粋にいなせに、夏を乗り切る! いざ、本当に美味しい逸品を巡る旅へ【あの名店で、絶品「うなぎ」を召し上がれ!】

夏です、うなぎの季節です! 季節の節目ともいうべき土用の丑の日ですが、今年の夏はなんと、7月19日が「一の丑」、7月31日が「二の丑」と2回やってきます。夏バテ防止や健康維持にうなぎを食す、古くから伝わるこの慣わしをこの夏は、あの名店のあの絶品の味で、ぜひ。うなぎパワーで暑い夏を乗り切りましょう。

京極かねよ『きんし丼』

一度見たら忘れない、インパクト大の「きんし丼」。蒲焼の上に座布団のようにのった玉子焼、その上に閉まり切らない蓋が帽子のようにちょこんと。創業当時からある一品で、こうすることでうなぎを最後まで熱々で食べられるという工夫から誕生したとか。京都らしく、だしがしっかり効いた玉子焼は、特注の玉子焼器で厚焼きだけどふっくら仕上げる「一回流し切り」で完成。

一方うなぎは、蒸しを入れたしっとり江戸風の蒲焼。砂糖を使わず辛めのしょうゆ味のタレとふんわりうなぎ、優しいだし風味の玉子焼が三位一体となり、あっさりといただけます。赤い提灯が目印のレトロな建物でいただくのもまた、京都の風情あり。

京極かねよ「きんし丼」
名物『きんし丼』(並)漬物付¥3,000・(上)¥4,000

京風のだしが効いた玉子焼と江戸風のふっくらうなぎをご一緒に

名物「きんし丼」(並)漬物付¥3,000。玉子焼の大きさは一定で、うなぎの大きさによって丼の大きさも変わるため(上)¥4,000は玉子焼がはみ出ない。蒲焼入りの茶碗蒸し¥900もおすすめ!

【店舗詳細】京極かねよ

京極かねよの外観
 
  • 住所/京都府京都市中京区六角通新京極東入松ヶ枝町456
    TEL/075-221-0669
    時間/11:30〜15:30(L.O.15:00)、17:00〜20:30(L.O.20:00)
  • 休日/水曜、火曜夜


卯凪(うなぎ)『う巻き 上』

和食畑出身の店主が手掛ける、玉子好き、うなぎ好きにはたまらない夢のコラボレーション! 蒲焼は京都の市場でその日いちばんいい国産養殖うなぎを仕入れ、ざらめと酒、みりん、うなぎの脂で仕上げたタレを絡めながら香ばしく地焼きに。

だしがたっぷり入ったふるっふるのう巻きにも蒲焼が2切れ入り。丼のご飯にはあえてタレを敷いておらず、だし巻きからじゅわーっと染み出すだしと、地焼きのうなぎタレでご飯がすすむ。うなぎの骨を焼いてだしをとった“かけダレ”も別にあるので、そちらをかけて食べても美味。飲むように食せるかろやかなうな丼です。

卯凪(うなぎ)「う巻き 上」
『う巻き 上』肝吸い、漬物付¥2,970

だしと玉子、うなぎとタレを飲むように食らう!

ふわふわ、ふるふるのだし巻きは、1本で卵5個を使用(丼は1/2本)。「だし巻きには自信あり」と店主が言うとおり、優しい風味のだしと、地焼きならではの甘辛ダレが染み出すご飯は最高!

【店舗詳細】卯凪(うなぎ)

卯凪(うなぎ)の外観
 
  • 住所/京都府京都市北区紫野雲林院町90-4
    TEL/050-8881-3686
    時間/11:00〜14:00、17:00〜21:00(L.O.20:00)
  • 休日/火曜、第1・第3水曜(夜だけ月曜日休)

※掲載価格は2025年6月16日現在のもので、すべて税込みです。

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PHOTO :
内藤貞保
EDIT&WRITING :
田中美保、佐藤友貴絵(Precious)
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