美しいクルマは心を研ぎ澄ませ、新しい一歩を踏み出すきっかけにもなります。では、いま一番美しいと称されているのは、どんなクルマでしょう?

形でいうとスポーツカーやオープンカーをイメージしがちですが、実は背の高いSUVタイプにも、とても美しい一台があります。それが、「レンジローバー ヴェラール」(RANGE ROVER VELAR、以下「ヴェラール」)。2017年に登場し、翌年には世界で最も美しいクルマ「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞した、魅力あふれる一台です。

究極の滑らかボディが見せる極上のエレガンス

突起の少ないつるんとした“スベ肌”が特徴。よそいき顔して実は荒れた道も余裕でこなす。
突起の少ないつるんとした“スベ肌”が特徴。よそいき顔して実は荒れた道も余裕でこなす。

レンジローバーは1970年から続く、ラグジュアリーSUVのシリーズ。当初は1モデルだけでしたが、現在は個性豊かな4モデルが揃い、「ヴェラール」は日本の道路環境でも乗りやすいサイズ感と洗練されたデザインが特徴です。

不整地を走るための機能と耐久性に優れた4輪駆動車から発展したSUVは、かつて無骨でワイルドな雰囲気を放つモデルが主流でした。しかし、レンジローバーは走る道を問わない高性能と美しいデザインを融合した画期的なコンセプトの下に企画され、絶え間ない改良を経て唯一無二のラグジュアリーSUVブランドの座を確立。活躍の場はカントリーからシティまでと幅広く、常に穏やかな車内環境はプレステージ性を高め、それゆえセレブリティから圧倒的な支持を受けています。

天井までの高さは1,685㎜。体を大きくかがめることなく乗りこめるのも重要なポイント!
天井までの高さは1,685㎜。体を大きくかがめることなく乗りこめるのも重要なポイント!

レンジローバーのシリーズ4モデルはどれも美しく、ライフスタイルに合わせて選べば、きっと満足できるはず。「ヴェラール」の個性は前述したとおりですが、シリーズ随一といえる流れるようなボディラインと、突起の少ない滑らかな面が織りなす佇まいから感じられるエレガンスに圧倒されます。

ドアハンドルもボディと一体化していて、乗降時にせりだしてくる仕組み。
通常はドアハンドルもボディと一体化していて、乗降時にせりだしてくる仕組み。

ミニマルな空間にいることの心地よさ

ボタンやスイッチを極力減らしたクールな空間。
ボタンやスイッチを極力なくしたクールな空間。
撮影した車両はオプションのマッサージ付き。極楽気分を味わいたいときは前面のタッチパネルで操作する。
撮影した車両はオプションのマッサージ機能付き。極楽気分を味わいたいときは前面のタッチパネルで操作する。

「ヴェラール」は室内空間も美しく仕立てられています。乗車して一番目にすることの多い前面パネルとその周辺は機能的で無駄なものがなく、細部に至るまで入念にデザインされています。ミニマルで、クール。美しい空間にいることの心地よさは、行動範囲を広げることにつながります。

2列5人乗りの車体は交通量が多い都市部でもそれほど気を使う必要のない、ちょうどいいサイズ感。背もたれをしっかりと立てた適切な乗車姿勢をとれば周囲をしっかりと見晴らせ、安心感は絶大です。

乗車中の開放感に大きく寄与するパノラミックルーフ。オプションで固定式と開閉するスライディングタイプ(写真)が選択可。
乗車中の開放感に大きく寄与するパノラミックルーフ。グレードによりオプションで固定式と開閉するスライディングタイプ(写真)が選択可。
荷室は開口部から広く、後席の背もたれをたためばゴルフ用品なども縦に積みやすい。
荷室は開口部から広く、後席の背もたれをたためばゴルフ用品なども縦に積みやすい。

広い荷室を備えた「ヴェラール」は、旅にも最適。前席のシートに付くマッサージ機能(オプション)をオンにして、エンジンや路面からのノイズや振動を極力排除した静謐で滑らかなクルージングを堪能しているうちに、目的地に着いてしまうことでしょう。

前述のマッサージ機能以外にも、「ヴェラール」にはオプションが多彩。オーダーの際には装備リストや内外装の色・素材見本を参考にじっくりと考えましょう。ビスポークの精神を宿す英国車の魅力を味わいながら、気持ちにフィットする仕様を手にすれば、内面の美しさにも磨きがかかっていくはず!

【RANGE ROVER VELAR DYNAMIC HSE D200】

ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,820×1,930×1,685mm
乗車定員:5名
車両本体価格:¥11,550,000

問い合わせ先

レンジローバー

TEL:0120-18-5568(ランドローバーコール)

この記事の執筆者
総合誌編集部を経て独立。ライフスタイル全般の企画・編集・執筆を手がける。ファッションのひとつとして自動車に関心を持ち、移動の手段にとどまらない趣味、自己表現のひとつとして提案している。