パソコン作業で集中しているときや寝ている間など、無意識のうちにグッと噛み締めている人は多いでしょう。これによって頬骨と下あごの骨を繋いでいる咬筋がカチカチ固まってしまいます。

この咬筋はエラと呼ばれるところなので、コリがあると、その部分が硬く張ってしまい、顔が大きく見えたり、左右差による歪みが起こってしまうのです。

さらに咬筋が硬くなると、頬の肉を下に引っ張ってしまうので、ほうれい線が深くなる原因にも…。

エイジングデザイナーの村木宏衣さんいわく、硬くなった咬筋は、テニスボールでほぐすと簡単に緩めることができるのだそう。テニスボールだと広い面でしっかりと圧をかけやすいので、効率よく緩めることができるのがメリットです。

咬筋がほぐれて柔軟になることで、頬がキュッと引き上がるし、顔のコリもむくみもすっきり。左右差が目立つ歪みの改善にもつながりますよ。

■Step1:ほぐす位置を確認

食いしばると頬骨の下で硬くなるのが咬筋。頬骨からフェースラインをつなぐ筋肉を3か所ほぐしていきます。

ほぐす位置を確認
 

■Step2:テニスボールを当てて、小さくクルクル回す

Step1の丸印にテニスボールを押し当てて、クルクルと小さく外回しします。各所5回3セット行いましょう。反対側の頬も同様に。

テニスボールを当てて、小さくクルクル回す
 

■Step3:ボールを当てて、口を「あぐあぐ」する

 Step1の丸印の位置に、テニスボールを当てて圧をかけたまま「あ」と口を大きく開けます。

テニスボールを当てて圧をかけたまま「あ」と口を大きく開けます。
 

次に「ぐ」と口をすぼめるように閉じて、表情筋を動かします。そして位置をずらしながら、口の開閉を各6セットずつ行いましょう。

「ぐ」と口をすぼめるように閉じて、表情筋を動かします
 

【むくみ&歪みを解消!咬筋ほぐしマッサージ】
1.集中しているときやストレスを感じるときに、グッと噛み締めてしまうのが「食いしばり」。
2.頬の下にある咬筋が硬くなり、顔にむくみや歪みを引き起こしてしまう。
3.テニスボールを使ったマッサージなら簡単に咬筋をほぐすことができる。
4.特に輪郭の左右差がある人は、硬くなった咬筋を緩めるのがおすすめ。

以上、「むくみ&歪みを解消!咬筋ほぐしマッサージ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月2日の更新です。お楽しみに!

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村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
 
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「食いしばっている自覚はなかったのですが、このマッサージをやってみたら、イタ気持ちよく、咬筋が硬くなっていたのを実感。口の開閉がしやすくなったし、フェースラインもスッキリしたようです。テニスボールで行うとちょうどいい圧になって、気持ちよくマッサージができますね。ほうれい線の解消にも効果があるとのことなので、ぜひ続けたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子