たった15秒で完了!老けて見える目元のアンバランスを改善

片目が小さくなってしまうのには、いくつかの原因があります。第一に、まぶたを持ち上げる上眼瞼挙筋の筋力差。年齢とともに筋肉は衰え、片方だけが重く見えやすくなることが。

2人の女性 トレーニングの指導をしている
 

さらに視力に左右差がある場合、人は無意識に見やすい方の目ばかりを酷使しがちで、結果として筋肉の発達に差が出やすくなります。加えて、頬杖や片寄った姿勢など日常のクセ、加齢による皮膚の緩みや睡眠不足、むくみも一時的に左右差を目立たせることがあります。

こうした原因にアプローチするために有効なのが、「小さく見える方の目」だけを集中的に鍛えるトレーニングです。やり方はシンプル。大きさが気にならない方の目を手で軽く覆い、視界を遮り、小さい方の目の眼瞼挙筋を鍛えるのが有効です。たった15秒で完了するので、ぜひ習慣化を。両目のバランスが整うことで、歪んだ印象がなくなり、キリッとした美人印象に変わっていきますよ。

■Step1: トレーニングしない側の目を手で軽く押さえながら塞ぐ

トレーニングしない側の目を塞ぎます。このとき眼瞼挙筋が動かないように、眉下あたりを軽く押さえるようにしましょう。

トレーニングしない側の目を手で軽く押さえながら塞ぐ
 

■Step2:人さし指を使って目尻を外側に軽く引っ張る

トレーニングする側の目尻の横に人さし指を置き、外側に少しだけ引っ張ります。

人さし指を使って目尻を外側に軽く引っ張る
 

■Step3:近く見ながら、遠くを見ながら、それぞれ15回瞬きをする

Step2の状態のまま、30〜40センチ先の近くを見ながら瞬きを15回、3メートル以上先の遠くを見ながら瞬きを15回行います。これで眼瞼挙筋のトレーニングになり、習慣化すれば目が大きく見開くように変わっていきます。

近く見ながら、遠くを見ながら、それぞれ15回瞬きをする
 

【まとめ|左右差が気になる目元に。端正顔に整える片目トレーニング4か条】
1)片目が小さく見える原因は筋力差や生活習慣、視力の違いなど複合的。
2)左右差は老け感や疲れた印象を招き、第一印象に大きく影響する。
3)小さい方の目だけを鍛える片目トレーニングで、弱った眼瞼挙筋を強化するのが効果的。
4)継続することで左右差が緩和され、老け感のない若々しく端正な目元印象を取り戻せる。

以上、「左右差が気になる目元に。端正顔に整える片目トレーニング」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月13日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「長時間の作業で疲れると片目が小さく感じることがあるので、このシンプルなトレーニングを覚えておくとよさそう。仕事の合間、目が疲れたときにやってみると、目のむくみや疲れが軽くなるような感覚があって、すっきりリフレッシュできますね」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子