「賞める」ってなんと読む?「しょうめる」ではありませんよ!

明日・2月24日は小説家・直木三十五(なおきさんじゅうご)氏の忌日で、代表作である『南国太平記』にちなんで『南国忌』と呼ばれております。直木三十五といえば、文学賞の最高峰のひとつである直木賞の由来にもなった方…ということで、本日は「賞」という字を深掘りする日本語クイズをお送りします。

【問題1】「賞める」ってなんと読む?

「賞める」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「功績や善行を、ほうびを与えてたたえる」という意味です。

<使用例>

「このような場で、沢山の方に作品を賞めていただき、大変光栄です」

「○める」。
「○める」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 賞める(ほ-める) です。

「賞」の訓読みのひとつで、表外読み(常用漢字表に掲載されない読みかた)です。
「賞」の訓読みのひとつで、表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「賞」は「ショウ」という音読みのみが常用漢字になっていますが、訓読みを知ることで、字の意味がより深く理解できますよね。「賞める(ほめる)」、なるほど!です。というところで、2問目も、「賞」のもうひとつの訓読みのクイズです。

【問題2】「賞でる」ってなんと読む?

「賞でる」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「ほめ味わう。愛してそれを楽しむ。感心してほめる」という意味です。

<使用例>

「私が何より嬉しいのは、多くの方に作品を賞でていただけたことです」

「○でる」。
「○でる」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 賞でる(め-でる) です。

こちらも表外読みです。

「賞でる」…こちらも「賞める」と並んで、「賞」という字の内包する意味をより深く理解できる訓読みですね。「賞」という字には「めでるべき、すばらしいものをほめたたえる」というような意味があるのです。

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本日は、2月24日、直木三十五の忌日『南国忌』にちなんで、「賞」という字の訓読み、

・賞める(ほ-める)

・賞でる(め-でる)

をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/臨済宗建長寺派富岡山長昌寺ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱