「規矩」ってなんと読む?「ききょ」ではありませんよ!
明日・6月26日は『世界格闘技の日』です。1976(昭和51)年のこの日、プロレスラ―のアントニオ猪木氏、プロボクサーのモハメド・アリ氏の異種格闘技戦が行われたことに由来し、現在の、世界レベルの総合格闘技の礎(いしずえ)となった日…といわれております。異なる格闘技のアスリート同士が、初めてマッチするとなると、事前のルールの整備なども大変だったでしょうね。…ということで本日は「規」「則」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「規矩」ってなんと読む?
「規矩」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「コンパスと差金(さしがね)。転じて寸法や形」「考えや行動の基準とするもの。手本。規則」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「ふた通りの異なる規矩を、ひとつのルールに折衷させるのは、なかなか骨の折れる仕事ね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 規矩(きく) です。
長さを計るふたつの道具のイメージから「寸法や形」「手本や規則」という意味で使われるようになった熟語です。
さて2問目は「則」という字の入ったクイズです。
【問題2】「則ち」ってなんと読む?
「則ち」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「つまり」「まさしく」「そうすれば」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「『将を射んと欲せばまず馬を射よ』…則ち、いま懇意になるべきは、あの方の秘書、ということですね?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 則ち(すなわ-ち) です。
「即ち(すなわち)」という表記もございます。こちらも表外読みです。
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本日は、6月26日『世界格闘技の日』にちなんで、「規」「則」という字の入った日本語から、
・規矩(きく)
・則ち(すなわ-ち)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱