盛り付けひとつで、料理の印象は変わるもの。ただ、なかなか自己流では難しいですよね。そこで、簡単なのに手間がかかっているように見えるレシピや、センスあるフードコーディネートが評判の料理研究家・髙山かづえさんに、成城石井で販売されている惣菜を使った盛り付けアレンジを教えていただきました!
簡単なのに美味しそうに見える「料理の盛り付け方」10選
今回ご紹介するのは、大人数のホームパーティー用の盛り付けと、自宅で大事な人に食べてもらう盛り付けの2パターン。どれもお皿に移し替えただけの状態よりも何倍もおいしそうで、今すぐマネしたくなる盛り付けばかり! ぜひ食卓に彩りを添えるために、参考にしてみてください。
■1:「5種野菜のピリ辛チーズタッカルビ」の盛り付け
「5種野菜のピリ辛チーズタッカルビ」¥647(税込)は、鶏肉の上にふんだんに乗せてあるチーズが豪勢な一品。
【大人数用】
真ん中に置いたココットには「とろけるチーズ」を入れてチーズフォンデュに。彩り豊かな野菜は、耐熱ボールに入れ、ラップをかけてレンジでチンのひと手間でOK!
【大事な人へのおもてなし】
一品料理のように、鶏肉を中心にして蒸し野菜で彩りを添えて。箸置きに置いて箸を出すと、目上の人にも好印象です。
惣菜の場合は、時間が経つとどうしてもキャベツなど葉物の色が悪くなってしまうことも。そのためには、味を邪魔しないような野菜を少し足してあげるのがポイントです。
■2:「ポテトサラダ」&「りんご酢ときび糖仕立てのキャロットラペ」の盛り付け
数ある惣菜の中でも、定番と言えるのが「ポテトサラダ」¥411(税込)。「りんご酢ときび糖仕立てのキャロットラペ」¥323(税込)と組み合わせて盛り付けます。
【大人数用】
カッティングボードの上に、生ハムとオリーブを足して、ポテトサラダとキャロットラペを盛り付けます。カッティングボードは、フルーツ用くらいの大きさが使いやすくてベストです。自由に選べるおつまみは、大人数のパーティーで重宝します。
【大事な人へのおもてなし】
ガラスのコップにキャロットラペを盛り付けると、まるでレストランの料理のよう。キャロットラペの惣菜には、あらかじめレーズンとアーモンドも入っているので、盛り付けたときに見栄えも良いです。バケットを添えると、おしゃれなアミューズに変身します。
生ハムやオリーブは日持ちするので、急な来客用に準備しておくと便利な食材です。ハーブは、添えるだけで緑のアクセントになるので、ぜひ常備しておいてみては。
■3:「海老とスナップエンドウのシンガポール風焼きビーフン」の盛り付け
「海老とスナップエンドウのシンガポール風焼きビーフン」¥539(税込)は、そのまま食べてもボリューム満点の惣菜。
【大人数用】
トマト約1.5個を、5mm程度の厚さで半月切りします。焼きビーフンの周りをトマトで囲めば、あっという間にメインプレートに!
【大事な人へのおもてなし】
手間がかかっているように見えますが、サラダ菜の上に、焼いたウズラの卵焼きを乗せるだけの簡単盛り付け。ぜひ、他の惣菜でもアレンジして取り入れたいテクニックです。
トマトやサラダ菜のような明るい色の野菜は、器に彩りをプラスできます。惣菜のアクセントとしても、野菜のトッピングは使えます。
■4:「水餃子12ケ」の盛り付け
続いての「水餃子12ケ」¥453(税込)は、アレンジ次第で色々と楽しめそう。シンプルなおいしさが癖になります。
【大人数用】
器に盛られた水餃子は、本格中華店の点心のように豪華。炒めた豆苗(青葉で代用可)と、ラー油がアクセントになって、冷めてもおいしい一品になります。
【大事な人へのおもてなし】
スープは市販の鶏ガラスープを使えば簡単につくれます。餃子の上に乗せられたパクチーのおかげで風味豊かになっています。
手づくりだと準備に時間が掛かってしまう餃子も、惣菜ならあっという間! 急な来客に喜ばれそうなアレンジは、覚えておいて損はありません。
■5:「国産豚のジューシー焼売(小)12ケ」&「トマトとモッツァレラチーズの鶏焼売」の盛り付け
「国産豚のジューシー焼売(小)12ケ」¥647(税込)と、「トマトとモッツァレラチーズの鶏焼売」¥539(税込)を使った盛り付けアレンジは、沢山の人が集まるパーティーでも喜ばれそう。
【大人数用】
プレートの下に敷き詰めた、鮮やかなトレビスがポイント。野菜と一緒に焼売を楽しみましょう。
【大事な人へのおもてなし】
タレも一緒にお皿の上に乗せて、ワンプレート料理のようにアレンジ。豆皿の柄にもこだわって。大きめの焼売の下にはサラダ菜を添えて緑をプラス。
焼売や餃子など、同ジャンルで2商品を一緒に盛り付けると、プレート全体が華やかになります。サラダを2種類盛り付けたり、フライを2種類盛り付けたりと応用もできそうです。
ホームパーティーや、大事な人をおもてなすのに、できあいの惣菜をそのまま出すことに抵抗がある人もいるのでは? 買ってきたものへの後ろめたさがある場合は、食材に入っていない色を足してあげると華やかになります。大人数の場合、全部のメニューをつくっていたら大変ですが、惣菜を使えば、サラダやメインをつくっている間に出すことができるので、お客様を待たせずにすみます。シーンによって、惣菜と料理を使い分けてみてください。
いかがでしたでしょうか? 簡単なひと手間で、できあいの惣菜が素敵な料理に早変わり! 最後に、髙山さんに惣菜をおいしそうに盛り付けるテクはどうすれば身に付くのかお聞きしました。秘訣は、「外食時の盛り付け方で、おいしそうなものを記憶するといいですよ。ホームパーティーには、同じ惣菜をふたつずつ買うのも盛り付けにボリュームが出ておすすめです」とのこと。週末は惣菜を上手に使って、手軽なホームパーティーを楽しんでみてくださいね!
公式サイト
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池守りぜね