グリーン地にイエローや赤のラインが入った紙袋といえば、伊勢丹のショッピングバッグですよね。「伊勢丹タータン」と呼ばれるこの柄は、ショッピングバッグの枠を超え、現在ではいろいろなグッズにまで展開されています。
この柄が使われ始めたのは、今から60年前のこと。単なるショッピングバッグとしてだけでなく、ランチボックスを入れたり、ブックカバーにアレンジしたりと、当時の中高生が愛用したことから人気に火がつき、いつしか伊勢丹の顔になりました。
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そんな「伊勢丹タータン」を用いた人気アイテムの最新事情や、限定グッズが登場するタイミングについて、三越伊勢丹の宣伝部に伺いました。
■ 「新生タータン」のショッピングバッグに込められた思い
購入したものを運ぶツールとしてだけでなく、「人の目を喜ばせるようなものであるべきだ」との考えからつくられた、伊勢丹のショッピングバッグ。
そのこだわりは、マット系の紙質を選び、折り目を強調するためにサイズを調整したりなど、「タータン柄の織物のような、立体的な風合いを帯びて見えるように」デザインされているところからも、一目瞭然。
4種類あるショッピングバッグのサイズに応じて、持ち手の色を変えるといった、細かな気配りも施されています。
これにより、同じ柄でも形状によって表情が大きく変わります。ショッピングバッグをファッションアイテムとして捉えている、「ファッションの伊勢丹」ならではのアイディアや思いが活きたバッグです。
■ 伊勢丹タータンを使ったオリジナルの限定アイテムも展開、チャンスは3月と9月
ショッピングバッグ以外にも、現在では伊勢丹タータン柄が施されたリミテッドアイテムが多く発売されています。あのタータン柄のアイテムを見つけるとつい手が伸びてしまう、という人も多いのでは?
なかでも毎年3月、9月に開催される「オンリー・エムアイフェア」では、多くの伊勢丹タータンアイテムが登場することでファンには有名です。このフェアは現在、全国の三越伊勢丹グループ各店で開催されています(3月20日火曜日まで。9月にも開催予定)。
このフェアの特徴は、日々店頭に寄せられる、お客からの「さまざまな声」が反映されたモノづくり。「『こんなものがあったら』『こんなことができたら、きっとより豊かで幸せな気持ちになれるはず…』といった声を反映したアイテムが多数、そろっているそう。
■ 伊勢丹ファンの心をくすぐる限定アイテム
伊勢丹タータンのさまざまなアイテムは、上記フェア以外でも、オンラインショップや伊勢丹新宿店で限定販売中。伊勢丹のショッピングバッグに使用されている「マクラミン/イセタン」「ブラックウォッチ/イセタンメンズ」という、2種類の伊勢丹タータン柄を使用したオリジナル商品が展開されています。
なかでも高い人気を誇るのが、気軽にギフトとして選ぶことのできる「食品」です。現在、販売されている人気アイテムを4つ、ご紹介します。
■1:個性的な伊勢丹タータン入り「せんべいサンド」
こちらは創業63年の老舗「志ま秀」のおせんべいに、伊勢丹タータンをあしらったユニークな「えびチーズサンド」。いわば、”食べる伊勢丹タータン”です。「マスタード&チェダー&パルメジャーノ」、「紅茶&クリームチーズ」、「モツァレラ&バジル」、「チェダー&パルメジャーノ」の合計、4種類の食べくらべが楽しめます。
■2:パッと目を引くタータン柄のボックス入り「えびせんべい」
鮮やかな伊勢丹タータンのパッケージがパッと目を引く、えびせんべいの詰合せです。慶応2年に創業して以来、えびせんべいづくり一筋に伝統の味を極め続けてきた「桂新堂」。厳選した国産の素材とひとつひとつ丁寧に焼き上げられた、こだわりの味が楽しめます。香ばしい味わいは、お酒のおつまみにもおすすめ。
■3:テーブルが華やぐ限定パッケージの「お茶」
こちらは、伊勢丹新宿店のみで販売されている限定パッケージのお茶。お茶を淹れる時間が楽しくなりそうなビジュアルですよね。淹れたお茶にドライフルーツを入れて味わうのが、おすすめなのだそう。
■4:上質な肌触り。伊勢丹タータンの「フェイスタオル」
伊勢丹タータン、タオルにも! ふんわりとした肌触りが特徴の「七福タオル」のフェイスタオル。肌にのせると水滴をすっと吸水してくれる、今治タオルブランド認定商品(※1)です。使用されているのは「マクラミン/イセタン」と「ブラックウォッチ/イセタンメンズ」の2種類。ユニセックスな柄は男女問わず、ギフトにも喜ばれそうです。
長い歴史を経て、ショッピングバッグの枠を超えた数々のアイテムがつくられている、伊勢丹のタータン柄。これからどんなラインナップが増えてくるのか、ますます目が離せません!
問い合わせ先
- 伊勢丹新宿 TEL:03-3352-1111
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 松崎愛香
- EDIT :
- 高橋優海(東京通信社)