、ショートバングで隙間をつくってあげると、肌が出るシルエットにも縦の印象が生まれ、輪郭の丸みを軽減できますよ」(imaii scaena × colore ディレクター 佐藤博樹さん)
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【6】ショートボブ|サイドバングで輪郭カバー
【How to style】
「丸顔さんの場合はトップをふんわりさせて高さを出し、縦長な印象をプラスしてあげると良いと思います。顔周りのつくり方も重要です」(K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト 藤井ひかるさん)。藤井さんによると、丸顔さんのショートボブは「サイドバングをつくること」が、顔型カバーに効果的なのだとか。「前髪からサイドにつながるサイドバングをつくると、頬骨の丸みがカバーできます。サイドを耳にかけても顔周りに毛束が残るのもいいところ。前髪は、狭め幅の下ろし流しバングにすると、縦ラインが強調されてスッキリ小顔に見えますよ。厚めフルバングは幼い印象になるうえ丸く見えるので避けましょう」(藤井さん)。
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【7】ボブ|こなれた印象のシースルーバング
【How to style】
「毛先を丸く内側に入れるほど顔の丸さが強調され、顔の輪郭や大きさに視線がいってしまいます。輪郭から目線を外すためには、毛先に動きを出してあげると良いと思います」(apish kokubunji 店長 長谷川祐三さん)。動きのあるスタイルで今おすすめなのが、外ハネシルエットなのだそう。「外ハネはナチュラルなストレートより、こなれ感のあるお洒落な印象に仕上がります。髪にくびれができると、頭全体の輪郭補整効果も。また、前髪の長さと重さも重要です。頬の高さで透け感のある前髪をつくってあげると、こなれた印象をプラスしながら輪郭もカバーできます」(長谷川さん)。
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【8】ボブ|輪郭カバーが叶うフルバング×菱形シルエット
【How to style】
丸顔さんにとってNGとされる、コロンとしたフォルムとフルバング。しかし40代にとっては、どちらもおすすめだとtricca daikanyama店長の小走祥菜さんは言います。「フルバングはおでこのシワ&白髪隠しに最適。丸みのあるボブヘアも、髪のボリュームダウンをカバーしてくれる効果があります」(小走さん)。では、丸顔さんが挑戦するときのポイントは?「フルバングは中央を短めにして、サイドと斜めにつなげることで、輪郭を卵型に見せてくれます。少し隙間をつくるのも重要です。丸みのあるボブは、ボリュームの位置を高めに設定。菱形シルエットなら丸みが強調されず、リフトアップ効果も狙えます」(小走さん)。
【9】ミディアム|斜め前髪で小顔に見せる
【How to style】
丸顔のミディアムヘアさんからいちばん多く寄せられるのが「小顔に見せてほしい」という要望、と話すのは銀座にある美容室、GARDEN Tokyoのトップスタイリスト・本木亜美さん。「顔が出過ぎるのがイヤ、輪郭や頰をスッキリ見せたい、という要望がとても多いです。40代以降の方は、頰がこけて凹んで見える方も多いので、輪郭や頰から目線を逸らすようなヘアスタイルをご提案しています」(本木さん)。丸顔さんの悩みを解決するために本木さんは「前髪を長めに残す」ことが重要と言います。「前髪を黒目と黒目の外側からフェースラインにかけて長めにカット。こめかみに向けて斜めに切ると、肌の露出面が縦長になり、頰の丸みや凹みが目立たなくなります」(本木さん)。
【10】ミディアム|透け前髪で大人かわいい印象に
【How to style】
「クセをおさえるストレートパーマをかけ、フェースラインはレイヤーカットで動きを出しています。前髪は重くなり過ぎないよう、肌が少し透けるイメージでカット。前髪が厚すぎると顔の明度が下がり、くすんで見えてしまいます。肌が出る量を逆算してつくるのがポイントです」(歳嶋さん)。
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【11】ミディアム|ふんわり立ち上げた透け感前髪
【How to style】
「ショートやボブから伸ばしていくと、全体的に間延びした印象になりがち。とくに今回のモデルさんのように軟毛でまっすぐな髪質だと、顔まわりに落ちる髪が直線的になります。すると丸顔に限らず、輪郭を強調しやすいんです。丸顔をカバーするなら、顔まわりの髪にレイヤーカットを施し、頬骨にかかるように膨らむ動きをプラス。さらに全体を顎ラインでくびれるシルエットにカットすると、小顔効果も期待できますよ」(ZACC raffine スタイリスト 中島優樹さん)。
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【12】ロング|束感前髪で抜け感を
【How to style】
丸顔をカバーするには、程よく束感のある前髪をプラスするとよいのだそう。 「重過ぎず程よい束感のある前髪にすることで、目線が輪郭にいきにくくなります。また、前髪に隙間を開けると縦に肌が抜けるので、輪郭に縦長な印象をプラスできます。眉にかかる長さの前髪は、女性らしく若々しい印象になりますよ」(BEAUTRIUM 青山 Store Manager 山本修史さん)。
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「前髪なし」9選
【1】ショート|「三角おでこ」で丸顔補整を叶える
【How to style】
丸い輪郭の場合、丸みのある頬を隠したい人は多いですよね。しかし、THE REMMYのスタイリスト 倉田聡子さんによると、「丸顔さんでNGなのは、頬を隠すように髪をかぶせること」なのだそう。「頬に髪をかぶせてしまうと輪郭が下ぶくれに見えて、逆に丸みが強調されてしまうんです。個人的には、丸顔さんは意外とどんなレングスも似合わせやすい顔型だと思います。40代なら若々しい印象になりやすい顔型ですし、せっかくならメリットを活かした髪型にしてあげましょう!」(倉田さん)。丸顔さんがショートヘアにするときのポイントは?「まずはフェースラインはすっきりと出してあげること。そして大切なのは、おでこのシルエット。今回のモデルさんは額が狭く分けグセもあるので、そこを活かして三角シルエットをつくっています。これが顔型カバーに効果的なんです」(倉田さん)。
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【2】ショートボブ|サイドパート×耳かけでメリハリを
【How to style】
ワンレングスのショートボブは、丸顔を強調しそうなイメージですよね。「厚めの前髪を作ったり、センター分けにしたりすると、丸顔が強調されてしまうので、サイドパートにするのがおすすめ。さらに片側を耳にかけると、左右のバランスにメリハリがつくので、顔の丸みをカバーできますよ」(MAISON TSUMUGI クラフトマン 中島 学さん)。
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【3】ボブ|ゆるやかな曲線でやわらかさを演出
【How to style】
「毛先のラインが輪郭に沿っていると顔の丸みを目立たせてしまうので、沿わせないことがポイントです。シルエットもストレートな印象ではなく、ふんわりと。全体のフォルムは菱形を意識するとキュッと引き締まった小顔に見せることができます」と話すCocoon銀座店スタイリストのSHUNさん。「髪の厚みを残しすぎると野暮ったい印象になってしまうので、髪の表面には厚みを残しつつも、ハチの下、とくに耳後ろは厚みを削って前下がりに。すると正面から見た時に、フォルムがスッキリと引き締まった印象に仕上がります。首元がもたついて見える、年齢サインが気になると言う方にもぴったりです」(SHUNさん)。
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【4】ボブ|ワンレンボブに束感をプラス
【How to style】
丸顔にワンレンボブは似合わないのか?その悩みに答えてくれるのが表参道にある美容院・ABBEY店長の菊地佑太さん。「前髪を長めに設定し、顔のフレームを縦長に見せることで丸い輪郭が気にならなくなります。顔まわりとトップの毛束に動きを出せば、全体のシルエットが菱形になり、より輪郭から目線を外らすことができますよ」(菊地さん)。
【5】ボブ|レイヤーカットとパーマでつくるラフな雰囲気
【How to style】
「まずは、トップに立ち上がりをつくることで、しっかり縦の印象をつくってあげます。前髪は長めがおすすめ。チークラインに設定して、横に流れるようにすると、頬の丸みをカバーできます。また、前髪のスタートを少し深めに取ると、トップのボリュームダウンもカバーできますし、縦長感も強調してくれます」(MAGNOLiA スタイリスト HINATAさん)。また、丸みの解消には、パーマも一役買ってくれるそう。「ボブの場合、毛先が内巻きになると丸みが強調され、より丸顔が目立つことに。パーマで襟足に外ハネをつくってあげるだけで、丸みが解消されて抜け感も生まれます」(HINATAさん)。
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【6】ボブ|縦印象をつくる菱形シルエット
【How to style】
「丸顔さんの場合、首元に重さのあるボブスタイルは輪郭の丸みを強調してしまうので、首元が軽い縦長の菱形フォルムがおすすめです。顔周りを前下がりにカットしてグラデーションやレイヤーを入れると、前から見たときにボリュームが出る位置が高くなるので、縦長の印象が出せてフェースラインの丸みをカバーできます。また、前髪を長めにつくると、縦に抜けが生まれ、頬骨の張りもカバーできますよ」(MINX 銀座二丁目店 代表 木俣 翔さん)。
【7】ボブ|前下がりラインで首を長く、輪郭もシャープに
【How to style】
「あごラインの前下がりグラデーションボブ。前髪はチークラインから耳たぶくらいに流せるようにカットすることで、リフトアップ効果が期待できます。レイヤーで髪表面に動きをつけると、簡単にスタイリングでふんわり感が出せますよ」(BEAUTRIUM 南青山店 マネージャー 相沢美沙さん)。
【8】ミディアム|くびれとメリハリで小顔見え
【How to style】
「年齢を重ねてくると、髪がパサつき、毛先にかけて広がりやすくなります。髪がボワっと広がった状態では、丸い輪郭がより丸く見えてしまうだけでなく、頭自体が大きく見えてしまう原因にも。この問題を解決するには、顎ラインの毛束を巻いて 『くびれ』をつくることが大切です。シルエットにメリハリと陰影が生まれ、顎ラインもキュッと引き締まった印象になります」(U-REALM ginza スタイリスト Saoriさん)。
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【9】ミディアム|毛流れと束感で上品な印象に
【How to style】
「ベースの重さはしっかりと残しつつ、トップ、ミドルにレイヤーを入れて毛量を調整。段のズレを利用して軽さを表現します。毛先の髪をすき過ぎてしまうと一昔前の印象になるので注意してください」(ZACC raffine 副店長 馬場和浩さん)。馬場さんが提案するレイヤースタイルは丸顔の欠点もカバーできると言います。「レイヤースタイルは全体のフォルムを縦長に見せることができるので、丸い輪郭が目立ちません」(馬場さん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部