静かな白磁、モダンな硝子、大胆な絵皿etc.|毎日愛でたい存在感!心惹かれる「作家の器」

食卓に並べるのはもちろん、アートとして、部屋に彩りを与えることも。そんな感覚で取り入れたい、さまざまに活動する作家の器をご紹介します。しまい込まず、飾ることで、器の魅力も愛着も、ぐっと深まって。

谷口嘉さんの硝子|部屋に溶け込むモダンなフォルムの器が明るさをもたらす【On the Table】クリアな質感が食卓に品を与えてくれる

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谷口 嘉のオーバル形水指(紀平佳丈の杉蓋付き)[24×18×高さ14cm]¥82,500・皿、左から/銘々盛り付け 金縁隅切中皿[11.5×11.5×高さ2.5cm]各¥11,000・金縁九角小皿[直径8.5×高さ2.5cm]¥7,700・金縁オーバルリム皿[23.5×17.5×高さ3cm]¥16,500・紀平佳丈の敷板[50×25×高さ0.8cm]¥13,000(銀座日々) その他/私物

オーバルの蓋付きの器は、本来は水指だけれど、食卓にも合う。硝子の魅力は、食材が瑞々しく映えるところ。ジャンルを問わず、例えば点心のような食事も華やかに。(※耐熱硝子ではないため、取り扱いには注意が必要です)


東京の硝子作家・谷口 嘉(よしみ)さんの作品は、無色透明。自作のコンクリートの型を使い、型吹きをすることで、表面に独特の表情をつけています。それが硝子という素材を、有機的に見せる手法に。形もオリジナリティに溢れており、オーバル形をはじめ、八角形、九角形と、硝子の器としては珍しいものも。

キャビネットの上にある十角の花器は、中央の美しいくびれがコンシャス。こういった現代的な感覚が、はかない硝子という素材に反映されている様は、アートとしても、見どころではないでしょうか。また、木工作家の紀平佳丈(きひら よしたけ)さんと共作の蓋付きの作品も素敵。硝子と木の柔和で優しい組み合わせが、穏やかさを演出しています。

硝子の器というと、日本では夏の印象が強いですが、日照時間の少ない北欧では、光の当たる様子や影に温もりを感じ、冬でも積極的に使うのだそう。こういった、家での時間を豊かに楽しむ発想も、ぜひ取り入れたいものです。

【As Art】硬質なインテリアに硝子が光を集めて

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水指・敷板/写真上と同じ・谷口 嘉の十角花器¥27,500 [直径11.5×高さ23cm](銀座日々)、『USMハラー キャビネット』¥265,412・『USMハラー コンソール』¥177,060(USMモジュラーファニチャー)、その他/私物

谷口さんらしいモダンなフォルムが、キャビネットの上に飾られることで、より際立つ。食卓でも使用した杉の敷板を、ここでも合わせ、空間をより柔らかに。


Information
[Instagram]@taniguchi_yoshimi
[主な取り扱い店]銀座日々(東京)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※作家の器は個展での販売が中心です。取り扱い店舗では不定期入荷のため、在庫がない場合もあります。器は手づくりのため、色や形、サイズに個体差があります。

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PHOTO :
白石和弘
STYLIST :
Chizu
EDIT&WRITING :
湯口かおり、古里典子(Precious)
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