【目次】

「ダウンヘア」アレンジ


【1】もみあげがポイントの抜け感「外ハネ」アレンジ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「スタイリングしやすく、まとまりやすくなるよう、カットでかなり調整をしているので、難しいスタイリングは必要ナシ! 毛先を巻いて、もみあげ部分の毛を際立たせてあげるだけで、こなれた印象に見せることができます」(Violet 'jem 代表 スタイリスト 浅沼雄元さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに

毛先は全体的に外巻きに。アイロンは32mmくらいのもので、ナチュラルにワンカールさせて。

毛先は全体的に外巻きに。アイロンは32mmくらいのもので、ナチュラルにワンカールさせて。
<STEP.2>もみあげ部分のひと束は軽く熱を加えて

もみあげ部分のひと束は根元から毛先にかけてスーッとアイロンをすべらせるようにあてて熱を与えて。ゆるやかなカーブのニュアンスを加え、さりげないアクセントに。

もみあげ部分のひと束は根元から毛先にかけてスーッとアイロンをすべらせるようにあてて熱を与えて。ゆるやかなカーブのニュアンスを加え、さりげないアクセントに。
<STEP.3>前髪は束にしながら程よい透け感を出す

手のひらにオイルをとり、サイドの内側部分の髪は耳にかけ、全体的にもさらっとオイルをなじませた後、指に残ったオイルを前髪になじませ束感を出しながら、おでこが程よく透けるバランスに調整を。おでこをカバーして若々しく、小顔見せ効果も狙って。

手のひらにオイルをとり、サイドの内側部分の髪は耳にかけ、全体的にもさらっとオイルをなじませた後、指に残ったオイルを前髪になじませ束感を出しながら、おでこが程よく透けるバランスに調整を。おでこをカバーして若々しく、小顔見せ効果も狙って。

「スタイリング剤はツヤを出し適度な束感を出す、軽めのオイルがおすすめです」(浅沼さん)

40代に似合う【全方位美人なミディアムボブ】スタイリングに手間暇かけずにこなれたおしゃれ感を!

【2】簡単にモード感を演出できるウェットヘア

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

鎖骨レングスのミディアムレイヤー。生えぐせが気になるため、オイルベースのグリースを全体になじませてウエットヘアに。うねりや毛先のハネはそのまま生かして。

<アレンジ方法>

<STEP.1>大豆1粒分のグリースをとる

グリースは一度にたくさん出さないこと。少しずつ出し、様子を見ながらつけ足しを。一度に出す量は大豆1粒分と心得て。

グリースは一度にたくさん出さないこと。少しずつ出し、様子を見ながらつけ足しを。一度に出す量は大豆1粒分と心得て。
<STEP.2>グリースを両手に広げる

グリースを両手の指の間にまで、まんべんなく広げておく。そうすると手ぐしを入れた際にスタイルが決まりやすくなる。

グリースを両手の指の間にまで、まんべんなく広げておく。そうすると手ぐしを入れた際にスタイルが決まりやすくなる
<STEP.3>前髪をかき上げるように塗布

あらかじめ髪全体を軽く湿らせておく。まず、うねりが気になる前髪に手ぐしを入れてかき上げ、オールバックにスタイリング。

あらかじめ髪全体を軽く湿らせておく。まず、うねりが気になる前髪に手ぐしを入れてかき上げ、オールバックにスタイリング。
<STEP.4>中間〜毛先にも塗布する

サイドとバックの中間〜毛先を両手で挟むようにしてグリースを塗布していく。足りないようであれば、グリースをつけ足して。

サイドとバックの中間〜毛先を両手で挟むようにしてグリースを塗布していく。足りないようであれば、グリースをつけ足して。
<STEP.5>ハチ周りをタイトに抑える

ハチ周りなどふくらみが気になる部分は、グリースが残った両手で押さえてコンパクトに。全体のシルエットを調整したら完成。

ハチ周りなどふくらみが気になる部分は、グリースが残った両手で押さえてコンパクトに。全体のシルエットを調整したら完成。

<ヘアアレンジのコツ>

「グリースは、ほんのり湿らせた髪に使用すると、のびがよくなり、形も決まりやすくなります。特にうねりが気になる前髪は、思いきってかき上げるようにオールバックに。固めることなく髪に柔軟な動きを出すグリースの効果により、前髪の根元に自然な立ち上がりがつき、マスキュリンな印象に。サイド〜バックもグリースを塗布してウエット感を出すと、うねりがニュアンスに早変わり。広がりが気になる毛先やハチ周りのボリュームダウンも簡単です」(Belle omotesando 堀之内大介さん)。

【40代に似合う髪型】梅雨の湿気に左右されず “モード感” を演出する「ウェットヘア」にチャレンジ!

「ハーフアップ」アレンジ


【1】巻かないでできるハーフアップ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「結び目から髪を引き出しているので、根元から髪を立たせるスタイルよりも、頭頂部のふんわり感が長持ちします。また、彼女は白髪の量が多いのですが、このスタイルは分け目がなく、フェースラインや地肌が見えにくいので、白髪をカバーすることもできます」(Double 副店長 西村光太郎さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ

毛量によって個人差がありますが、束ねる髪は直径1㎝を目安に。

毛量によって個人差がありますが、束ねる髪は直径1cmを目安に。
<STEP.2>束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す

2~3㎜のごくわずかな毛束をつまんで、束ねた部分からまんべんなく10ヶ所位を目安に髪を引き出す

2~3㎜のごくわずかな毛束をつまんで、束ねた部分からまんべんなく10か所位を目安に髪を引き出す
<STEP.3>両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ

サイドの髪を束ねたら、最初に結んだゴムとほぼ同じ高さに結び目がくるように束ねる。

サイドの髪を束ねたら、最初に結んだゴムとほぼ同じ高さに結び目がくるように束ねる。
<STEP.4>3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す

結び目の間にサイドをまとめた毛束を通す「くるりんぱ」をする。

結び目の間にサイドをまとめた毛束を通す「くるりんぱ」をする。

結び目の間にサイドをまとめた毛束を通す「くるりんぱ」をする。
<STEP.5>毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める

「くるりんぱ」をした根元を締めるように、サイドの髪を束ねた毛束だけを左右に引っ張る。

「くるりんぱ」をした根元を締めるように、サイドの髪を束ねた毛束だけを左右に引っ張る。

<ヘアアレンジのコツ>

「くるりんぱをすることで、後頭部にも立体感が生まれます。簡単なアレンジなのに、正面はもちろん、サイド、うしろ姿、どの方向から見てもスタイルにメリハリができるんですよ」(西村さん)。

髪のボリュームが少ない人を救うハーフアップ・アレンジ術

【2】毛先がカールするゆるふわハーフアップ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

ボリュームはあるものの、トップがペタッとなりやすいモデルさんの髪。「頭頂部の髪を引き出すと、高さが出ます。頭頂部だけでなくお団子にした毛束からも髪を引き出すと、こなれ感が演出できます」(sui 店長 ヘア デザイナー・坂口勝俊さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>ヘアアイロンで毛先を外巻きに

髪全体の毛先を外巻きに1カールさせる。

髪全体の毛先を外巻きに1カールさせる。
<STEP.2>バームタイプのワックスを髪全体になじませる

ワックスを両手のひらに広げ髪を揉み込むようにしてなじませる。

ワックスを両手のひらに広げ髪を揉み込むようにしてなじませる。
<STEP.3>根元にはドライワックスタイプのスプレーを吹きつける

スプレーはそれほどスタイリング力がなくてOK。頭頂部の根元を中心にスプレーして。

スプレーはそれほどスタイリング力がなくてOK。頭頂部の根元を中心にスプレーして
<STEP.4>両耳の先端を結んだ高さに髪を束ねる

耳より上の髪を束ねてハーフアップに。

耳より上の髪を束ねてハーフアップに。
<STEP.5>結び目を抑えながら、髪をひとつまみずつ引き出す

トップがつぶれやすい人は中央、面長な人はサイドと、ボリュームが欲しい部分を中心に毛束をひとつまみずつ引き出す。

トップがつぶれやすい人は中央、面長な人はサイドと、ボリュームが欲しい部分を中心に毛束をひとつまみずつ引き出す。
<STEP.6>髪を束ねているゴムに、毛束の先だけを通して団子をつくる

団子の大きさを調整しながら、毛先をゴムに通して。

団子の大きさを調整しながら、毛先をゴムに通して。

こちらが毛先がゴムに通った状態。

こちらが毛先がゴムに通った状態。
<STEP.7>ゴムを抑えながら、団子にした毛束からひとつまみずつ髪を引き出す

あまり引っ張りすぎると団子が崩れてしまうので、引っ張りすぎに注意して。

あまり引っ張りすぎると団子が崩れてしまうので、引っ張りすぎに注意して。
<STEP.8>団子の毛先を毛束のゴムに巻き付け、ピンで留める

ゴムを隠すように毛先を巻き付け、ピンを髪で隠すように留めれば完成。

ゴムを隠すように毛先を巻き付け、ピンを髪で隠すように留めれば完成。

<ヘアアレンジのコツ>

「このスタイルは、毛先の軽さやお団子のやわらかさが表現できるので、ボリュームを出したい人はもちろんですが、抑えたい人にも向いています」(坂口さん)。

白髪と薄毛が目立たなくなる!「ゆるふわ」ハーフアップの作り方

【3】ねじってとめる簡単ハーフアップ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「顔まわりの後れ毛がパサつくと疲れた印象に見えてしまうので、アレンジの前にスタイリング剤をよくなじませて。シアバターなど柔らかいテクスチャーのものをつけると、みずみずしさ、ツヤ、束感も出すことができます」(大久保さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

耳上の毛束をねじりながら後頭部に持っていく。こめかみの毛束を少し残しておくのがポイント。毛束の中間くらいまでねじるイメージで後頭部へ持っていく。

耳上の毛束をねじりながら後頭部に持っていく。こめかみの毛束を少し残しておくのがポイント。毛束の中間くらいまでねじるイメージで後頭部へもっていく。
<STEP.2>後頭部の中央にピンで留める

ねじった毛束を後頭部の中央でピン留め。ピンを数本使って留めてもOK。

ねじった毛束を後頭部の中央でピン留め。ピンを数本使って留めてもOK。
<STEP.3> 左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

逆サイドも耳上の毛束をねじりながら後頭部へ。

逆サイドも耳上の毛束をねじりながら後頭部へ。
<STEP.4>ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする

右と同じ位置でピン留めする。

右と同じ位置でピン留めする。

<ヘアアレンジのコツ>

「後頭部の凹みが気になる方は、後頭部の毛束を少し引き出してボリュームを出すと頭の型が綺麗になります。引き出し過ぎると若作りに見えるので注意しましょう。ピンで留めた部分にヘアアクセサリーをつけても素敵です」(Joemi by Un ami 副店長 大久保 瞳さん)。

たった3分で完成!ピンだけでつくる簡単ハーフアップ

「ひとつ結び・ポニーテール」アレンジ


【1】ゆるっと上品なひとつ結び

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

このアレンジのポイントは、潰れやすい頭頂部の髪だけをつまんで引き出しているところ。フロントの髪は引き出さないのが鉄則です。「日本人の頭の型に多いのが〝ハチ張り絶壁〟。ハチが張っている部分の髪を引き出してしまうと頭デッカチに見えてしまうので、つむじ付近にある頭頂部の毛束だけを引き出して、高さと立体感を出してください。ひとつ結びの高さは上すぎると若づくりに見えてしまうので、下の方で結びましょう。落ち着いた雰囲気に見せつつ、ねじりを入れて華やかに。40代でも挑戦しやすいアレンジです」(MAGNOLiA デザイナー KAYOさん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>耳前とそれ以外の髪に分ける

耳上の髪と耳後ろの髪をざっくりと取る。

耳上の髪と耳うしろの髪をざっくりと取る。
<STEP.2>うしろの髪を束ねてゴムで結ぶ

結ぶ位置を高くすると若づくりに見えるので、高すぎない位置で結んで。

結ぶ位置を高くすると若づくりに見えるので、高すぎない位置で結んで。
<STEP.3>頭頂部の毛束を細かく引き出す

結んだ髪のゴムを持って、頭頂部を中心に毛束を細かく引き出していく。

結んだ髪のゴムを持って、頭頂部を中心に毛束を細かく引き出していく。
<STEP.4>耳上の髪をふたつに分けてねじる

根元から毛先までしっかりとねじる。

根元から毛先までしっかりとねじる。
<STEP.5>ねじった髪の毛束を引き出してゴムで結ぶ

ねじった髪の表面の髪をつまんで細かく引き出す。ゴムで結ぶ前に毛先から根元に向かって毛束を引き出すと引っ張りやすい。

ねじった髪の表面の髪をつまんで細かく引き出す。ゴムで結ぶ前に毛先から根元に向かって毛束を引き出すと引っ張りやすい。
<STEP.6>ねじった髪をうしろで結んだ髪のゴムに巻きつけて、ピンで止める

後ろで結んだ髪のゴムを隠すようにねじった髪を巻きつける。ピンで留めれば完成。

うしろで結んだ髪のゴムを隠すようにねじった髪を巻きつける。ピンで留めれば完成。

<ヘアアレンジのコツ>

「つまんだ毛束の量が多いと頭が大きく見えることも。毛束を引き出すときは〝塩ひとつまみ〟くらいのイメージで、細かく引き出してみてください」(KAYOさん)。

オバさんっぽいひとつ結びは卒業!上品で優雅な大人のまとめ髪、これが正解

【2】こなれ感のある大人のポニーテール

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

40代に似合うポニーテールについてJoemi by Un amiトップスタイリストの赤井希望さんは、「結ぶ位置」と「耳周りのボリューム感」が、「若づくりに見えないポニーテール」のポイントだと言います。「長めのミディアムヘアの場合、結ぶ位置は耳半分の上部分くらいが理想。結ぶ位置を下げすぎるとフェースラインが野暮ったく見えたり、疲れた印象、おばさん見えに直結します。〝少し高めで元気に見える〟くらいの位置が若づくりに見えない、ギリギリのラインです。あとは、耳周りのボリューム感も大事。耳上が寂しいと、一気に貧相な印象になってしまいます。耳上にボリュームが欲しいときは、毛束をねじるのが一番です」(赤井さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>耳前と耳うしろで髪を分ける

逆サイドも同様に分ける。

逆サイドも同様に分ける。
<STEP.2>耳うしろの髪をひとつ結びにする

位置は耳半分の上部分くらいがベスト。後れ毛は作らず、すべて結んで。

位置は耳半分の上部分くらいがベスト。後れ毛は作らず、すべて結んで。
<STEP.3>耳前の髪をねじりながらうしろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける

ねじりがゆるいとボワっとした印象になるので、しっかりとねじって。

ねじりがゆるいとボワっとした印象になるので、しっかりとねじって。
<STEP.4>巻きつけたらピンで留める

ピンはゴムの根元に固定するイメージで。逆サイドも同様に。

ピンはゴムの根元に固定するイメージで。逆サイドも同様に。
<STEP.5>後頭部の毛束を引き出す

ゴム付近を持ちながら後頭部の髪を引き出す。高さを出したいので、しっかりと引き出してOK。ボリューム感が足りないときは、引き出した両隣の毛束も同様に引き出して。

ゴム付近を持ちながら後頭部の髪を引き出す。高さを出したいので、しっかりと引き出してOK。ボリューム感が足りないときは、引き出した両隣の毛束も同様に引き出して。
<STEP.6>ねじった毛束もゆるっと引き出す

耳にゆるっとかかるくらいを目安にねじった毛束からも、髪を引き出して。出しすぎると疲れて見えるので、耳が透けて見えるくらいを意識すると◎。

耳にゆるっとかかるくらいを目安にねじった毛束からも、髪を引き出して。出しすぎると疲れて見えるので、耳が透けて見えるくらいを意識すると◎。
<STEP.7>前髪を外巻きにする

前髪を外巻きにすることで華やかさが加わる。

前髪を外巻きにすることで華やかさが加わる。

<ヘアアレンジのコツ>

「髪の豊かさ、若々しさを叶えているのが、後頭部の丸いフォルムです。毛束を思い切り引き出して高めにつくるのがポイントです。あとは前髪をリバースすることで、肌の露出が増えて、上品さ、色っぽさも際立ちます。」(赤井さん)。

【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ

【3】華やかな印象になれるツイストアレンジ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「毛束を中央で分けるとツイストした時に後頭部がくぼんでしまいますが、斜めに分けてツイストさせることで、後頭部の毛束が盛り上がり、自然と高さが生まれます。結ぶ位置は盆の窪のちょっと下を意識すると頭の型が綺麗に見えます」(ZACC vie スタイリスト 宮川勇人さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1> 耳上の毛束を斜めに分ける

耳上の髪を二つに分ける。分ける際に分け目が斜めになるように分けるのがコツ。

耳上の髪をふたつに分ける。分ける際に分け目が斜めになるように分けるのがコツ。
<STEP.2>左右に分けた毛束をツイストさせる

2回くらいツイストさせればOK

2回くらいツイストさせればOK!
<STEP.3>ツイストさせた毛束をひとつにまとめる

毛束をひとつにまとめてゴムで結ぶ。位置は盆の窪のちょっと下。

毛束をひとつにまとめてゴムで結ぶ。位置は盆の窪のちょっと下。
<STEP.4>襟足の毛束をねじってゴム付近にピンで留める

襟足の毛束を左右に分けたら、右の毛束をねじる。ねじりながら持ち上げてゴム付近にピンで留める。

襟足の毛束を左右に分けたら、右の毛束をねじる。ねじりながら持ち上げてゴム付近にピンで留める。

逆サイドも同様に。

逆サイドも同様に。

<ヘアアレンジのコツ>

「少し下めにまとめているので、髪の内側の白髪が目立ちにくく、40代以降の方にオススメです。後れ毛はあえて出さないのが大人のルール。自然と落ちる毛束だけで十分ニュアンスが出ます」(宮川さん)。

ツイストしてピンで留めるだけ!老け見えしない「ポニーテール」の作り方

「お団子・シニヨン」アレンジ


【1】ラフだけど上品な大人のお団子

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

40代が気をつけるポイントをZACC raffineスタイリスト・櫻井小百合さんは、「きっちりとまとめすぎると、おばさんっぽい古臭い印象になるので程よくラフに、そして無造作につくるのがポイントです」と言います。「まず、アレンジの前にワックスを髪全体に揉み込んでください。髪の内側につけておくと、ラフさ、無造作な印象がつくりやすくなります。あとはゴムで結ぶ時に毛束が耳にかかるように結びましょう。耳にきっちりとかけてしまうと、一気に老けた印象になりますが、耳を少し出すと、こなれ感、おしゃれな印象になります」(櫻井さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>髪の内側にワックスを揉み込む

地肌付近や根元は避けて、髪の中間から毛先に揉み込む。

地肌付近や根元は避けて、髪の中間から毛先に揉み込む。
<STEP.2>ねじった毛束をひとつ結びにする

ねじることでトップの立ち上がりが潰れない。

ねじることでトップの立ち上がりが潰れない。
<STEP.3>ひとつ結びを上下に分けて、上の毛束をゴムに巻きつけてピン留めする

巻きつける時は少しゆるめが◎。毛先はゴム付近にピンで留める。

巻きつける時は少しゆるめが◎。毛先はゴム付近にピンで留める。
<STEP.4> 下の毛束を上の団子に巻きつけてピンで留める

巻きつける時に後れ毛が出ないように気をつけて。

巻きつける時に後れ毛が出ないように気をつけて。

<ヘアアレンジのコツ>

「このアレンジのポイントはねじりながら毛束をひとつ結びにすることです。ワックスをなじませた毛束をねじると、根元が立ちやすく、正面から見た時に毛流れのあるラフな印象になります。耳にかけたまま結ぶのが難しい時は、結んだ後に耳上の毛束をゆるっとたるませてください。お団子にした後に引き出そうとするとシルエットが崩れてしまいます」(櫻井さん)。

「老け見え」「若作り」にならない!40代がチャレンジするならラフで上品なお団子ヘア

【2】毛束で抜け感を出すシニヨン

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「シニヨンは、一度ヘアゴムで毛束を輪っか状にしてから、さらに上下に分けてピンで留めていくと作りやすいと思います。簡単にザクザクとした毛束感が生まれるので、カジュアルでラフな印象に仕上がりますよ」(MINX銀座五丁目店 副店長 トップデザイナー 河野沙耶佳さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>髪全体にバームをもみこむ

固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。

固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。
<STEP.2>耳の高さで結ぶ

耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。

耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。
<STEP.3>毛束を輪っか状に結び、上下に分ける

さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。

さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。
<STEP.4>ピンで留めてシニヨンをつくる

上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。

上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。
<STEP.5>後頭部の毛束を引き出す

シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。

シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。

<ヘアアレンジのコツ>

「今のファッショントレンドはカジュアルなので、どんなスタイルにも抜け感が必須。そんなラフな雰囲気も、ざっくりとしたシニヨンならつくりやすいはず。流行の首元がつまった服にもぴったりです」(河野さん)。

面長を柔らかい印象に!老け見えしない「シニヨン」アレンジ

【3】ルーズだけど崩れないお団子

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

頭頂部がペタッとしやすいモデルさんの髪。「毛先に動きが出やすいように、デジタルパーマがかかっています。ただ束ねるだけで、後れ毛にも表情が生まれやすくなります」(Double ヘアスタイリスト 西川綾さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>髪をひとつに束ね、ゴムで留める

襟足付近の低い位置で束ねるのがポイント。

襟足付近の低い位置で束ねるのがポイント。
<STEP.2>束ねたゴムを抑えながら、後頭部から毛束をひとつまみずつ引き出す

後頭部に丸みをつくるイメージで、全体的にバランスよく引き出すこと。

後頭部に丸みをつくるイメージで、全体的にバランスよく引き出すこと。
<STEP.3>束ねたゴムを抑えながら、毛束を毛先からねじる

毛束の毛先を持ってねじっていくと、毛束がまとまってお団子になる。

毛束の毛先を持ってねじっていくと、毛束がまとまってお団子になる。
<STEP.4>束ねたお団子の根元をゴムで固定

お団子を最初に固定するのはピンではなくゴム。お団子の根元を束ねるようにゴムで固定。

お団子を最初に固定するのはピンではなくゴム。お団子の根元を束ねるようにゴムで固定。
<STEP.5>お団子と後頭部の髪をすくいながら、ピンで留める

お団子の根元にピンを通すと、崩れにくくなる。

お団子の根元にピンを通すと、崩れにくくなる。

<ヘアアレンジのコツ>

「ストレートな髪の方は、アレンジの前にカールアイロンで毛先をランダムに巻いておくと、ニュアンスのある後れ毛がつくれますよ」(西川さん)。

崩れない「お団子ヘア」の作りかた|オバ見えしないポイントとは?

【4】ピンを使わないデフトバンアレンジ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「毛量があって、うねりやすい方には【シニヨンスタイル】がぴったりです。ピンを使わずにアレンジできるので、まとめ髪が苦手…という方でも気軽に楽しめると思います。また、ゴムで束ねきれなかった髪が出てしまうと、きちんと感がなくなってしまうので、束ねる前にクリームやバームをしっかりなじませておくのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。

<アレンジ方法>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。
<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする

毛先を1カール内巻きにする。

毛先を1カール内巻きにする。
<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。
<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるように1つに束ねる

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。
<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す

1つに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。

1つに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。
<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。
<STEP.7>毛先を2等分にする

2つに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。

2つに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。
<STEP.8>2つに分けた毛束を交差させる

ちょうど結び目の上で交差させること。

ちょうど結び目の上で交差させること。
<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く

毛先がばらけないようにゴムで留めること。

毛先がばらけないようにゴムで留めること。
<STEP.10>デフトバンの中央の穴にお団子を通す

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。
<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付けること。

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付けること。

<ヘアアレンジのコツ>

「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。

40代に似合う【大人のシニヨンスタイル】ピンを使わない&野暮ったくならないアレンジをご紹介!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。