今年3月、麻布台ヒルズにオープンした『アマン』の世界初姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」。5Fの「ジャヌ バー」では、2024年11月15日(金)から2025年1月13日(月・祝)の期間限定で、2名のスペシャリストによる「東京の街」をテーマにしたコラボレーションが開催されます。

酒_1,ホテル_1,東京_1
左からメメント モリ 南雲主于三氏、フロリレージュ 川手寛康氏

ジャヌ東京オープン当初よりジャヌ バーのカクテルメニューを監修し、日本を代表するミクソロジストのひとり、南雲主于三氏が新たに考案する、「東京の街」をテーマにした新作シグネチャーカクテル8品と、麻布台ヒルズにフラッグシップを構えるミシュラン二つ星フレンチレストラン「フロリレージュ」のオーナーシェフである川手寛康氏がカクテルにペアリングしたバーフード5品が提供されます。

お互いをリスペクトし合っているという2名のスペシャリストのコラボレーションによる珠玉のバー・エクスペリエンス。新作シグネチャーカクテルと、ペアリングされるバーフードについて詳しくご紹介します。

特別なバーフードとペアリング!東京の街をテーマにした「ジャヌ東京」の新作シグネチャーカクテル8選

■1:明治神宮から着想を得た「Beyond 常夜」

酒_2,ホテル_2,東京_2
明治神宮「Beyond 常夜」¥3,200

「Beyond 常夜」と題されたノンアルコールのカクテルは、日本三大神社のひとつ「明治神宮」から着想を得ています。深呼吸したくなるようなヒノキの香り、爽やかなベルガモットの酸味、そして、発酵パイナップルの奥深い甘みが織りなすハーモニー。口にした瞬間、まるで森の中にいるような、そんなリラックス効果をもたらします。グラスに敷かれたしめ縄は常夜と現世を隔てる境界線を表現し、神秘的な雰囲気を醸し出します。

「Beyond 常夜」にペアリングする川手氏のバーフードは、「米のババロア」(¥1,200)。秋田県産あきたこまちを極薄に焼き上げたチュイルは、サクサクとした食感。その中に閉じ込めたシャリッとしたフローズンババロアは、ひんやりとした爽快感とともに、バニラビーンズの豊かな香りが広がり、次第になめらかな舌触りに変化します。

■2:エビスビール発祥の地・恵比寿をテーマにした「Norimaki & Beer 海苔巻きとビール」

酒_3,ホテル_3,東京_3
恵比寿「Norimaki & Beer 海苔巻きとビール」¥3,200

エビスビール発祥の地「恵比寿」をテーマにした「Norimaki & Beer 海苔巻きとビール」。ビールと、ビールのお供として愛されてきた海苔巻きから着想を得たカクテルです。

海苔ウォッカにチルドジンジャーシロップ、大葉や梅などを合わせ、そこにエビスビールを注いで混ぜています。味の想像が付きませんが、飲んでみると驚くほどさっぱりと口当たりのよいカクテルなのだそう。最初の1杯におすすめです。

■3:カレーの聖地・神田がテーマ!異国情緒を感じられる「Achar アチャール」

酒_4,ホテル_4,東京_4
神田「Achar アチャール」¥3,400

3つ目のカクテルは、東京のカレーの聖地である「神田」がテーマ。インドカレーに欠かせないのが、インドのピクルス「Achar(アチャール)」です。アチャールは使用する食材によって、スパイスの配合を変えて作られるのですが、ジャヌ バーではオリーブ、フェネグリーク、マスタードシード、コリアンダー、カルダモンを絶妙なバランスで配合しているのだそう。

爽やかなスパイシーさの中に酸味や甘味も感じられるカクテルには、ジャヌ東京自家製のアチャールを添えて。異国情緒が味わえる一杯です。

■4:藪蕎麦発祥の地・根津に着想を得て七味を主役にした「Shichimi 七味」

酒_5,ホテル_5,東京_5
根津「Shichimi 七味」¥3,400

4つ目の街は「根津」。根津といえば、おしゃれなカフェが立ち並ぶ、外国人にも人気の東京の下町のひとつであり、日本三大蕎麦のひとつ「藪蕎麦」発祥の地でもあります。そんな蕎麦に欠かせないのが七味。七味を主役にしたカクテル「Shichimi 七味」は、メスカル、五香粉ウォッカや山椒ジン、黒七味シロップなどをシェイクし、黒葡萄を添えたスパイシーな一杯です。

こちらにペアリングされるのは、川手シェフの「マグロタルタルのそば粉タコス」(¥1,500)です。蕎麦には欠かせない七味から着想を得たカクテルに合わせるということで、生地にそば粉を使い、パリっとした食感に焼き上げています。

具材には樋長のマグロを贅沢に使い、サルサソースには玉ねぎ、トマトに練りごまなどを混ぜ合わせ、オリジナルスパイスをプラス。ナイフとフォークではなく、気軽に手でつかんで召し上がれ。

■5:本の街・神保町の古き良き喫茶店をイメージ「New Kissa ニュー喫茶」

酒_6,ホテル_6,東京_6
神保町「New Kissa ニュー喫茶」¥3,400

5つ目は、本の街として知られる「神保町」をテーマにしたカクテルが登場。何軒もの本屋が立ち並ぶ神保町のもうひとつの特徴は、本を読むための喫茶店が多いこと。

「New Kissa ニュー喫茶」は、昔ながらの喫茶店の看板メニューであるコーヒーフロートをジャヌ バーらしく、現代的にアップデート。カカオ、エスプレッソ、黒糖に、ジャスミンとココナッツクリームの風味をプラスすることで、スペシャルコールドブリューのような味わいに仕上げた一杯です。

■6:阿佐ヶ谷の伝説的な喫茶店のクリームソーダからヒントを得た「Velvet Melon ベルベットメロン」

酒_7,ホテル_7,東京_7
阿佐ヶ谷「Velvet Melon ベルベットメロン」バニラアイス ¥3,500、落花生のジェラート +¥600

6つ目は、「阿佐ヶ谷」がテーマ。阿佐ヶ谷にある伝説的な喫茶店「喫茶 gion(ギオン)」の名物がクリームソーダなのですが、このクリームソーダをヒントに誕生したのが「Velvet Melon ベルベットメロン」です。

ヨーグルト、コニャック、メロン、貴腐ワイン、ディルなどをブレンドしてろ過したのち、シャンパンで割って仕上げた、クリーミーでフルーティーな大人のためのクリームソーダ。

バニラアイスまたは、川手氏考案の「落花生のジェラート」とセットで提供されます。

■7:もんじゃの街・月島の明太子もんじゃをイメージした「Spicy Fish Egg Margarita スパイシー フィッシュエッグ マルガリータ」

酒_8,ホテル_8,東京_8
月島「Spicy Fish Egg Margarita スパイシー フィッシュエッグ マルガリータ」¥3,400

7つ目は、もんじゃの街「月島」をイメージした「Spicy Fish Egg Margarita スパイシー フィッシュエッグ マルガリータ」。もんじゃの中でも人気ナンバー1は明太子もんじゃですが、こちらは明太子をクラシックカクテルであるマルガリータとして表現したカクテルです。

生臭さを感じさせない明太子ウォッカとスモーキーなメスカルに、塩昆布を煮出したシロップで旨味を加え、アクセントに柚子を少量プラス。明太子せんべいと一緒にいただく、セイボリー感豊かなマルガリータです。

■8:広尾で復活した江戸味噌を使用した奥深い一杯「Beni Aka 紅赤」

酒_9,ホテル_9,東京_9
広尾「Beni Aka 紅赤」¥3,500

8つ目の街は「広尾」。この街には江戸時代、人々の生活にとってなくてはならない食材であった江戸味噌を復活させた店があります。そんな江戸味噌を使ったカクテルが「Beni Aka 紅赤」。カクテルの名は、当時における江戸味噌の呼称だそう。

味噌、酒粕、カカオといった発酵食材に、ジン、ラム、カンパリなどを絶妙なバランスで配合。内側に飾られたカンパリゼリーと、ロックグラスに添えられた味噌とカカオのチュイルがアクセントに。カカオのほろ苦さや味噌の塩味、酒粕のほどよい甘味と酸味が折り重なり、ミクソロジーの奥深さを感じさせてくれる1杯です。


本コラボレーションでは、フロリレージュのシグネチャーデザートである「アマゾンカカオのオムレツ」(¥1,800)も登場。アマゾンカカオ、キビ砂糖、グアナラなどを使ったオムレツは、デザートメニューとしてもおすすめ。ペアリングには、「Beni Aka 紅赤」や、ウイスキーなどのハードリカーが合うそうです。

ほかに、川手氏が子どもの頃から大好きだったというバターサンドに、フレンチのエッセンスを加えた「幸せ焦がしバターサンド」(¥1,000)も登場。温度にもフォーカスした焦がしバター、食感を極めたガレットブルトンヌと、稀少な伊江島産のラム酒などを使った一品は、現在フロリレージュのオンラインショップでのみ購入できるのだそう。特別なバターサンドを、ぜひこの機会にご賞味くださいね。

改めて多彩な東京の街の魅力を再発見できるような今回のコラボレーション。ストーリー性のあるカクテルやフードは、会話も弾みそうです。新しいシグネチャーカクテルとペアリングフードを楽しみに、ぜひジャヌ バーにお立ち寄りください。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

問い合わせ先

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。