「ホテル虎ノ門ヒルズ」の1階に位置する「ル・プリスティン東京」は、ベルギーのアントワープに本店を構えるオランダ出身のミシュランスターシェフ、セルジオ・ハーマン氏が監修を務めるダイニング。
シェフの故郷であるオランダのゼーラント地方の要素を散りばめたイタリア料理は“NEW ITALIAN”と称され、独自のスタイルを確立しています。「食」「ファッション」「デザイン」「アート」「音楽」が混然一体となる没入型ガストロノミー体験に興じる至高のひとときが約束されているのです。
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シェフのセルジオ氏は「料理とは、単に食べ物を作ることではなく、人々を幸せにする体験を生み出すこと」と語り、友人や家族、愛する人たちとともに楽しむささやかな幸せを自身の料理でデザインしたいと、今回の企画をスタート。
「大切な誰かと料理を囲み、温かく心地よい感覚を生み出す“ブランチ”は日常のささやかなお祝いのようなもの」とも語り、今回のブランチではセレブレーションをコンセプトに掲げています。では早速、その全貌をPrecious.jpライターのレポートを交えてご紹介します。
ル・プリスティン東京「ウィークエンドブランチ」実食レポート
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セルジオ氏の歩みを投影したコースのはじめには、故郷オランダ・ゼーラント地方の海の幸を用いた色とりどりの前菜が並ぶ「ル プリスティン プラトー」がお目見え。
ブランチのハッピームードを演出してくれるアイコニックなメニューは、アントワープの本店でも愛されている名物料理。東京店用にアレンジして提供しているのだとか。
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実家のムール貝レストランをミシュラン三つ星の名店へと導いたセルジオ氏ならではの「ムール貝のエスカベッシュ」は、身のプリッとした食感と爽やかな酸味が好印象。
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そのほか、牡丹海老にスムースなアボカドとクリームクリュを合わせた「牡丹海老 クリームクリュ アボカド ライム」など、ギャザリングタイムを盛り上げるエレガントなお料理が並びます。
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コースの中ではシェフが父から譲り受けたレシピを再現したフィッシュスープが登場。底にはアルデンテで炊き上げられたカルナローリ米が隠れています。魚介の濃厚な旨味が凝縮されたスープは、さらさらと心地よい舌触り。
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メインは3品の中から好みの一皿をチョイス。
一推しの「シーフードオレキエッテ」は、手長海老を主役にアサリやハマグリなどの魚介がふんだんに詰め込まれており、その旨味を吸い込んだショートパスタが唸るおいしさ。揺るぎないル・プリスティンのシグニチャーメニューです。ほかにも「アンコウのサルティンボッカ」、「国産あか牛のグリルロッシーニ」など、いずれも食指がそそられるラインナップ。
〆のデザートは「あまおう苺のチーズケーキ」や「抹茶と柚子のマカロン」など春を期待させる旬スイーツのほか、マドレーヌやバニラアイスをル・プリスティン風に仕上げた個性派メニューなど、バラエティ豊かなラインナップを楽しめます。
ユニークなドリンクとのペアリングにも注目
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料理のおいしさを引き立てるのは、セルジオ氏が手がけたオリジナルシャンパーニュ「ピオロ - ブリュット レゼルヴ キュヴェ セルジオ ハーマン」。ステンレスタンクで2〜3年寝かせたピノノワール主体のブレンドで、フレッシュでシャープな酸が持ち味。セルジオ氏の複雑な料理の味わいにピタリと寄り添ってくれる一本です。
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ノンアルコールを希望したゲストには、プレミアムノンアルコールドリンクの「ボタン」が提供されました。お花やハーブなどボタニカルな素材を蒸留し、香り豊かに仕上げた一杯はノンアルコールであることを忘れさせるほど華やかな味わいです。
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シェフの愛と情熱が注がれた麗しいブランチメニューに満たされた至福のひとときでした。日常の幸せを分かち合いたい大切なパートナーや友人を誘って、ぜひ体験してみてくださいね。
問い合わせ先
- ル・プリスティン東京
- 「ウィークエンドブランチ」
- 提供日/土曜・日曜・祝日 ※来店日24時間前までの要予約
提供時間/12:00~15:00(L.O. 13:30) - TEL:03-6830-1077
- 住所/東京都港区虎ノ門2-6-4 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー ホテル虎ノ門ヒルズ 1階
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 星子莉奈
- EDIT :
- 小林麻美