「連む」ってなんと読む?「つらむ」ではないですよ!

明日・8月2日は『ビーズの日』です。日にちは8をアルファベットのBに見立て、B(ビー)2(ズ)と読ませる語呂合わせで「ビーズアクセサリーの素晴らしさ、手づくりアクセサリーの楽しさを多くに人に知ってほしい…という目的で制定されました。猛暑が続きますので、屋内で楽しめる趣味を開拓する…というのも、また、楽しい夏の過ごし方かもしれませんね。ビーズと言えば、連ねて使うもの、ということで、本日は「連」という字の入ったクイズをお送りします。

【問題1】「連べ打ち」ってなんと読む?

「連べ打ち」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「立て続けに打つこと」という構成の言葉です。

<使用例>※野球の実況で

「打球は伸びて…ホームラン! 3得点を生む連べ打ち~!」

「○○べ〇ち」。
「○○べ〇ち」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… つるべうち です。

言葉の意味を、詳しく見ていきましょう。
言葉の意味を、詳しく見ていきましょう。

「連べ打ち」とは、もともと「鉄砲や弓矢の打ち手が並んで立て続けに打つこと」を指す言葉でしたが、転じて現代では「野球で打者が連続して安打すること」という意味でも使われております。「釣瓶打ち(つるべうち)」とも表記しますが、「釣瓶」は当て字です。…これをふまえて、2問目にまいります。

【問題2】「連む」ってなんと読む?

「連む」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「連れ立つ。行動を供にする」という意味です。

<使用例>

「派手な人と連んでいたと思ったら、高名なアーティストだったのね」

「○○む」。
「○○む」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… つる-む です。

現代では、俗語的に使われている言葉ですが…。

「つるむ」と読む「連む」は、古語の「つるぶ」が変化した語で、これを他動詞にすると「つるべる(※意味は、並べ連ねる)」になります。1問目の「連べ打ち」は「連べる+打つ」という構成の言葉なのです。

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本日は、8月2日『ビーズの日』にちなんで、

・連べ打ち(つる-べ-う-ち)

・連む(つる-む)

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱