1980年、老舗和菓子店「とらや」が、「和菓子を通して日本文化を海外の方に広めたい」という想いから、フランス・パリにオープンした「とらや パリ店」。出店当初は、羊羹が「黒い石鹸」と間違われることもあったそうで、馴染みのない文化が広まるまでには苦労や努力もあったようです。
「和菓子のよさはそのままに、現地の文化や嗜好を尊重した菓子づくりを」という発想のもとで作られてきたパリ店のお菓子。フルーツやチョコレートといった素材を使うなど試行錯誤を重ねながら、日本の素晴らしい文化を広め、今では現地でも多くのファンに愛されています。

そんな「とらや パリ店」が2025年10月6日(月)に45周年を迎えるにあたり、とらやでは、フランスで出会った数々の素材を用いた限定商品が販売されます。
パリ店45周年のテーマは「Voyage -素材との出会い-」。日本とフランスを巡る甘い旅(=Voyage)を楽しめる、3種類の商品をご紹介します。
「とらや パリ店」45周年記念の限定商品3種類
■1:新商品の羊羹が登場!「パリ店45周年詰合せ ボン ヴォヤージュ」

オンラインショップ限定で販売される「パリ店45周年詰合せ ボン ヴォヤージュ」。「ボン ヴォヤージュ(Bon voyage)」とは、フランス語で「よい旅を」という意味です。
船旅に出てさまざまな素材と出会う船乗りたちや、フランスにちなんだモチーフのイラストレーションを散りばめた特別な箱で販売されるのは、2種類の羊羹の詰め合わせです。
羊羹はどちらも新商品。カカオオレンジ羊羹「ノワールの調べ」は、2層のノワール(=黒)が美しいひと品。軽やかな苦味のカカオ入煉羊羹と、オレンジピールを散らした煉羊羹を重ね合わせており、それぞれが調和した味わいを楽しめます。
小形羊羹「ポムカルバドス」は、りんご(=ポム)と、ノルマンディー地方名産のりんごの蒸留酒「カルバドス」を組み合わせた小形羊羹。りんごの華やかな酸味と、それを引き立てる餡の風味を、刻んだりんごの食感とともに堪能できます。
「パリ店45周年詰合せ ボン ヴォヤージュ」の先行受付は、2025年8月5日(火)~8月31日(日)、お届け期間は2025年9月5日(金)~10月15日(水)です。予定数に達し次第、販売終了の可能性があるためお見逃しなく。
■2:とらや全店で販売予定!特製羊羹「ミラベルのめぐみ」

とらや全店(※一部店舗を除く)で販売される、特製羊羹「ミラベルのめぐみ」です。「ミラベル」は西洋すももの一種で、フランスでは夏の終わりから秋にかけての短い期間に収穫され市場に並びます。優しい風合いのパッケージが美しいですよね。

ミラベルの風味を生かした琥珀羹に白煉羊羹を重ね合わせた「ミラベルのめぐみ」。ミラベルの豊かな香りとほのかな酸味、白餡との調和が楽しめます。冷やすとよりおいしくいただけますよ。
販売期間は2025年8月16日(土)~9月中旬予定で、なくなり次第終了です。
■3:華やかな味わいの新商品!「あんペースト[ミラベル]」

人気の「あんペースト」にも新商品が登場です。「あんペースト[ミラベル]」は、白あんにミラベルのピューレを合わせて煉りあげたひと品。ミラベルの爽やかな香りとやさしい甘みに、レモン果汁とオードヴィを加え、華やかな味わいに仕上げています。
とらや全店(一部店舗を除く)での販売で、販売期間は2025年8月16日(土)~9月中旬を予定。なくなり次第終了です。
2025年9月からは、「パリ店45周年詰合せ ボン ヴォヤージュ」に詰め合わせている、カカオオレンジ羊羹「ノワールの調べ」と小形羊羹「ポムカルバドス」を店頭でも販売予定。また、パリにちなんだ生菓子も発売予定です。ぜひこちらの続報もお見逃しなく。
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- Precious.jp編集部