明るいトーンのベージュは、春の陽差しにピッタリな色。しかし、ベージュ単体では物足りない印象。春色とうまく組み合わせるのが正解です。とはいえ、どうすれば「ベージュ×春色」が映える着こなしができるのか、いまいちピンとこない女性もいるはず。実は、きれい色は白との相乗効果で最愛ワードローブに進化するのです! 本稿では、ベージュ×クリーンな寒色系、ベージュ×チャーミングな暖色系の最高の着こなし方をご紹介します。

■1:クールな色使いが知的な雰囲気になる「ベージュ×クリーンな寒色系」の着こなし方

シャツ¥60,000・スカート¥66,000・ベルト¥38,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ネックレス¥1,300,000(シャンテクレール 東京店)、バングル[太]¥83,000・[細]¥360,000・リング¥74,000(ジョージ ジェンセン ジャパン)、バッグ¥64,000(ブランドニュース〈メアリ オルターナ〉)、靴¥141,000/オーダー価格(J.M. WESTON 青山店)

ベージュは着こなしをシックに見せられるというメリットをもちつつも、ともすれば肌色をくすませてしまう恐れも秘めています。鏡の前に立ち、なんだか印象が冴えないと感じたら、ブルーやオリーブなどの寒色系を組み合わせてみましょう。さりげないコントラストが生まれるだけでなく、寒色系がもつ凛とした雰囲気が、かっこいいベージュスタイルを約束します。

白のピンストライプが施されたタイトスカートには、サイダーのように爽快なブルーシャツを取り入れるとオシャレ度が上がります。比翼シャツはゆったりとしたドルマンスリーブ、スカートにはフロントにラッフルが施され、きちんと感をキープしながらも、ほんのり旬が楽しめるデザインに。淡いブルーと白の軽妙なハーモニーで、都会に似合うすっきりとした装いが完成します!

ブルーのシャツで清涼感をもたらす。シャツとスカートはマックスマーラ

モカベージュのタイトスカートとの組み合わせは、爽やかなブルーのシャツで春らしさを演出します。やや黄みのあるペールブルーは肌なじみも良好です。

澄みきったオーラを授けるジュエリー使い。バングルはジョージ ジェンセン、ネックレスはシャンテクレール

ソリッドな地金ジュエリーでベージュ配色にメリハリを。ホワイトゴールドのネックレスやシルバーのバングル&リングでシャープに。

濁りのない白小物でリッチ感を授ける。ローファーはJ.M. WESTON、ベルトはマックスマーラ

白は汚れそうだからと敬遠するのはナンセンス。くすみのない、クリーンな白小物を合わせるだけで、とたんに品格が生まれます。

(1)ベージュ×パウダーブルー

ボリオリのジャケット¥118,000・エアロンのパンツ¥43,000(コロネット)、ニット¥61,000(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、スカーフ¥79,000(エルメスジャポン)、バッグ¥161,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴¥46,000(アマン〈ペリーコ〉)

サンドベージュの背抜きジャケットとクロップド・ワイドパンツでトラッドが香る装いに。INに合わせるニットやバッグは、無難なグレーや黒を合わせて沈んだ印象にならないように注意しましょう。小さな面積だからと油断せずに、白を取り入れ、抜け感を出すのが鉄則。このコーデは知的なブルーの差し色で信頼感をもたらすので、オフィスシーンにも映えます!

エルメスのスカーフ『ロザンジュ』

ホワイトのラインが爽やかさを後押しするエルメスのスカーフ『ロザンジュ』。みずみずしい濃淡のブルーを襟元に添えれば、ネックレスに頼らずとも、聡明な印象に。ひと巻きして縦長のシルエットをつくれば、上半身がすっきり整います。

(2)ベージュ×オリーブグリーン

ブルゾン¥158,000(VINCE 表参道店)、ニット¥49,000(ザ シークレットクロゼット二子玉川〈シクラス〉)、パンツ¥68,000(ウールン商会〈ペセリコ〉)、ネックレス[短]¥340,000・[長]キーチャーム¥565,000・チェーン¥1,130,000・リング¥510,000(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ¥150,000・靴¥67,000(JIMMY CHOO)

バッグと靴をオリーブグリーンでそろえると、春のベージュスタイルに奥行きとこなれ感が出ます。ラムレザーのブルゾンとニットをまろやかなベージュでそろえたら、クロップドパンツは白でキリリと! このコーデなら、ビターな差し色使いで女らしくて、かっこいい、理想の女性像を手に入ります。

バッグと靴はJIMMY CHOO

シックなワードローブに合わせやすく、想像以上に万能なオリーブグリーンの小物。赤みの少ないドライな色味のスエード素材を選ぶことで、ベージュがもつ甘さが払拭され、着こなしに奥行きが生まれます。

■2:好感度が上がり優しげな印象になる「ベージュ×チャーミングな暖色系」の着こなし方

コート¥220,000(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ニット¥69,000・パンツ¥59,000(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、スカーフ¥52,000(エルメスジャポン)時計¥2,970,000(パテック フィリップ ジャパン)、バッグ¥154,000(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴¥46,000(アマン〈ペリーコ〉)

ベージュはシーズンレスで楽しめる色だからこそ、春らしさを演出するならば、心を浮き立たせるピンクやイエローを取り入れましょう。肌を血色よく、明るく見せる暖色は大人こそ積極的に取り入れたいもの。なじみがいい色同士なので、初心者にも挑戦しやすい反面、フラットに見えないように注意が必要です。メリハリをつくるべく、白の差し色使いを忘れずに!

大人が選ぶべきピンクは、ベージュに溶け込む淡いパウダートーン。可憐なピンクと品格あふれるベージュは、大人にふさわしいフェミニンなオーラを醸し出します。遠目から見るとワントーンにも見える繊細な色使いは、洗練度の高い着こなし。グレージュのバッグや時計で品を備えながらも、スカーフや靴で白をちりばめることで、すっきりと春らしい着こなしが完成します。

パウダーピンクでIラインシルエットに。ニットとパンツはピアッツァ センピオーネ

ノースリーブのカシミアニットとコットンパンツは、ピンクのワントーンで統一してすっきりと。パウダリーな色味がベージュとマッチします。

シルクスカーフの艶でモダンな顔立ちに。エルメスのもの

チーターが描かれたスカーフは、白×キャラメルの小粋な配色が魅力。シルクの艶めきと明るい白の相乗効果で表情も華やいで見えます。

コートの一部と靴を白でリンクさせて。ミラ・ショーンのコートとペリーコの靴

リッチ配色の鍵となる、白の少量使い。ともすれば甘くなりがちな、ベージュ×暖色をかっこよく仕上げるため、靴はポインテッドトウを選択してください。

(1)ベージュ×ラベンダーピンク

ニット¥39,000(ADORE)、スカート¥72,000(MOGA)、バングル[手首側から]¥1,410,000・¥210,000(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ¥185,000(トッズ・ジャパン)、靴¥54,000(エストネーション〈ペリーコ〉)

ざっくりとしたニットとスエードスカートのシンプルな装いも、春色でリズムをつけることで、可憐な表情に。気品があって、女らしい、旬のラベンダーピンクで心躍る春の着こなしを実現します。コットンリネンのニットは、前身ごろがショート丈に設定されているため、ボトムとのバランスもとりやすいところがポイント。バックルまで白を採用した、ショルダーバッグで着こなしの明度をアップします。

ティファニーのブレスレット「ティファニーT」

存在感のある地金バングルで「ベージュ×暖色系」のコーディネートに、モダンな輝きをもたらします。ホワイトゴールド&シルバーのソリッドな煌きでそろえると、クールでかっこいい手元に大変身!

(2)ベージュ×ミモザイエロー

ジレ¥58,000(オルドス ファッション ジャパン)、Tシャツ¥9,000(三喜商事〈アリュード〉)、パンツ¥82,000(ウールン商会〈ぺセリコ〉)、ベルト¥18,000(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ピアス¥82,000・ブレスレット¥280,000(アルテミス・ジョイエリ)、時計¥395,000(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー〈タグ・ホイヤー〉)、バッグ¥236,000(トッズ・ジャパン)、靴¥83,000(ヒラオインク〈クレジュリー〉)

晴れやかなイエローのミニバッグと白Tシャツで清潔感のあるカジュアルになります。モードな雰囲気を気軽に楽しめるロングジレは、初夏まで活躍。白のTシャツとミモザ色のバッグで、躍動感を!

リビアナ・コンティのベルトとクレジュリーの靴

春の新顔として新たに手に入れたい、スリッパシューズも、迷うことなく白を選び、足元を軽快に。白ベルトでウエストマークすれば、フラットになりがちなロングジレの装いにメリハリが生まれます。

以上、すぐに実践できるベージュ×春色のオシャレな着こなし方をお届けしました。小物やインナーで白を取り入れることで、こんなに映えるなんて意外ですよね。この春のコーデのヒントにしてみてください!

PHOTO :
水田 学(NOSTY)
STYLIST :
戸野塚かおる
HAIR MAKE :
重見幸江(gem)
MODEL :
渡辺佳子
EDIT :
川口夏希、遠藤智子(Precious)