「天日(○○○)」ってなんと読む?「あまび」ではありませんよ!
明日・9月21日は、令和6年の秋の社日(しゃにち)」です。「社日」は日本古来の雑節のひとつで、春と秋の二回ございます。春の社日は「春分に最も近い戊(つちのえ)の日で、土地の守護神・産土神を祀って五穀豊穣を祈る日、秋の社日は秋分に最も近い戊の日で、収穫に感謝する日、とされております。古来の暦(こよみ)には、農業を中心とした考え方を示すものが多いですね。本日は「社」「日」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「社(○○ろ)」ってなんと読む?
「社」という字の読み方として正しくなるよう、「○○ろ」の○に、それぞれ、かな1文字ずつ入れて完成させてください。
ヒント:「神社」「神の降臨する場所」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「子どものころ、あの小さなお社(○○ろ)の境内で、よく遊んだわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 社(やしろ) です。
「社(やしろ)」は、もともと「屋代(やしろ)…「代(しろ)=神を祭るために地を清めた場所」の「屋=たてもの」という意味です。
さて、2問目は「日」という字の入ったクイズです。
【問題2】「天日(○○○)」ってなんと読む?
「天日」という日本語の、読みがな3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「太陽の光。また、その熱」という意味です。
<使用例>
「私は秋の花粉症があるみたいで、この時期は、洗濯物を天日にさらすことができないの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 天日(てんぴ) です。
…意外と、読み方に迷った方がいらしたのでは?「天日」は「てんじつ」と読むと「太陽。日輪」という意味になり、「てんぴ」と読むと「太陽の光。また、その熱」という意味になります。また、読みがな3文字の読み方は「てんぴ」しかございません。「天日(てんぴ)」、わかってしまえば当たり前の口語ですが、半濁音の「ぴ」が入った言葉を意外とイメージできず、迷う場合もありそうですので、おさらいしておきました。
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本日は、9月21日、令和6年の秋の「社日」にちなんで、「社」「日」という字の入った日本語から、
・社(やしろ)
・天日(てんぴ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱