【目次】

「ショート」×デコだしのおすすめ


モードなアシンメトリーショート

40代 ショートヘア_1
完成
40代 髪型_1,40代 ショートヘア_2
右サイド
40代 ショートヘア_3
左サイド
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_4
バック

「襟足をしぼり丸みを出すようカットし、ペタッとしがちな後頭部にふわっとしたボリュームが出やすいようにしています。サイドはあえてアシンメトリーにカット。右側のヘビーサイドは段を入れて動きを出しながら、左側はショートレイヤーにしてふわっと軽やかな仕上がりに。

サイド分けにすればアシンメトリーに、センター分けにすればノーマルなボブにも見えるスタイルなので、気分やその日の服装に合わせてアレンジが効くのもポイントです。ショートよりは重さ&長さがあるので骨格もうまくカバーできるうえ、上品さを残しつつも少し遊びのあるスタイルなので大人ならではのイメチェンも叶います」(NORI HAIR TOKYO オーナー、スタイリスト NORIさん)。

<スタイリング方法>トップの立ち上がりは温風+冷風をあてながら、サイドは手ぐしでふわっと

「するっとまとまりが出て扱いやすいスタイルですが、ドライヤーの温風&冷風をうまく使うことで、よりふんわりとドラマティックなボリュームを出すことができます」(NORIさん)。

スタイリング前
<STEP.1>トップの根元には温風+冷風をあててふんわり感をキープ
40代 髪型_3,40代 ショートヘア_5
ふわっと自然なボリュームが出るよう、トップの毛の根元にドライヤーをあてていく。ボリュームを出したい部分の毛束を持ち上げながら根元に温風をあてたあと、冷風で冷やすことで立ち上がりをキープ。
<STEP.2>サイドの毛は手ぐしブローでふんわりと
左サイドの髪は耳にかけてタイトにまとめつつ、右サイドの髪はふわっと内巻きにブロー。ブラシを使うとキレイにまとまりすぎるので、手ぐしで内巻きにしながらふんわりとドライヤーの温風をあててブローするのがポイント。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. ぺったりしがちな後頭部は、襟足を絞り丸すカットでボリュームアップ
  2. アシンメトリーなカットでこなれたおしゃれ感をプラス
  3. ブラシは使わず手ぐしブローでふんわりと。温風+冷風をうまく使って毛流れをキープ

「中間から毛先にかけてはオイルをなじませてツヤ感アップ。トップがすぐペタッとしてしまう方は、部分的にハードスプレーを使っても」(NORIさん)。

40代に似合う【程よくモードなアシンメトリーショート】左右非対称のカットで雰囲気自由自在

まとまりのいい美ショートボブ

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
完成
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
サイド
40代 髪型_3,40代 ショートヘア_3
バック

「長さはあごとリップラインの中間くらい。毛先はパツッとワンレン気味に重めにカットをしていますが、全体的にグラデーションを入れ、自然な丸みが出てまとまりやすいスタイルに。サイドの毛は耳にかけられる長さを残しているので、耳にかける分量を変えるだけで、シャープに見えたり、より女性らしく見えたり、雰囲気を微妙にチェンジできるのもポイントです。

今回のモデルさんはトップがペタッとしてボリュームが出づらい髪質ですが、ロングやミディアムではなくショートボブと長さが短いのでやはり、髪の重みでぺったりはしづらいと思います。まとまりやすさにこだわってカットさせていただいているので、2~3か月経ってもスタイルをキープしていただきやすく、扱いやすいのも魅力です」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻唯さん)。

<スタイリング方法>毛先と顔周りを軽く巻くだけでOK

「洗髪して乾かすだけでもまとまりやすいスタイルですが、トップはカーラーで、全体はストレートアイロンを通すだけでよりふんわり柔らかなニュアンスが出せます」(竹ヶ鼻さん)。

スタイリング前
<STEP.1>トップはカーラーでふんわり感を
40代 髪型_4,40代 ショートヘア_4
ぺったりしがちなトップ部分は、カーラーで巻いてふんわり感を出す。50mmくらいの太めのカーラーで巻くとより自然なボリュームが出せる。
<STEP.2>サイドはストレートアイロンで丸みを出すように
サイドからうしろの毛は、ゆるやかな弧を描くようにストレートアイロンでニュアンスをつけていく。寝ぐせもリセットして、よりするっとまとまるツヤ髪に。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 毛先は重めに残し、適度にグラデーションを入れて丸みを出しながらまとまりやすく
  2. ぺったりしがちなトップ部分はカーラーでセット
  3. ストレートアイロンで時短に、まとまるツヤ髪スタイリング

「スタイリングにはトリートメント効果のあるミルクがおすすめ。保湿しながら、よりまとまりのあるスタイルに」(竹ヶ鼻さん)。

40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを

「ボブ」×デコだしのおすすめ


抜け感のあるシンプルこなれボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
完成
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ハチより下にボリュームはあるけれど、トップはぺたっとしてボリュームが出づらい髪質のモデルさん。ベースはあご下くらいのボブ。内側の毛量をとってあげて、おさまりがよくなるよう調整しています。一見重ための切りっぱなしボブに見えますが、なかのボリュームをとっているのでおさまりがよく、トップにはレイヤーを入れているのでふわっとやわらかな丸みが出やすくなっています。

広がりやもたつきが気になる髪も、するっとまとまって、さりげない抜け感も。シンプルなスタイルだからこそ、耳にかけて毛量調整したり、ブラシを使ってブローしてツヤを出したり、ちょっとの工夫でよりあか抜けた印象に」(Sui OMOTESANDO 店長 塩田勝樹さん)。

<スタイリング方法>ボリュームのメリハリをつけることで、よりこなれた印象に

「サイドパートのボブの場合、少ないほうはタイトにまとめ、多いほうはふわっと程よいボリュームを。メリハリを出すことでより抜け感のあるスタイルに。ロールブラシはやや細めのものを使うほうがキャッチ力が強く、ボリュームを出しやすいです」(塩田さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>ボリュームを抑えたい部分はブラシでなでつけながらブロー
40代 髪型_4,ボブ_4
ボリュームを抑えたい部分は、髪にブラシをなでつけるようにして熱を与えてタイトに整えていく。
<STEP.2>サイドは前にひっぱるようにして、ストレートアイロンで毛先をワンカール
40代 髪型_5,ボブ_5
ボリュームを出したい側の髪は、根元からブラシを入れてしっかりとブローをしていく。
<STEP.3>毛束を持ち上げながらブローして、毛先はふわっと抜く
ボブ_6
根元から毛先まで、毛束を持ち上げながらブラシを通し、毛先はふわっと抜くようなイメージで。持ち上げながらブローすることで、よりふんわりと自然なボリュームが出せる。

<スタイリングのコツ3か条>

  1. 内側は毛量調整、トップは適度にレイヤーを入れ、カットの時点でまとまるフォルムをつくる
  2. やや細めのロールブラシを使ってブローすることで、ふわっとしたボリューム&ツヤが叶う
  3. 片サイドはタイトにおさえつつ、もう方サイドはふわっと。メリハリをつけてこなれ感アップ

「スタイリング剤はスプレータイプのオイルなど、重たくならないものがおすすめ。ツヤも出せ、軽やかな動きもキープできます」(塩田さん)。

40代に似合う【シンプルこなれボブ】おさまりよくメリハリも抜け感もかなえるスタイル

おさまりのいい丸みボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
完成
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「クセありで広がりやすい髪は縮毛矯正をかけることで、するっと手触りもよく、ツヤも出て、ボリュームも適度におさえてまとまりやすい髪に。カットではまとまりやすさと自然な毛流れを意識しています。レングスはあごライン。トップのみ毛流れをつくるためにレイヤ―を入れています。

モデルさんは横に広がるボリュームが出やすい髪なので、レイヤーは入れすぎずバランスをとるように。基本は前髪なしのボブですが、気分にやシーン合わせてアレンジできるよう、微妙に前髪に短い毛も仕込んで2wayバングにしているのもさりげないポイントです」(ZACC JINGU サロンマネージャー 伊藤塁さん)。

<スタイリング方法>ストレートアイロンでササッと整えるだけでOK

「縮毛矯正をかけているので、手ぐしでササッと整えるだけでもナチュラルにまとまるスタイルではありますが、ストレートアイロンでササッと整えることでさらにツヤを出し、わずか2~3分でも手間暇かけているよそいき感が出せます」(伊藤さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>広がりやすい髪をタイトに整える
40代 髪型_4,ボブ_4
ストレートアイロンを使い、サイドからバックの毛の面を整えるようにのばしていく。広がりやすい髪をするっとおさめたいので、下に引っ張るようなイメージで。
<STEP.2>顔周りはふわっと持ち上げながら
40代 髪型_5,ボブ_5
顔周りはふわっとさせて抜け感を出したいので、毛束を持ち上げながらストレートアイロンで内巻きに。
<STEP.3>前髪がペタッとする場合はカーラーで立ち上げ
40代 髪型_6,ボブ_6
前髪の生え際がペタッとしてしまう場合は、直径40mmくらいの大きめのカーラーを巻いて10分ほどおき、自然な立ち上がりをつくって。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. クセがあり広がりやすい髪は、縮毛矯正で髪質改善することで驚くほど扱いやすく
  2. ボリューム多めの髪はあえての少なめレイヤーでまとまりよく丸みのあるシルエットに
  3. ストレートアイロンで髪を伸ばし、ツヤを出すひと手間でさらに好感度アップ

「スタイリングにはオイルがおすすめ。毛先を中心になじませてツヤ仕上げ」(伊藤さん)。

40代に似合う【するっとおさまる美形な丸みボブ】半年に一度の縮毛矯正で圧倒的に扱いやすい髪へ

「ミディアム」×デコだしのおすすめ


自然な動きを出しやすいエレガンスミディアム

40代 髪型_1,ミディアムヘア_1
完成
40代 髪型_2,ミディアムヘア_2
サイド
40代 髪型_3,ミディアムヘア_3
バック

「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー、ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。

<スタイリング方法>顔周りの毛束は頭上でうしろに向かって巻く

「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(鈴木さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに
40代 髪型_4,ミディアムヘア_4
全体的に根元からストレートアイロンを通して面を整えてツヤを出してから、毛先はスッと内巻きに。いったん内巻きに整えておくことで、肩に髪がかかってランダムでナチュラルな動きが出せる。
<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを
ミディアムヘア_5
両サイドの顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらうしろに流すようにしてカールさせて。頭上で巻いてさらりと顔周りに毛束が落ちることで、自然な毛流れに。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 広がりやすい髪にまとまりとさりげない動きが欲しいなら、セミロングがおすすめ
  2. 前髪は長め、サイドに流す前提で絶妙な長さでつくると、大人っぽく上質かつこなれた雰囲気に
  3. 顔周りの毛束はリバース巻きではなく、頭上でうしろに流すようにニュアンスづけすると自然な仕上がりに

「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。

40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく

ふんわりローレイヤーミディアム

40代 髪型_1,ミディアムヘア_1
完成
40代 髪型_2,ミディアムヘア_2
サイド
40代 髪型_3,ミディアムヘア_3
バック

「レングスは鎖骨につくくらい。毛先の厚みを残しながら、レイヤーは低めに入れています。モデルさんは1本1本が細く潤いを保ちにくくパサつきやすい髪質なので、ハイレイヤーでははなくローレイヤーにとどめるのがポイント。ローレイヤーでまとまりを出しながら、ふんわりと適度に動きを出していきます。

前髪はノーズラインくらい長めにカット。流す前提の前髪の長さをキープ。顔周りにひと束、流れるような毛流れがあることで、フェイスラインもシャープにリフトアップ見せることができます。おろしても、耳にかけても、結んだときもニュアンスになる、万能な長さの前髪もこのスタイルの鍵です」(Belle Shinjuku 店長、スタイリスト 鯨岡拓也さん)。

<スタイリング方法>太めのアイロンでくびれをつくってメリハリアップ

「38mmくらいの太めのアイロンを使って、ナチュラルな毛流れをプラス。2~3分でもいいので、ふわっとした毛流れ&くびれをつくることで、やはりこなれ感がアップします」(鯨岡さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>毛先はワンカール外巻きに
40代 髪型_4,ミディアムヘア_4
毛先は全体的に、アイロンで外巻きに。自然な印象に見せたいので、太めのアイロンを使って。
<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる
40代 髪型_5,ミディアムヘア_5
顔周りからサイドにかけては、中間部分を内巻きにニュアンスづけて。S字のくびれをつくることで、より女性らしい柔らかなシルエットに。
<STEP.3>前髪はリバースに巻いて流す
40代 髪型_6,ミディアムヘア_6
前髪はリバース巻きにして、顔周りにふわりと流すようなシルエットに。こめかみ部分に自然なボリュームができることで、顔の印象もフレッシュに見せる効果が。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 毛先を重めに残したローレイヤーで、さりげない動きもふんわり感も、新鮮な印象も叶う
  2. 乾燥しがちな髪こそ、レイヤーは低めでまとまり感をキープ
  3. ミディアムのスタイリングは太めのアイロンでこなれ感を演出

「スタイリングには毛先を中心に軽くオイルをつけるくらいに。ペタッとしがちな髪質なので、あくまでもさらりと」(鯨岡さん)。

40代に似合う【ナチュラルローレイヤーミディアム】髪はふわっとボリュームアップ、リフトアップ印象もかなえるスタイル

「ロング」×デコだしのおすすめ


華やかな韓国風ロング

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バック

「毛先は全体的にグラデーションくらい、やや重さは残しながらも巻いたときに動きが出やすいよう調整し、顔周りのみにレイヤーを入れ、ロングでも重く見えすぎないよう、バランスをとっています。顔周りに短い毛を仕込むことで、顔型をカバーして小顔に見せたり、結んだときにニュアンスも出やすく。さ

らに前髪は流す前提で長めにつくっています。このレイヤーと前髪をどこにどれくらいつくるか、がポイント。毛の量や質に合わせて、さらに顔形に合わせて調整することで、お顔のコンプレックスも自然にカバーすることができます」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻唯さん)。

<スタイリング方法>毛先と顔周りを軽く巻くだけでOK

「巻かなくても自然にまとまるようカットしていますが、少しアイロンで巻くことで、よりこなれたニュアンスに。アイロンは38mmのやや太めのものを使うのがおすすめです」(竹ヶ鼻さん)。

スタイリング前
<STEP.1>毛先はワンカール内巻きに
40代 髪型_4,ロングヘア_4
毛先はくるっと内巻きに。太めのアイロンを使えばぐるんとならず、自然なカールニュアンスに。
<STEP.2>サイドの中間はリバース巻きに
耳前のサイドのひと束は、リバース巻きにして華やかかつエアリーな動きをプラス。
<STEP.3>長め前髪は外巻きに流すように
ロングヘア_5
顔周りのひと束(長め前髪)は、外巻きに斜めうしろに流すように。フェイスラインにかかるひと束に動きをつけることで、顔をキュッと小顔に見せてくれる効果が。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 毛先はスカスカにせず、重めに残して上品にまとまるスタイルに
  2. 顔周りのレイヤー×長め前髪で軽やかさをプラスしながら、顔型もカバー
  3. 毛先&顔周りにアイロンで動きを出して、より鮮度の高い韓国風スタイルに

「スタイリングには重すぎないオイルやクリームなどがおすすめ。毛先を中心に塗布して、自然なまとまりを出して」(竹ヶ鼻さん)。

40代に似合う【全方位美人な韓国風ロング】顔周りのレイヤー&長め前髪で華やかかつアレンジも自在に

ナチュラルに仕上げたヘルシーなロングヘア

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完成
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バック

「ボリュームはややあるほう、直毛のノーマルヘアですが、柔毛ではないのでニュアンスがつきにくい髪質。すそは切りっぱなしで程よい厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れています。レイヤーを程よく入れることで、巻いたときに動きがでやすいよう調整しています。毛先はすきすぎるとスカスカで貧弱に見えてしまいがち。ナチュラルでヘルシー、しっとりとした大人のロングヘアなら、毛先は重めが好バランスです」(Belle Shinjuku スタイリスト 鯨岡拓也さん)。

<スタイリング方法>太めのアイロンで中間から毛先を中心に巻いて動き&メリハリを

「38mmくらいの太めのアイロンを使って、しっかりと熱は加えてクセづけながらも、ぐるんとしたカールはつけないように。中間から毛先を中心に巻くと、甘くなりすぎずクール&ヘルシーな仕上がりに」(鯨岡さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>中間から毛先にかけてをしっかりめに巻いていく
40代 髪型_4,ロングヘア_4
はち上の毛をブロッキングし、中間から毛先にかけてアイロンに毛を巻き込み、巻いていきます。外巻き、内巻きをランダムにミックスするようにすると自然な仕上がりに。斜め前に髪を引っ張りながら、しっかりと巻いていって。
<STEP.2>うしろの髪は軽く外巻きに
40代 髪型_5,ロングヘア_5
うしろの髪は外巻きに。うしろで巻くのは大変なので、うしろ髪を前にもってくると巻きやすい。
<STEP.3>顔周りの毛は外に自然に流す
40代 髪型_6
顔周りの毛はアイロンでリバース巻きに。スーッと外側に流すようにアイロンを通すくらいでOK。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. ロングヘアはすきすぎず、毛先にあえて厚みを残して今どきバランスに。
  2. 前髪からサイドにかけて表面のみにレイヤーを入れ、軽さ&動きを出す。
  3. スタイリングは太めのアイロンで、中間から毛先に軽やかなウェーブをつくり立体感アップ!

「スタイリングには軽くオイルをつけるくらいに。重くならないように注意して」(鯨岡さん)。

40代に似合う【軽やかに揺れるヘルシーロング】甘くなりがちなロングヘアをナチュラルかつ知的な印象に

デコ出し「ヘアアレンジ」3選


タイトなかきあげアレンジ

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サイド
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バック

「おさまりがいいスタイルなので、乾かすだけでも自然にまとまりますが、ドライヤー&アイロンのひと手間でよりおしゃれな印象に」(TOAR by grico 店長、スタイリスト バタコさん)。

<スタイリング方法>トップは乾かす際のひと手間でふんわりを、毛先はアイロンで外ハネにしてアクティブに。

スタイリング前
<STEP.1>トップは根元から立ち上げるように乾かす
40代 髪型_4,ボブ_4
ぺったりしがちなトップ部分の毛は、洗髪して乾かす際に分け目をまたぐように上に毛束を持ち上げて左右に振りながら乾かしてふわっと立ち上がりのいい状態に。朝のスタイリング時にトップがペッたりしている場合は、スタイリングウォーターなどで髪を濡らしてから行って。
<STEP.2>毛先はアイロンで外ハネに
ボブ_5
ストレートアイロンを使い、毛先は外ハネに。くびれをつくることで、こなれた雰囲気に。
<STEP.3>サイドの毛はバランスを見ながら耳にかけつつうしろに流す
ヘアアレンジ_1,ボブ_6
毛先を中心にオイルをなじませた後、手に残ったものをサイドの髪になじませながらうしろに流し、バランスを見ながら毛束を耳にかけて。その日の気分やなりたい雰囲気次第で、耳にかけるバランスは調整を。

「スタイリング剤は全体的にヘアオイルをなじませたあと、手に残ったもので表面を整えるのがおすすめ。もみあげやサイドなど、少しフォルムをキープしたい部分にはミルクバームをプラス」(バタコさん)。

40代に似合う【ハンサム&おしゃれ見えなミニボブ】ボリュームアップ&小顔をかなえるコンパクトなボブ

パーマのふんわりかきあげアレンジ

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完成
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
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バック

「レザーカットとパーマで、ざっと乾かすだけでも再現性の高いスタイルになっています。パーマがかかった毛先は濡らしてざっと乾かしてワックスを軽くもみこむだけでOK。ポイントとなるのは前髪とサイドの髪のスタイリング。バランスよく見えるよう、ひと手間かけて」(Rougy スタイリスト 小栗瑛二郎さん)。

<スタイリング方法>前髪ともみあげ部分のひと手間でバランスをとって。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>前髪は根元が立ち上がるようにハンドブロー
40代 髪型_4,ミディアムヘア_1
前髪は分け目をまたぐように根元に指を入れて、下からドライヤーの風をあてて左右に揺らすようにしてハンドブローを。自然にふんわり立ち上がるように。
<STEP.2>サイドの髪は耳にかけ、もみあげは少し出してメリハリを
ふんわりとした動きがありながらも、広がりをおさえてコンパクトに見せたいので、サイドの髪は耳にかけてタイトな印象に。もみあげ部分はひと束ふた束引き出して、メリハリとこなれ感を演出して。

「パーマスタイルにはパーマ用の固まらないタイプのムースもおすすめですが、ワックスで適度に束感を出すスタイリングも◎」(小栗さん)。

40代に似合う【ふんわりエアリーショートボブ】レザーカット×今どきパーマで軽やかな空気感をまとう

ウェットなまとめ髪アレンジ

シャツ_1,トップス_1,ピアス_1,ヘアアレンジ_1,ミディアムヘア_1,40代 髪型_1
髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。

<アレンジ方法>ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけ

<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる
ヘアアレンジ_2,ミディアムヘア_2,40代 髪型_2
まとめ髪の場合は、髪全体に塗布するので、若干多め(ミディアムで10〜12滴程度)のオイルが必要になる。両手全体に広げておく。
<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる
ヘアアレンジ_3,ミディアムヘア_3,40代 髪型_3
スタイリング剤を根元からつけてもいいのはまとめ髪の場合のみ。髪全体にオイルをなじませたあと、両手でトップをタイトに抑える。
<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる
ヘアアレンジ_4,ミディアムヘア_4,40代 髪型_4
コームでとかしながら、髪全体を襟足に集めてひとつ結びに。「まとめ髪ウエット」はとことんタイトに仕上げるのが洗練の秘訣。
<STEP.4>おくれ毛をつまんで毛束感を出す
ヘアアレンジ_5,ミディアムヘア_5,40代 髪型_5
額やこめかみなどのおくれ毛をオイルが残った指先でつまんでごく細い毛束感を出し、タイトさのなかに柔らかなニュアンスをひとさじ。

忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】

この記事の執筆者
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