選ぶアイテムや組み合わせ方法によって、あらゆるテイストを楽しめるホワイトの装い。カジュアルからきれいめ、モードまで、この夏参考にしたいコーディネートをご紹介します。

■1:ゼンデイヤは…スポーティにまとめてホワイトコーデの身軽さを強調

ロゴとツバがグリーンになったキャップが好アクセント。
ロゴとツバがグリーンになったキャップが好アクセント。

NYのマンハッタンでキャッチされた、歌手、俳優のゼンデイヤ。真っ白なタンクトップとスニーカーのあいだにクリームホワイトのパンツを挟みながら、お腹をちらっと見せ変化をつけて。フィット感のあるトップスと余白のあるパンツを組み合わせ、シルエットにメリハリをつけているのも参考になります。キャップを足しスポーティ気分を高めたら、仕上げに黒バッグを加え小気味よく見せました。

■2:モナ・トゥガード…足の甲を走る小さな黒ラインがシャープさを加算してくれる

スクエアネックのトップスなら甘くならず、都会的な印象に。
スクエアネックのトップスなら甘くならず、都会的な印象に。

2025年6月27日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートに現れた、モデルのモナ・トゥガード。通気性の良さそうな白のセットアップは、ややゆとりのあるロング丈のトップス、フレアスカートのおかげでエフォートレスな雰囲気。オールホワイトにしているからこそ、フラットパンプスの黒バンドがかえって引き立ち、モダンなアクセントになっています。

■3:ダイアン・バトゥキナ…魅せる白の装いでエレガントなオーラを放って

白の色味を変えること、異なる質感をミックスするという定番ルールを実践。
白の色味を変えること、異なる質感をミックスするという定番ルールを実践。

2025年6月13日、インフルエンサーのダイアン・バトゥキナをパリの街中でスナップ。パールのような気品を備えた白のサテンワンピースは、歩くたび、動くたびにしなやかに揺れ、所作ひとつひとつをエレガントに見せてくれます。そこにクリームホワイトのジャケットをレイヤードし、奥行きをメイク。空気を含ませるようにばさっと肩掛けすれば、清涼感をキープすることに成功。日差し対策、冷房対策にもおすすめです。

■4:パトリシア・ヴィルシュケは…ドレッシーなアイテムに頼って高揚感を授ける

腕はすっかり露出して首元はカバーする、そんなホルターネックブラウスが優雅さを醸します。
腕はすっかり露出して首元はカバーする、そんなホルターネックブラウスが優雅さを醸します。

2025年5月27日、デュッセルドルフでスナップされたインフルエンサーのパトリシア・ヴィルシュケ。連日シンプルな着こなしになりがちな夏こそ、ときにはドレッシーなアイテムを取り入れ気分を高めて。ボウタイ付きのホルターネックブラウスとフレアスカートのセットアップも、清楚な白なら華美になりすぎず扱いやすいです。フィッシュネットがモードな黒パンプスを合わせ、クールな配色にすれば甘さをセーブできて大人顔。

■5:ティナ・ハーゼは…白×シアーのコンビなら暑い日でも爽やかな風をまとえる

繊細なスパゲティストラップのワンピースなので、ヘアはまとめてヘルシーに肌見せ。
繊細なスパゲティストラップのワンピースなので、ヘアはまとめてヘルシーに肌見せ。

2025年7月5日、ベルリンにてデジタルクリエイターのティナ・ハーゼをスナップ。キャミソールワンピースとワイドパンツのセットアップは、白×シアーという涼感をアピールするのにぴったりなディテール。モードなアイテムながら、白ならクリーンさをキープできます。ホワイトルックの聡明さを引き出してくれるようなシルバージュエリーを重ね、きりっとしたひんやり感をプラスしました。


残暑を爽やかに乗り切る「ホワイト」の装いをご紹介しました。慣れ親しんだカラーだからこそ、モード感のあるアイテムや思い切ったレイヤードにトライしやすいというメリットがあるので、お洒落の振り幅を広げることができます。ぜひ、ご紹介した5名を参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香