次なる沖縄旅は「ザ・リッツ・カールトン沖縄」へ! サステナブルな取り組みに共感!
あんなにも暑い夏を過ごしたのに、冬の気配が近づくにつれて南国への旅が恋しくなってくるから不思議です。これからの季節に過ごしやすくなって、ゴルフやシュノーケルなどアクティブに楽しむのにもちょうどいいのが沖縄。
リゾート旅を満喫するなら、那覇空港から車で約75分で到着する「ザ・リッツ・カールトン沖縄」へ。沖縄本島で最も美しいといわれる東シナ海に面する名護湾を見渡す高台にあるリゾートです。
滞在中は沖縄の豊かな恵みに浸りながら過ごす
チェックインの時間より少し早く到着したら、「ロビーラウンジ&バー」へ。まずは、グリーンの先にある海を目にしながらのアフタヌーンティーを楽しみましょう。パティシエが手作りするスイーツやセイボリーには沖縄産のフルーツや食材がたっぷりと使われています。
アフタヌーンを楽しみ、チェックインを済ませたら客室へ。スタンダードルームでも45平米という広さ。開放感があり、窓を開けて客室にいるだけでリラックスできてしまいます。
客室のバスアメニティにはサステナブルな取り組みがなされています。シャンプー類やボディローションはディプティックのバルクボトルに。
バスルームには沖縄・今帰仁で育まれた、オーガニックハイビスカスのエキスを配合したスキンケアセットが置かれていました。滞在中に使えば沖縄の恵みを肌で感じられます。
そして、リゾート滞在で忘れてはならないのがスパトリートメントです。客室棟から竹のトンネルを抜け、やんばるの森に囲まれたスパ棟へ。「ザ・リッツ・カールトン スパ 沖縄」でのトリートメントという至福のひと時が待っています。
月桃や虎貝など地元の素材を使ったメニューが魅力ですが、今回は、「Fu-Chi-Bah スカルプ」を体験。沖縄産のふーちばー(ヨモギの一種)を含むハーブ類を温めたハーバルボウルをあて、筋肉の緊張をほぐしていくスカルプに特化したトリートメント。毎日のデジタルストレスから解放され、頭の芯からすっきり!
スパにあるバイタリティプールや温浴施設が利用できるのは宿泊者とトリートメント利用者のみの特権。トリートメントの前後はもちろん、滞在中は何度も訪れました。
味わうごとに感じる、沖縄食材の魅力とパワー
地元の市場や生産者から仕入れる沖縄食材をたっぷりと使った食事も大きな魅力です。3か所の個性的なレストランが揃いますが、例えば初日は、「ちゅらぬうじ」でイタリアンのコースを。
取材時は、沖縄車海老を使った前菜や沖縄イノブタのラグーのパスタ、沖縄牛のロースト、沖縄県産蜂蜜のデザートなどを味わいました。ソースや付け合わせにも沖縄食材が盛り込まれ、味はもちろんのことコースを通して沖縄食材のポテンシャルの高さを実感!
そして、朝食は種類豊富な郷土料理をブッフェスタイルで。連泊した晩は、ダイニングの「グスク」に登場した、「ぐすくすば」という選択肢も。沖縄そばを再構築し、つけ麺スタイルで。目の前で仕上げてくれる沖縄産黒毛和牛サーロインのしゃぶしゃぶも美味!
時にはヴィーガンという選択肢もあり。バスケット入りの「プラントベースのリッツニック」なら、持ち運んで、ビーチなど好みの場所で味わえます。今回はスパ棟のデイィベッドで風を感じながらのランチタイムを楽しみました。
地元と手を取り合って進めるサステナブルな取り組み
琉球王朝から続く「迎恩(ケイオン)」の精神で、ゲストをもてなす「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。ラグジュアリーなだけではなく、地元と手を取り合い、持続可能な観光への取り組みを積極的に行っています。地域コミュニティの活性化と環境保全への取り組みをテーマにしたプログラム「サンゴの苗づくり体験」もそのひとつ。
まずはホテルでのレクチャー。サンゴ礁は最も多様性に富んだ海洋生物の生息地。さらに漁場であり、地震の津波や台風などの高波の被害を抑える天然の防波堤でもあるなど、サンゴやサンゴ礁の特徴と役割を知り、恩納村のサンゴの白化の原因は、温暖化だけでなく海洋への淡水や土砂の流入といった人的影響も大きいことを学びました。
パイナップルなどの育成や、やちむん(焼物)に欠かせない赤土が、台風などの影響で海へ流出すると、サンゴに直接的なダメージを与えてしまうそう。その対策をするとともに、ホテル近隣の恩納村の漁師たちが全国に先駆けて始めた活動が、サンゴの養殖なのです。
レクチャーの後は、サンゴの苗づくり体験を行う陸上施設「サンゴハウス」へ。サンゴと煮た成分である炭酸カルシウムなどで作られた基盤にサンゴをくくりつける体験を。このサンゴは、海中施設で半年ほどさらに育てられます。
「サンゴの苗づくり体験」に参加すると、オプションで、ダイバーとともに海に潜って苗の植え付けを体験する、「サンゴの苗付け体験オプショナルツアー」(シュノーケリング、1名¥6000)にも参加できます。
海中施設で半年ほど育ったサンゴの苗をダイバーが恩納村の海に植え付けるのを、シュノーケリングしながら見学します。透明度の高い海、そして、すでに大きく育ったサンゴを間近に見て感動を覚えました。
また、ホテルでは別な循環型の取り組みを始まっています。ホテル近くの耕作放棄地を改良し、ホテルから出たコーヒーかすなどをコンポストで堆肥にしたものを使い、ハーブや野菜を育てています。収穫した食材は、将来的にはレストランで使う予定だそう。
今回体験し、こういったホテルの取り組みをこれからも応援していこうと思いました。
マリオットグループのロイヤリティプログラム「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」では、「Good Travel with Marriott Bonvoy」を実施。今回のプログラムもこの一環です。これは、マリオット・インターナショナルグループがアジア太平洋地域の約100軒のホテルで展開するプログラム。環境保護、地域コミュニティへの参加、海洋保護の3つを軸に据え、その土地の課題に向き合い、考え、行動する機会を提供しています。機会があれば、ほかのホテルのプログラムにも参加してみたいですね。
◇ザ・リッツ・カールトン沖縄
問い合わせ先
- TEXT :
- はまだふくこさん ライフスタイルジャーナリスト
- WRITING :
- はまだふくこ