日本各地で育まれてきた高度なものづくりの技術と、若き担い手たちの感性が結びついた「新時代のジャパンラグジュアリー」を、ギフトという形で提案しているスタイリスト・河井真奈さん。今回ご紹介いただくのは、奈良県橿原市で360年以上にわたり酢づくりを続ける老舗酢蔵「ミヅホ」が手掛けるクラフトビネガードリンク『saku(サク)』です。

「『飲むお酢』というと、健康のために酸っぱさを我慢して飲むものというイメージをもつ方も多いかもしれません。でも、『saku』は、その先入観をいい意味で裏切ってくれます。まろやかな純米酢や黒酢に果実やスパイスが見事に調和していて、とにかくおいしい。ヘルシーであるだけではなく、『また飲みたい』と思える一杯なんです」(河井さん)

クラフトビネガードリンク「サク」
クラフトビネガードリンク『saku』。(C)奥山晴日

「キッチンやダイニングにそのまま置いても素敵な、洗練されたボトルデザインも『futo』に入荷した決め手となりました。夏バテしそうな今の時期に、お相手の健康を気遣う気持ちをさりげなく伝えられるギフトとして好適です」(河井さん)

脈々と受け継がれてきた発酵文化を、現代のライフスタイルに寄り添う形へとアップデートしたクラフトビネガードリンク『saku』。その背景にあるものづくりへの想いと商品の魅力について、河井さんに語っていただきました。 

河井真奈さん
スタイリスト
(かわい まな)女性誌、CM、ドラマのスタイリング、トークショー、商品開発アドバイザーなど幅広く活躍。2016年、ギフトに特化したWEBサイト「futo」をローンチし、2019年6月に南青山にショップをオープン。2023年5月代官山に移転。著書に『絶対 美人アイテム100』(文藝春秋)、『服を整理すれば、部屋の8割は片付く』(立東舎)。https://futo.jp/

ビネガードリンクで乾杯!伝統文化を未来につなぐ17代目の挑戦

「ミヅホ」は、江戸時代初期の1665年創業。奈良県橿原市で360年以上にわたり、木桶仕込みによる酢づくりを受け継いできた老舗酢蔵です。

その17代目を務めるのが、大西佑亮さん。先代である父・甚吾さんから「自分の代で蔵は閉めるつもりだから、継がなくていい」と伝えられていたこともあり、大学院卒業後は自動車業界へ就職しました。しかし、代々受け継がれてきた酢蔵が登録有形文化財に登録されたことを機に、「この文化を未来へつないでいきたい」という想いを強くし、家業を継ぐ決意を固めます。

ミヅホの酢蔵
国の登録有形文化財でもある酢蔵。(C)奥山晴日

「反対するお父様を説得するため、会社員として働く傍ら、お酢の新しい価値を提案する商品の試作を重ねたそうです。その挑戦から生まれたのが、クラフトビネガードリンク『saku』。大西さんの覚悟が詰まったブランドでもあります」(河井さん)

「サク」のラベル
ラベルの模様は吉野杉の木目を写し取ったもの。細部にまでこだわりが宿る。(C)奥山晴日

モダンなボトルデザインが印象的な『saku』ですが、その背景にあるのは、吉野杉の巨大木桶を使った昔ながらの酢づくり。1本が出来上がるまでには、長い年月と職人たちの技が積み重ねられていると河井さんは話します。

「お酢はお酒が発酵してできるものなので、おいしいお酢づくりは、おいしいお酒づくりから。ミヅホでは、原料となる米から丁寧に酒を醸した後、吉野杉の木桶で約3カ月かけてじっくりと発酵・熟成させる『静置発酵』という伝統的な製法を守り続けています。

現在は効率を優先して、機械で空気を送り込みながら短期間で発酵させる方法が主流ですが、静置発酵は自然の力に委ねながらゆっくり時間をかける製法です。そのぶん手間はかかりますが、酸味の角が取れた、まろやかで奥行きのある味わいに仕上がるといいます」(河井さん)

お酢の製造過程
昔ながらの静置発酵で、ゆっくりと育まれる『saku』の原点。(C)奥山晴日

さらに驚くのは、その木桶に使われる吉野杉にも徹底したこだわりがあること。

「木桶は単なる発酵の容器ではなく、酢酸菌や酵母など多様な微生物が棲みつき、蔵ごとの味を育む"生きた器"。ミヅホでは、自社で所有・管理する山で120年かけて育てた吉野杉を用い、桶職人の手によって木桶を製作しています。森を育て、木桶を作り、その木桶で酢を醸すという循環そのものが、ミヅホのものづくりを支えているのです」(河井さん)

「コメズフルーティー」と「クロズスパイシー」
「コメズ フルーティー」(左)と「クロズ スパイシー」(右)。(C)奥山晴日

「伝統的な木桶仕込みの純米酢と純玄米黒酢をベースとして、無添加のフルーツやスパイス、ハーブをじっくりと漬け込んで作られた『saku』。何百年と受け継がれてきた酢づくりの土台があるからこそ、唯一無二の奥深い味わいが実現しているといっても過言ではありません。 

おすすめの飲み方は炭酸割。お好みで5~10倍(7倍程度が目安)の炭酸水で割るだけで、モクテルのような上質な一杯が完成します。 ほかにも、トニックウォーターやお湯、さらにはジンソーダや焼酎ソーダなどで割っても、おいしくいただくことができますので、幅広い方に喜ばれるギフトだといえるでしょう」(河井さん)

「サク」のある食卓
さまざまな料理にも寄り添う『saku』。(C)奥山晴日

【フルーティー/スパイシー】発酵文化の奥深さを味わうフレーバー2種

伝統の技と現代的な感性が融合した『saku』のラインナップは次の2種類。味わいの違いを楽しめるセットでのギフトもおすすめです。

■1:果実の華やかな香りを楽しむ「コメズ フルーティ」

ミヅホの木桶仕込みの純米酢に砂糖を加え、ドライフルーツとハーブのディルを漬け込み香りづけ。フルーティで爽やかな味わいが特徴です。

コメズ フルーティー
「コメズ フルーティ」(300ml)¥2,970 原材料:純米酢、砂糖、ドライフルーツ(マンゴー、いちじく、パインアップル、みかん、クランベリー)、ディル

■2:スパイスの奥深さとまろやかなコクを堪能する「クロズ スパイシー」

ミヅホの木桶仕込みの純玄米黒酢に砂糖とはちみつ、各種スパイスとレモン、生姜を加え、軽く煮て香りづけ。スパイスと酸味が織りなす豊かな味わいが特徴です。

クロズ スパイシー
「クロズ スパイシー」300ml¥2,970 原材料:純玄米黒酢、砂糖、はちみつ、レモン、生姜、シナモン、八角、カルダモン、ジュ二パーベリー、ブラックペッパー、クローブ、バニラビーンズ

現代のライフスタイルに寄り添いながら、360年以上受け継がれてきた発酵文化の真髄にも触れられるクラフトビネガードリンク『saku』。おいしさと健康への気遣いを一緒に贈れる、上質なギフトとしておすすめしたい逸品です。

※掲載商品の価格はすべて税込みで、記事公開時のものです。

問い合わせ先

Gift Concierge futo

TEL:03-3462-2036

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WRITING :
中田綾美
EDIT :
谷 花生(Precious.jp)