お疲れ気味のとき、奮い立たせたいとき、大切な人とのお祝いや自分自身へのご褒美に。美味しい「牛肉」はいつだって、私たちに元気とパワーと幸せを運んできてくれます。
なかでも「赤身肉」はプレシャス世代の強い味方!
雑誌『Precious』10月号では【大人が喜ぶ「赤身肉」は、このひと皿!】と題し、肉LOVERSの6名が推薦する名店をお届けしました。
今回はその中から、6名が語る「赤身肉」の魅力をご紹介。
この秋は、ヘルシーで栄養たっぷり、お肉のうま味を実感できる「赤身肉」の世界へ。
【肉LOVERSの6名】
●フードジャーナリスト・森脇慶子さん|肉料理への鋭い目と深い愛に定評あり
「肉本来のうま味をストレートに味わえるのが赤身肉。噛み締めるほどににじみ出る肉汁はすっきりとしていて滋味深く、飽きのこない美味しさです」
●フードライター・小石原はるかさん|大の肉好き。火入れには一家言あり
「肉肉しいっ!あぁ、肉を食べた、と実感します」
●肉マイスター・田辺晋太郎さん|肉を語らせたら右に出るものはいない肉王子
「Get wild! 赤身のうま味、それは野性を呼び覚ますトリガー。DNAの中に眠っていた“捕らえた獲物の肉を
仲間と分け合い血肉にする”という太古の記憶を蘇らせることができる唯一の存在、それが赤身肉」
●料理研究家・行正り香さん|アメリカン・ビーフをこよなく愛す
「Makes everyone HAPPY!」
●「ステディ スタディ」代表取締役社長・神出瑞代さん|焼肉としゃぶしゃぶでさっぱりと、が定番
「ヘルシー! 食欲がなくても食べられる貴重で上質なたんぱく源です」
●「ブレゲ」事業本部長代理・内田真澄さん|友人や仕事仲間と月1回は肉会を開催
「赤身肉は、たんぱく質やビタミンB群、鉄分が豊富。上質な脂質をバランスよくとりたいときにぴったり」
〈ヘルシーで栄養たっぷり、お肉のうま味を実感できる「赤身肉」の世界へ〉

■2:リブロース…背中の部位。肩ロースとサーロインの間にあり、最も霜降りになりやすく肉質は柔らか。中心の最上級部位「リブアイ」は赤身と脂身のバランスがよく濃厚な味わい。
■3:サーロイン…背中の中央部付近。きめ細かく柔らかい肉質で適度な霜降り。ステーキの王様とも呼ばれる。
■4:肩バラ…「ブリスケ」とも呼ばれる肩に近いバラの部分。肉質は硬いがうま味あり。「三角バラ」は特上カルビとして扱われる。
■5:スネ…ふくらはぎ部分。筋は多いが味は濃厚で煮込み料理向き。スネのひき肉は最高級品。
■6:中バラ…あばら骨の周りの部位で、腹の上部分。赤身と脂肪が交互に層をなし、濃厚で風味豊か。
■7:外バラ…牛のあばら骨の下側、腹の外側の部位で、カルビとして焼肉で人気あり。
■8:テール…尾の部分。高たんぱく質でコラーゲンたっぷりなのでテールスープに。
「ネック」
首筋の部位。肉質は硬いが脂肪分が少なく、よく運動する部分なのでコクとうま味がたっぷり。コンビーフなどに加工される。
「肩ロース」
最も大きな部位のひとつで、脂肪が筋肉中に霜降り状に分布。すき焼きなど薄切りに適している。なかでもザブトンはしっかり霜降りが入るきめ細かな部位。特上ロースとして提供される。
「肩(ウデ)」
腕の部分の総称。筋肉群で構成されているため筋や筋膜が多く、肉色は濃いめ。肩から前脚の上部にかけての「クリ」はさっぱりとした赤身主体の部位。肩甲骨の裏側、サシが程よく入ったミスジも人気。
「ヒレ」
1頭に約3%しかない希少部位。脂肪が少なく非常に柔らかい。しっとりとした肉質にはうま味が溢れる。中心のシャトーブリアンはさらに繊細できめ細か。
「ランプ」
サーロインに続く腰からモモにかけての部位。きめ細かく柔らかい肉質で、適度に脂身があるが、赤身が多くさっぱりとした上品なうま味を味わえる。
「シンタマ」
モモ肉の一部で、きめが細かく柔らかく、最も肉質がよい赤身肉。丸い形をしていることから芯玉(シンタマ)と呼ばれる。
「内モモ」
モモの内側部分。牛肉のなかでは脂肪が最も少なくヘルシーな赤身肉。大きなブロック肉で扱え、水分量が多めなのでローストビーフなどにも。
「外モモ」
モモのいちばん外側の部位で、運動する筋肉が集まっている。キメが粗くしっかりとした食感で、脂肪はほとんどない。肉本来の濃いうま味が特徴。
「イチボ」
モモ肉でありながら、サーロインに似た味わいの小部位。適度な霜降りが入り、赤身肉らしく濃厚で独特の深みがある。
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- ILLUSTRATION :
- コーチはじめ
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、安村 徹(Precious)