【連載】大政 絢が紡ぐ 暮らしの “モノ語り” Vol.9

『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんがプライベートで愛用しているお気に入りのアイテムを紹介する連載【大政 絢が紡ぐ 暮らしの “モノ語り”】。

9回目となる今回は、和の趣が漂うアートにひと目惚れしたと語る大政さん。今月は、墨と手漉き和紙が織りなす作品の魅力を語ります。

「墨の濃淡が織りなすモノクロの世界に惹かれて…。モダンなアートを部屋に飾り、静謐な空気を味わいたいです」大政 絢さん

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墨抽象画家の溝口春菜氏が手掛ける手漉き和紙をキャンバスに、墨で描いた作品。書を思わせる凛とした気配と、抽象画のような曖昧さが、独自の世界観を生み出して。溝口春菜作『墨アブストラクト』/右から『FI-2』[縦30.6×横24.5cm]¥39,600・『FH-10』[縦56.7×横44.6cm]¥96,800・『PB-5』[縦30×横30cm]¥40,700(SMP GALLERY/STYLE MEETS PEOPLE) その他/私物

「アート作品を部屋に迎え入れるということは、他のアイテムを選ぶのとは異なり、自分の気持ちがより深く投影されるような気がします。お気に入りのアートを壁に飾るだけで、心落ち着く空間に。モダンでありつつ心安らぐ家づくりを目指しているので自分の感性と響き合うようなアートとの出合いを大切にしています。ある日、和室に飾るアートを探していたときにギャラリーの個展で出合ったのが、溝口春菜さんが手掛けた作品。墨の濃淡には日本の禅のスピリットも宿るようで…。本誌の過去の連載で、書に取り組んでいたこともあり、墨の濃淡が描き出す世界に強く惹かれて、フレームタイプをふたつ選びました。同じ作家さんのアートを同時にふたつ購入したのは初めてのこと。同じ世界観をもつアートが並ぶと、作品同士が対話し、物語が生まれるよう。心を満たすアートとの出合いを楽しみながら、空間をデザインする喜びを味わっていきたいと思っています」

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

SMP GALLERY/STYLE MEETS PEOPLE

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PHOTO :
FUMITO SHIBASAKI(DONNA)
STYLIST :
来住昌美
COOPERATION :
BACKGROUNDS FACTORY
EDIT&WRITING :
川口夏希、遠藤智子(Precious)
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