ラグジュアリーで高性能なスポーツカーを手がける英国の自動車ブランド、マクラーレン。その源流はモータースポーツにあり、日本でも有名なレーシングドライバー、アイルトン・セナがF1で輝かしい成績を収めたときに所属していたチームが、マクラーレンでした。

日本でもスポーツカー好きの間で高い人気を誇るこのブランドの、日本を含むアジア太平洋地域ディレクターを務めるのが、英国人女性のシャーロット・ディクソンさんです。このたび来日したシャーロットさんに、スポーツカーライフの魅力などを女性の目線で語っていただきました。

レースを楽しむ文化のなかで育まれたアクティブライフ

シャーロットさんは日本の食文化にも関心が高く、寿司や焼き鳥、ラーメンなどが大好きだとか。
シャーロットさんは日本の食文化にも関心が高く、寿司や焼き鳥、ラーメンなどが大好きだとか。

シャーロット・ディクソンさん

マクラーレン・オートモーティブ アジア太平洋地域ディレクター
ラグジュアリーカーブランドで約10年にわたりヨーロッパと中東エリアのセールス、マーケティング、オペレーションなどの上級職を歴任。2018年にマクラーレン・オートモーティブに入社。主要メンバーとして実績を重ね、2024年6月より同社初となる女性のアジア太平洋地域ディレクターに就任。

 

今年オープンしたばかりの、「マクラーレン横浜」のショールームで出迎えてくれたシャーロットさん。やわらかな素材のジャケットとパンツをさっそうと着こなすスタイルのよさととびきりの笑顔から、アクティブな女性であることがおのずと伝わってきます。

「私にとって体を動かすことは日常のひとつ。早朝からランニングやヨガを日課とし、余暇ではスキーやバンジージャンプ、スカイダイビングなどのスリリングなスポーツが大好き。スキーを履いたままパラシュートを開いて空を飛んだこともありますよ」

まさにマクラーレンというブランドにぴったりのライフスタイルを実践している様子。しかも英国はカーレース発祥の地であり、彼女も子供のころからサーキットに足を運んでいたそう。

「父に連れられてF1を観に行きました。イギリスでは、モータースポーツがファミリーイベントとして幅広い世代に浸透しています。そしてマクラーレンもサーキットで生まれ、公道で走るために設計されました。観るだけでなく体験するスポーツの可能性を徹底的に追及しています」

人生で感じたことのない爽快な体験を

モーター走行のEモードを備えたスポーツカー「アルトゥーラ クーペ」(手前)と屋根が開閉する「アルトゥーラ スパイダー」(奥)。
モーター走行のEモードを備えたスポーツカー「アルトゥーラ クーペ」(手前)と屋根が開閉する「アルトゥーラ スパイダー」(奥)。

シャーロットさんは、「なんでもできる」ことがマクラーレン最大の特徴だと語ります。

「まず高性能であること。そして運転するシーンに合わせてパフォーマンスを最大限に発揮できるよう走行モードを調節できる設計です。1台でサーキットから公道まで楽しむことができ、アクティブなライフスタイルにフィットします」

同社のモデルの中で、シャーロットさんが一番のお気に入りというのが、強力なモーターと電池を積んだハイブリッドカーの「アルトゥーラ」です。

シャーロットさんは「アルトゥーラ」で南フランスをドライブしたそう。「人とクルマと道、そして美しい景色。マクラーレンを運転している間は、ほかのことを考える必要がありません。人生にとって大切な時間です」
シャーロットさんは「アルトゥーラ」で南フランスをドライブしたそう。「人とクルマと道、そして美しい景色。マクラーレンを運転している間は、ほかのことを考える必要がありません。人生にとって大切な時間です」

「マクラーレンのスポーツカーは、どれも“いい音”が楽しめます。けれども、時と場合によっては控え目にふるまうことも求められますよね? その点『アルトゥーラ』にはEモードという機能が付いていて、これを選ぶとエンジン音の出ない、静かなモーター走行になります。早朝、家を出てゴルフに行くときなどに便利です。そしてサーキットではトラックモードに。エンジンとモーターの力が合わさって素晴らしい加速を楽しむことができます」

日本では昔F1ブームがあったとはいえ、いまだにサーキットが非日常の世界であることには違いなく、おいそれと出向くには敷居の高さを感じるかもしれません。しかし、マクラーレンのスポーツカーは日常の舞台でも快適で運転がしやすく、乗り手の感覚と乖離することがほとんどありません。それは多くの女性にとって、人生で感じたことのない爽快な体験となるはずです。

スーパースポーツカーはジュエリーのようなもの

「マクラーレン横浜」の一角。モニターに映っているのは、マクラーレンの創業者にしてレーシングドライバーのブルース・マクラーレン。レースで培った技術に加え、日常でのドライブの楽しみを追求したスポーツカーを体感するなら、まずはショールームへ!
「マクラーレン横浜」の一角。モニターに映っているのは、マクラーレンの創業者にしてレーシングドライバーのブルース・マクラーレン。レースで培った技術に加え、日常でのドライブの楽しみを追求したスポーツカーを体感するなら、まずはショールームへ!

一方で、流れるような美しいフォルムをもつマクラーレンには、“着こなす”楽しみも。

「マクラーレンはMSOという、内外装のカスタマイズに幅広く対応するメニューを用意しています。スポーツカーであることを強調する鮮やかな外装色やカーボンファイバーを使ったパーツから、ラグジュアリー性を高めるシックな色、素材、柄まで……。

私は、スーパースポーツカーはジュエリーに近いものだと考えています。身に付けることで誇りを感じられるのと同様の感覚を、マクラーレンなら叶えられます。日本の皆さんはトレンドにも敏感ですから、きっと満足いただけるのではないでしょうか。

快適な乗り心地と広い荷室が特徴の最新モデル「GTS」。「マクラーレンのDNAはそのままに、ゴルフや旅も楽しめる扱いやすいスポーツカーです」(シャーロットさん)
快適な乗り心地と広い荷室が特徴の最新モデル「GTS」。「マクラーレンのDNAはそのままに、ゴルフや旅も楽しめる扱いやすいスポーツカーです」(シャーロットさん)

この秋からは広い荷室を備え、大切な人を伴っての旅にも対応しやすい新型モデル、「GTS」の日本でのデリバリーが始まりました。シャーロットさんはこれからの予定として「日本をもっと知りたい。いまはまだ大都市の表面的な部分しか目にしていないので、京都や神戸、そして今日初めて訪れた横浜も含め、歴史のある街を訪ね、感性豊かで奥深い日本の魅力を体感したいです」と語っていました。

「GTS」での旅なら、すでに行ったことのある場所でも新たな発見があるはず。本当にいいものを身に付けることで得られる悦びは、アクティブであるほど高まっていくのですから。シャーロットさんのお話からは、私たちに“もっと元気に、遠くへ”と手引きする、強いメッセージを感じることができました。

そんなとき、マクラーレンは心強いパートナーとして支えてくれることでしょう。

問い合わせ先

マクラーレン・オートモーティブ

この記事の執筆者
総合誌編集部を経て独立。ライフスタイル全般の企画・編集・執筆を手がける。ファッションのひとつとして自動車に関心を持ち、移動の手段にとどまらない趣味、自己表現のひとつとして提案している。
PHOTO :
マクラーレン・オートモーティブ