表紙キャラクター大政 絢さんの連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」~如月~】椿の生命感を映し出し、空間を引き立てるあしらい
雑誌『Precious』の連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」】では、『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが日本独自の季節感を学ぶべく、「日本雅藝倶楽部」主宰の川邊りえこさんのご指南のもと、繊細な美意識に触れていきます。
今回は、日常の生活に草花を取り入れるようにしているという大政さんが、「日本文化の繊細な美意識を学べるような、花の嗜み」を川邊先生に教えていただきました。
「野に咲く美しさを生かすような投げ入れを。最初から整えようとせず無造作に壺に生けてから俯瞰でバランスの調整を」川邊りえこさん
大政さん:「本連載が始まる前に、花をテーマにした連載に取り組んでいたこともあり、日常の生活に草花を取り入れるようにしています。今回は、日本文化の繊細な美意識を学べるような、花の嗜みを川邊先生に教えていただきたいです」
川邊さん:「毎月開催している、『季節の心得講座』では、花・器・空間の三位一体の美を伝授しています。すでに花の知識が豊富な絢さんに挑戦していただきたいのは、壺を生かした椿の投げ入れです」
「全体を見て、余白を生かしながら空間全体が映えるように意識しました。花の向きを少し変えるだけで表情が一新」大政 絢さん
大政さん:「枝ものをたくさん生けるのは初めての経験でした。最初、壺に1本ずつ生けようとしたのですが、川邊先生のご指導で、すべてを壺に投げ入れてから、配置を整えていきました。つい手元の細部に気をとられてしまいましたが、意識的に遠くから全体を眺めながら、バランスを調整。思わずハッとするような美しさが生まれたことに、感銘を受けました」
川邊さん:「必ず俯瞰で見ることが、花の魅力を引き立てる極意ですが、絢さんはすぐに習得できましたね。ふっくらとふくらむ蕾や艶やかな葉、しなやかな枝といった、自然のありのままの美しさが存在感を放ちます。茶道の世界で尊重される『花は野にあるように』の精神が感じられるようです」
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 長谷川潤
- STYLIST :
- 古田千晶
- MODEL :
- 大政 絢(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、遠藤智子(Precious)
- 撮影協力 :
- 日本雅藝倶楽部
- 花材協力 :
- FOLK FLOWERS