東京・銀座のグッチ並木の最上階にある「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」は、世界的に有名なシェフのマッシモ・ボットゥーラ氏とファッションブランド「グッチ」がタッグを組んだコンテンポラリーなイタリアンレストラン。
レストラン内のテラスでは、ランチタイムやアペリティーヴォ、食後の一杯などに、日本の季節の食材を使った多彩なアラカルトメニューをイタリアのバールのように楽しめるほか、今月からは「イタリア風アフタヌーンティー」の提供も始まりました。
北から南までイタリア各地で愛されてきた料理や伝統菓子がティースタンドに揃う、今回のアフタヌーンティー。先日行われたメディア向けの試食会に参加したPrecious.jpのライターが、実食レポートで詳しくご紹介します。
ワインにもティーにも合う!「イタリア風アフタヌーンティー」
■1:【上段】日本とイタリアの融合を感じるスイーツ3種
上段には3種類のスイーツが並びます。まず、アントニオ ヘッドシェフが愛してやまない日本の抹茶と、故郷のベネベントで有名なヘーゼルナッツを合わせた「抹茶とヘーゼルナッツのトルタ」。
トルタの上には抹茶パウダーが薄くまぶされており、見た目にも美しく、抹茶の風味を引き立てています。香り高い抹茶とナッツのハーモニーが絶妙で、日本の伝統的な味とイタリアのスイーツの融合を感じさせるひと品です。
次に、イタリア・トリノでリンゴットとも呼ばれるジャントゥーヤがモチーフとなった、マッシモ・ボットゥーラ氏による12年熟成のバルサミコ酢が使用された特別なチョコレート「チョコラート」。
ジャントゥーヤ特有の滑らかさと香ばしさが、上品な甘さと共に感じられ、続いてバルサミコ酢の深いコクとほのかな酸味が絶妙なアクセントになっています。
特に北イタリアで愛されているというフルーツタルト。「季節のフルーツタルト」は、サクサクとしたタルト生地の上に滑らかなカスタードクリームをたっぷり詰め、その上に旬のフルーツが美しく並べられています。
■2:【中段】 シェフの名前を刻印!遊び心あるセイボリー&スイーツ
中段にはセイボリー2種とスイーツ1種が配されています。
イタリア中部エミリア・ロマーニャ地方の料理「ピアディーナ」は、マッシモ・ボットゥーラ氏のレストラン「オステリア フランチェスカーナ」のあるこの地方で愛されている料理で、二つ折りにした生地の中にハム、スモークしたリコッタチーズ、ルッコラが挟まれています。生地のもちもち感と具材のバランスがよく、風味豊かなひと品です。
シチリアの郷土菓子「カンノーロ」。シチリアで愛されるリコッタチーズとフルーツのクリームが詰められており、後味はさわやかで軽やかです。カリッとした外側の生地とリコッタのまろやかなクリームが絶妙なハーモニーを生み出しています。
さらに、アントニオ ヘッドシェフの名前を印字した特製の「パンパオ」も魅力的です。イタリア中部の料理カルボナーラのクリームが詰められたパン生地は、外はパリッと、中はしっとりとしており、クリーミーなソースとよくマッチしています。
■3:【下段】イタリアに誘われるようなセイボリー3種
中段の2種類に加えて、下段には3種類のセイボリーが並びます。
まず、イタリア中部の島・サルデーニャで愛されるラヴィオリ「クルルジョネス」。今回は、ジャガイモ、ミント、ペコリーノチーズ、ガーリックオイルで仕上げた具を詰め、パスタをフライし、前菜スタイルで仕立てられています。
パスタのアルデンテな食感とジャガイモのクリーミーさが口の中で広がり、ミントの爽やかな香りが風味を引き立てているように感じました。
パルミジャーノとナスのクリームが入った「パルミジャーナのモナカ」。「私と一緒にイタリアへ帰ろう」というメッセージが入ったモナカはサクサクとした食感で、クリーミーなフィリングと合わさって心地よい食べごたえです。
ローマの伝統的な料理・ポルケッタからインスピレーションを受けた「セイボリーカンノーロ」は、筒の中に入った五島地鶏のレバーの濃厚な味わいと香りを存分に楽しむことができます。
あわせて注文したい!おすすめ絶品メニュー
せっかく訪れたなら、ぜひあわせて注文したいメニューのひとつが、日本語で「私たちのピザ」を意味する「La nostra pizza(ラ ノーストラ ピッツァ)」です。
このピッツァは、蒸す、揚げる、焼くといった3つの工程を経た生地に、アントニオ ヘッドシェフのスペシャリテ「パッケリ 7種のトマト」で使用するトマトソース、無農薬のハーブとサラダ、ブッラータチーズをのせた「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」オリジナルの逸品です。
これまでに味わったことのないカリッと&もっちりした生地と、濃厚で味わい深いトマトソースには驚かされます。
もうひとつのおすすめメニューが、100年以上の歴史を持つベルケル社のスライサーでカットされた生ハムです。ベルケルのスライサーならではの均一な薄さと滑らかな食感が、塩味と旨味を絶妙に引き立て、ワインやシャンパンとの相性も抜群です。
テラスに併設されたバーの棚には、グラッパ職人ロマーノ・レヴィ氏が自作のイラストのエチケットを付けた貴重なグラッパが並んでおり、料理以外にも素敵な空間にうっとりとさせられます。テラス席は予約ができないため、お天気を見て訪れ、ここでしか味わうことのできないお料理の数々をご堪能ください。
問い合わせ先
- グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ
- 「イタリア風アフタヌーンティー」
提供場所/テラス&バーカウンター
営業時間 /水曜日~日曜日 11:30~15:00(ラストオーダー フード 14:00、ドリンク 14:30)、17:00~23:00(ラストオーダー フード 22:00、ドリンク 22:30)
※アフターヌーンティーの提供時間は11:30〜15:00(ラストオーダー 14:00)のみ
※テラス席は、季節・天候によってクローズ。営業状況はお問い合わせください
定休日/月・火曜日 - TEL:03-6264-6606
- 住所/東京都中央区銀座6-6-12 グッチ並木4F
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 篠原亜由美
- EDIT :
- 小林麻美