【目次】
- 『インセプション』のあらすじ、概要
- 『インセプション』主要キャストは?登場人物まとめ
- レオナルド・ディカプリオ(ドム・コブ役)
- 渡辺謙(サイトー役)
- マリオン・コティヤール(モル・コブ役)
- ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アーサー役)
- エリオット・ペイジ(アリアドネ役)
- トム・ハーディ(イームス役)
- ディリープ・ラオ(ユスフ役)
- キリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー役)
- 『インセプション』のトリビア、知識
『インセプション』のあらすじ、概要

『インセプション』の公開時期
映画『インセプション』は、2010年7月16日にアメリカで公開されました。これに先駆けて、同年7月8日にロンドンでワールドプレミア(世界最速上映)が行われています。日本では同年7月15日の先行公開(試写会含む)が始まり、7月23日に全国で一般公開されました。
公開から10年後の2020年には、劇場再上映が行われ、日本でも同年8月14日よりIMAX版などで再上映されています。
さらに2023年12月には、ワーナー・ブラザース創立100周年記念企画として、109シネマズプレミアム新宿限定で再上映されました。
『インセプション』のあらすじ
人の夢の中に入り、潜在意識から情報を盗み出す「エクストラクト」のプロとして暗躍するコブ(レオナルド・ディカプリオ)。かつての過ちによって家族を失い、国に帰ることもできない彼は、ある任務の最中に“死んだはずの妻”モル(マリオン・コティヤール)の幻影と再び対峙する。
コブと相棒アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ターゲットである実業家サイトー(渡辺謙さん)の潜在意識から機密情報を抜き取ろうとするが、作戦は思わぬ形で失敗。サイトーは逆にコブの能力を見抜き、彼に“ある依頼”を持ちかける――それは「情報を盗む」ではなく、「アイデアを植え付ける=インセプション」という前人未到の任務だった。
『インセプション』主要キャストは?登場人物まとめ
「夢と現実」と軸としてさまざまな人間模様を描いた『インセプション』は、豪華俳優陣による名演技も見どころのひとつです。公開から15年の歳月が流れた現在、主要キャストを務めた俳優たちはどんな活躍ぶりを見せているのでしょうか。
それでは、『インセプション』で主要キャラクターを演じた俳優の当時と現在の写真を見ていきましょう。
レオナルド・ディカプリオ(ドム・コブ役)
まずは、主演を務めたレオナルド・ディカプリオの公開当時の姿を見てみましょう。

レオナルド・ディカプリオは、他人の夢から情報を抜き取る「エクストラクト」という手法で暗躍する産業スパイ、ドム・コブを演じました。本作で初めてクリストファー・ノーラン監督とタッグを組んだレオナルド・ディカプリオは、監督やファンの期待に応えるかのような迫真の演技を披露しました。
ここからは、2025年に撮影されたレオナルド・ディカプリオの現在の姿を見てみましょう。



『インセプション』公開当時は35歳、2025年9月時点では50歳のレオナルド・ディカプリオ。公開当時の姿は、世界中の女性ファンを魅了してきた“レオ様”らしい甘いマスク。
50代に突入してもなお、若かりしころを彷彿とさせる端正な顔立ちにうっとり。さらにミドルエイジの男性特有の気品と渋さ、貫禄も光る“イケオジ俳優”としての風格を漂わせています。
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渡辺謙さん(サイトー役)
次は、コブに協力する日本人実業家を演じた渡辺謙さんの公開当時の姿を見てみましょう。

日本の作品のみならず、海外の作品にも多く出演している渡辺謙さん。『インセプション』では、機密文書奪取事件がきっかけでコブと協力関係を築く日本人実業家・サイトーを演じました。国内外問わず活躍するベテラン俳優としての実力を発揮し、世界中の観客を魅了しました。
ここからは、渡辺謙さんの現在の姿を見てみましょう。



『インセプション』公開当時は50歳、2025年9月時点では65歳の渡辺謙さん。2010年の公開当時、すでに国内外問わず“実力派俳優”としての地位を不動のものとしていました。
シニア世代に突入した現在も、高い実力と人気ぶり。病気を患うなどの苦難を乗り越えつつ、精力的に活動中です。国際的な人気俳優のひとりとして、相変わらず世界中のファンから親しまれています。
マリオン・コティヤール(モル・コブ役)
続いて、本作最大の悪役を演じたマリオン・コティヤールの公開当時の姿を見てみましょう。

マリオン・コティヤールは、コブの亡き妻であるモル・コブを演じました。かつて愛し合った夫婦であるにも関わらず、さまざまなシーンでコブと対峙するモル。「主人公の大切な存在であり最大の敵」という難しい役柄ですが、数々の権威ある映画賞を受賞してきた実力を発揮し、完璧に演じきりました。
ここからは、マリオン・コティヤールの現在の姿を見てみましょう。




『インセプション』公開当時は34歳、2025年9月30日に50歳の誕生日を迎えるマリオン・コティヤール。公開当時の姿は若々しさと美しさを兼ね備え、妖艶さも見え隠れする魅惑的なレディ。
アラフィフ世代の現在も、息をのむほどの美貌と妖艶さは健在。世界中のファッションメディアが注目するほど洗練されたファッションセンスを活かし、大胆なシルエットのミニ丈ワンピースやシックなモノトーンコーディネートも着こなしています。
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ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アーサー役)
続いて、コブの相棒を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットの公開当時の姿を見てみましょう。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、コブの相棒でありスパイチームの“頭脳”でもあるアーサーを演じました。闇社会で一目置かれるコブと行動を共にしていたアーサー。スケジュールの都合で降板したジェームズ・フランコの代役に抜擢されたジョセフ・ゴードン=レヴィットは、辛口の批評家をうならせるほどの名演技を披露しました。
ここからは、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの現在の姿を見てみましょう。




『インセプション』公開当時は29歳、2025年9月時点では44歳のジョセフ・ゴードン=レヴィット。公開当時の写真から伝わる穏やかな表情は、産業スパイチームの一員であるアーサーとは対比的。まだ20代だったこともあって、若々しさやあどけなさも見え隠れしています。
40代半ばに差し掛かった現在は、かっちりしたスーツやジャケットがよく似合う、大人の男性の気品と色気をまとっています。若いころのあどけない笑顔も健在です。
エリオット・ペイジ(アリアドネ役)
次は、“夢の世界の構築”の才能に溢れる大学生を演じたエリオット・ペイジをご紹介します。
旧名義「エレン・ペイジ」として活動していた、公開当時の姿を見てみましょう。

エリオット・ペイジは、大学生にして“夢の世界の構築”の才能に溢れる設計士・アリアドネを演じました。コブも認めるほどの天才でありつつも、ある事実を知りチーム離脱を考えるアリアドネ。繊細な役柄ですが、ティーン時代から絶賛されていた演技力を惜しみなく発揮しました。
『インセプション』公開から10年後の2020年12月、エリオット・ペイジはトランスジェンダーであることを公表。以降は男性として生活しています。ここからは、エリオット・ペイジの現在の姿を見てみましょう。




『インセプション』公開当時は23歳、2025年9月時点では38歳のエリオット・ペイジ。女性として生活・活動していた公開当時の写真からは、ティーン時代のようなあどけなさとフレッシュさが感じられます。
アラフォー世代に差し掛かった現在も、若々しさとあどけなさが残るフレッシュな笑顔の持ち主。さらに大人の男性としての貫禄が加わり、堂々とした振る舞いに瞳を奪われそう。
トム・ハーディ(イームス役)
続いて、スパイチームの「偽装師」を演じたトム・ハーディの公開当時の姿を見てみましょう。

トム・ハーディは、「偽装師」としてチームを支えるイームスを演じました。軽々しい言動でありながら、変装と銃火器を巧みに操る凄腕スパイでもあるイームス。『インセプション』の大ヒットと共に、トム・ハーディも世界的な知名度と人気を獲得しました。
ここからは、2025年に撮影されたばかりのトム・ハーディの姿を見てみましょう。



『インセプション』公開当時は32歳、2025年9月15日に48歳の誕生日を迎えるトム・ハーディ。公開当時の姿は、イームスのようなワイルド系のイケメン。反面、若年時代のやんちゃなオーラも感じられます。
アラフィフ世代の現在は、“ワイルド系イケオジ俳優”のオーラが全開。若いころを彷彿とさせるやんちゃな雰囲気はほとんど消え、名実ともに大人の男性へと変貌しています。
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ディリープ・ラオ(ユスフ役)
続いて、どこか抜けている「調合師」を演じたディリープ・ラオの公開当時の姿を見てみましょう。

ディリープ・ラオは、スパイチームの任務遂行に必要な睡眠薬を精製する「調合師」、ユスフを演じました。「夢の世界」に潜り込むために必要不可欠な存在でありながら、コミカルな言動が目立つユスフ。観客を思わずクスッとさせる役柄は、ディリープ・ラオにとって当たり役のひとつとなっています。
ここからは、ディリープ・ラオの現在の姿を見てみましょう。


『インセプション』公開当時は36歳(公開直後の2010年7月29日付けで37歳)、2025年9月時点では52歳のディリープ・ラオ。公開当時の写真からは、コミカルな言動が光るユスフを連想させる、愛嬌のある笑顔が見て取れます。
50代に突入した現在も、愛嬌を感じる笑顔はそのまま。味のある演技力を活かし、現在も俳優として活躍中です。
キリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー役)
最後は、コブ率いる産業スパイチームの“ターゲット”を演じたキリアン・マーフィーの公開当時の姿を見てみましょう。

キリアン・マーフィーは、サイトーの競合相手の息子である実業家、ロバート・フィッシャーを演じました。家業の跡継ぎであるにも関わらず父を憎んでいたり、ある“特殊な訓練”を受けていたりと、不穏さを漂わせるロバート。世界的な実力派俳優のひとりであるキリアン・マーフィーは、この難解な役にもぴったりとはまり、多くの観客や批評家から絶賛されました。
ここからは、キリアン・マーフィーの現在の姿を見てみましょう。




『インセプション』公開当時は34歳、2025年9月時点では49歳のキリアン・マーフィー。公開当時の姿は、思わず見つめてしまいそうなほど端正な顔立ち。プライベートをさらけ出す機会がほとんどないことも相まって、ミステリアスな雰囲気が感じられます。
アラフィフ世代に差し掛かった現在も、当時と変わらないイケメンぶり。ミステリアスな雰囲気とは裏腹に、ときおり見せる優しい笑顔のギャップに魅了されそう。
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『インセプション』のトリビア、知識
ここからは、『インセプション』にまつわるトリビアをご紹介します。
『インセプション』は何が話題になった?
『インセプション』は、公開前のプロモーション活動にも力を入れていました。製作元であるワーナー・ブラザース・ピクチャーズによると、プロモーションにかかった費用はなんと1億ドル(現在のレートで150億円)にのぼり、製作費と合わせると総額2億6,000万ドル(390億円)規模のプロジェクト。。映画の大ヒットによって大幅な黒字となりましたが、いかに製作側が『インセプション』に自信をもっていたかが伝わってきます。
当初はポスターやインターネット広告などのごく一般的なプロモーションから始まり、やがて街頭ビジョンや公共交通機関の車内映像、さらには観客参加型のオンラインキャンペーンなど、斬新で大胆なプロモーションが行われました。
『インセプション』はどれくらいヒットした?
『インセプション』は公開直後から大きな反響を呼び、観客動員数と興行収入もみるみる伸びていきました。世界全体での興行収入は8億7000万ドル(約1300億円)を突破。北米地域では2億9200万ドルを超え、公開初週末の3日間だけでも6280万ドルを稼ぎ出す大盛況ぶりでした。
日本での公開当時の興行収入は約35億円で、観客動員数は270万人越えを記録。。アニメーション映画監督の庵野秀明さん、ゲームデザイナーの小島秀夫さん、モデルの蛯原友里さんなど、著名人からも絶賛のコメントが寄せられ、社会現象的な人気を博しました。
『インセプション』が起こしたブームは?
『インセプション』は、“夢の中でさらに夢を見る”という多層構造の物語と「明晰夢」を思わせる世界観が絶賛された名作映画です。
特に、コマが回り続けるラストシーンをめぐっては「コブは現実に戻れたのか?」「彼はいまだ夢の中にいるのでは?」といった議論が世界中で巻き起こりました。
2025年10月現在でも、SNSや映画ファンのブログ、動画解説などで考察記事が投稿されており、公開から15年が経ってもなお、その影響力の大きさがうかがえます。
『インセプション』の現状は?
世界中で大絶賛された『インセプション』ですが、公開から15年が経過した2025年10月現在、続編は製作されていません。クリストファー・ノーラン監督をはじめ、関係者からも正式な発表や続編構想は示されていないようです。
ただし、監督が2020年に手がけた『TENET テネット』には、『インセプション』を彷彿とさせる映像構成やテーマが多く盛り込まれており、一部の映画ファンやメディアからは“精神的続編”と評されています。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images